第四十回  「巨人になれます・・・え?小人がいいって?」(後編)

 第40回は、この世のなんでも物を大きくしたり小さくしたりする方法について考えてみたいと思います・・・の続きです。今回はささっといきましょか〜、うーん、空想科学ぅ。

 確か前回は物質の構成する粒子間の距離を変えれば物の大きさを変えられるという話が出たと思います。まぁ、粒子といっても原子という風に決めているわけで無く、ここではその原子をも構成しうるこの世を構成する最小単位物質という考え方ですので、粒子自体の性質云々は・・・ま、あえて触れないことにします。で、粒子間の距離を変えると書きましたが、粒子間の距離を決定付けているものがあるはずです。これは・・・地球上にいる私達が重力を感じるように、色々な力が粒子間に働いているといえます。その組み合わさった力のバランスの結果が粒子間の距離、ひいては大きさを決定付けているわけですな。

 で、大きさを変えるにはどうしたらいいか?。それは粒子の大きさを決めている力に新たな作用を加えれば良いわけです。で、加える方法。たとえるなら・・・そう、波ですな。お風呂場で水をゆらゆらと揺らすと波が立って伝わって行きますよね?あの波です。波というのは「〜〜〜」な感じで盛り上がり部分と盛り下がり部分とが組みになっているわけです。高校の物理実験辺りで習う事なのですが、波に別の波をぶつけるとどうなるか?これはですね・・・2つの波が盛り上がっている同士のところは、組み合わさると盛りあがりが足し合わさってさらに波が大きくなります。一方、2つの波が盛り上がっている部分と盛り下がっている部分で合わさると、上がり分と下がり分で波がうち消えてしまうんですな。波というのはなにも水だけじゃなくって、音波とか光も波だったりしますし、量子力学の世界でも波という概念はあるようです。で、この波の重ね合わせの考えを、粒子の大きさを決める力に当てはめると・・・力を大きくする作用を加えれば物質は大きくなる、小さくする作用を加えれば物質は小さくなると・・・そういうわけです。

 波のように波動を加えてやる事で物質の大きさを変えるということですが・・・どうなんでしょ?んな効力持つ作用って・・・考え様によってはあるかも・・・。何かと何かを合わせた力、磁気と電気とか合わせたような・・・さて、将来はどうなるかな〜?(←何気に無責任(笑))。あ、ちなみにこの方法で食べ物とか大きくして食べるとすると・・・粒子間の距離は広がって大きくなっても、全体の粒子の数そのものは変わらないわけで、1度に食べる割合が同じなら同じことなのでしょうが、食べる大きさが変わらなければ食べる粒子数が減るので同じ大きさでも食べてる量は減るということに。ついでに栄養もその分減るでしょう。ただ力がかかって大きくなっているので、食べ応えに関しては同じ物を感じるかもしれません。うーん、ダイエットに使えそうな、栄養失調になりそうな・・・。小さくしたら・・・食べ応えは同じでもすぐ無くなるから・・・私ゃつまんないな〜(^^;。少食の人にはお勧め(謎)。

 今回は・・・後で考えると色々微妙な点が・・・ま、いっか。


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