June 2 mon. 晴れ 〜 CとHでルル3錠 〜
    
 9:30起床。また寝坊した。チェックアウトしてバスディーポに荷物を預け、昨日食べられなかった食パン食べ放題のお店で朝昼食。トマトソースのスパゲティランチを注文すると、好きなペーストを塗って鉄板のようなところで自分で焼く食パンが食べ放題になる。トマトソーススパゲティはいまいちだったけど、このグリル食パンは最高においしい!特にガーリックバターとチーズのペーストはベリーグッドだった。あまりのおいしさに食パン5枚も食べてしまった。飲み物とピーナッツソースがかかったバニラアイスのデザートがセットになっていて、チップ込みで6.50ドルは大変お得!! 
  
 苦しいおなかをさすりながらバスディーポへ向かい、13:00発のバスでリビエール・ド・ルーへ。バスディーポでレンタカーを借りに行ったじゅんちゃんを待つこと1時間。じゅんちゃんはワーホリ中にカナダで免許を取ったので、運転しているところを初めて見た。これから1泊2日でガスペ半島をドライブする。17:00頃、ガスペに向かって出発した。  
 強行突破のスケジュールなので、ひたすら車を走らせる。深緑・緑・黄緑色の林、緑の芝生、黄色いタンポポ、セントローレンス川・・・景色は最高!途中、スーパーに寄ってお菓子を買い、向かいのTim Horton’s(ミスタードーナツみたいなお店)でバナナマフィンとアップルフリッター(パン)と紅茶の夕食。めちゃくちゃおいしい!!じゅんちゃんにおいしいと噂は聞いていたけど、こんなに感激のおいしさだったなんて・・・。 
  

 

 

 

セントローレンス川の夕日
じゅんちゃん撮影
  
 再び車を走らせて今晩の宿のモーテルを探す。もう少し先へ行ってから・・・と、たくさんのモーテルを通りすぎ、じゃあそろそろこの辺で・・・ということになったら全然見当たらない。23:00過ぎにやっと見つけて、フロントのようなところへ入っていったら、おじさんが私たちを怪しげな目つきで見た。「泊まりたい」というと無表情で鍵をくれ、Welcome! という雰囲気ではなかった。部屋に入ってびっくり!緑色が基調の花柄のかわいい部屋だった。ニューヨークのユースがドミトリーで、ひとり1泊20USドル(2,400円)で、ここがひとり1泊26Cドル(2,300円)。この違いには、とほほ・・・って感じ。シャワーを浴びるとき、Hの方の蛇口をひねって待てども水しか出てこない。ただでさえ風邪気味なのに、3・4分ひたすらお湯が出てくるのをじっと待っていたら、なんだか頭が痛くなってきた。そして専門学校のときにフランス語の先生が「フランスではCがお湯で、Hが水」と言っていたのを思い出した。ここはカナダだから、いまいちピンとこなかった。どうやらホントに風邪をひいてしまったみたい。ルル3錠飲んで寝た。  
     
     
June 3 tue. 曇りのち晴れ 〜 おまわりさんに追いかけられた日  〜
    
 8:00起床。毛布とベットカバーをかけて寝たけど寒かった。身支度後、早々に出発。ガスペを経由してペルセ岩へ向かう。途中、適当にレストランに入り朝食を食べた。あんまり食欲がないけど、食べれば食べられる。食べ終わって“check,please.”と言ったら通じなかった。ここのおばさんはフランス語しか話せないみたい。ケベック州の人たちは、英語も話せるけどフランス語しか話さないのかと思ってたから、びっくりした。帰り際に「英語が話せなくてごめんなさいね」と、たどたどしいフランス語訛りの英語で言ってくれた。 
  
 お昼頃、ペルセ岩に到着した。じゅんちゃんは暑がっていたけど、私は寒くてじゅんちゃんの寝袋に包まってずっと寝ていた。じゅんちゃん、ごめんね・・・。ペルセ岩は長さが483mもあり、大きな穴が開いている。カナダでじゅんちゃんに聞くまで知らなかった場所だけど、「ガスペ半島を半分来たんだー!」という充実感を味わいながら岩を眺めていた。 
  

 

 

向こうに見えるのがペルセ岩
 

ペルセ岩
  
 まだ観光シーズンには早いみたいで、まわりは静かな雰囲気だった。近くのお土産屋さんで絵葉書とピンバッチを買った。ダイエットペプシを飲んだら、喉にしみて気持ちがいい。 
  
 再びリビエール・ド・ルーへ向けて出発。このまま道なりに行けば半島を1周することになるけど、来た道を戻った方が早いということで、Uターンした。レンタカーを返す時間があるので、じゅんちゃんは猛スピードで車を走らせていた。道路は広いし、まわりには芝生が広がっていて、少し離れたところが林になっているため、100km〜120kmで走っていても、それほどスピードが出ているとは感じない(制限速度は120km/h)。でも、なーんかスピードが出ていそうな・・・とメーターを見たら140km/h!!「じゅんちゃん!140出てるよっ!!」と言った瞬間、前からパトカーが・・・。すぐにUターンして追いかけてきた。おまわりさんは英語が分からず、私たちはフランス語が分からない。「英語もフランス語も分からない」ととぼけていたら、「今、174km出てたよ」とおまわりさんが英語で言ってきた。言葉が通じない振りをしていたじゅんちゃんは思わず「174km?!」と英語で答えたら、おまわりさんは「あ、ごめん、ごめん。147kmだ。英語分かんないんだよねぇ」と英語で言っていた。まあ、今回は見逃してくれた。よかったー。それ以降、じゅんちゃんは制限速度をしっかり守って、今まで以上に安全運転をしていた。 
  

車の中から撮った。海がキラキラしていてとってもキレイだった。
  
 途中のマタンヌの街でマックの夕食。ケベックで食べそこねた、ポテトのグレイビーソースがけを食べてみたけど、おいしいものではなかった。楽しみにしていたグレイビーソースとはカレー味みたいなソースだった(マックの場合)。しかも風邪をひいているのにビックマックとポテトのチーズ&カレー風味ソースがけなんて食べてしまって、気持ち悪くなった。大後悔・・・。あぁ、ざるそば食べたい・・・。 
  
 どうにかリビエール・ド・ルーに着いて、じゅんちゃんはレンタカーを返しに行った。ガスペ半島のドライブは車に乗りっぱなしの強行突破だったけど、周りの景色はとってもすばらしく、特にセントローレンス川の夕日は見たことのない美しさだった。風邪をひいていなければ最高のドライブだったのに・・・。ずっと運転してくれたじゅんちゃんに感謝!! 
  
 今夜はモンクトン経由でプリンスエドワード島へ向う。モンクトン行きのバスは夜にケベックを出て、真夜中にリビエール・ド・ルーへ来る。それまでここでぼーっとしているよりは、夕方発のバスで一度ケベックへ行き、ケベック始発のモンクトン行きのバスに乗ったほうがバスの中で眠れて、良いアイディアだ!と思っていたけど、夕方発のケベック行きのバスに間に合わなかったから、夜中の3:40まで6時間半のバス待ち。バスディーポの隣のファミレスでひたすら待った。じゅんちゃんは長距離ドライブの疲れで寝てしまった。私はずっと起きていたけど、辛い・・・。
     
       

ケベックシティ
 

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