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オーロラ鑑賞 |
1時間くらい仮眠してから22:00にロビーに集合し、前田さんに「あのぅ…昨日、チェナで手袋を片方なくしてしまったんですけど…。」と言ったら、「ええっ!?」と言われたけど、すぐに両手揃っているものと交換してくれた。ごめんなさい。
昨日、オーロラが出始めてから一度も室内に入らなくてすんごく寒かったので、今日は着れるだけ着ることにした。上はばばシャツ2枚、雪山用長袖Tシャツ、雪山用セーター、パジャマのトレーナー、フリース、日本から着てきたコート、レンタル防寒着、下はタイツ2枚、山用タイツ、パジャマのスエット、レンタル防寒着、靴下2足、山用の分厚い靴下2足、フリースの靴下。これだけ着るとまずレンタル防寒着(上)のチャックを自分で閉めることができない。歩くのも辛い。車に乗るときはレンタル防寒着(下)のチャックを開けっぱなしでレンタル防寒着(上)は脱いでいた。オーロラ観測時になによりも必要なのは手袋、そして顔付近のガード。頭と耳はフリースの帽子とレンタル防寒着の帽子でしっかりカバー。目の下ギリギリから耳、首までフリースのマフラーと普通のマフラーをグルグルに巻く。これでバッチリ。ということで耳あては必要なかった。旅行会社ごとにレンタル防寒着が同じだし、みんな顔が隠れてよく見えないから誰が誰だかわからなかったけど、3日目ともなるとなんとなく雰囲気でわかるようになった。慣れってすごいね…。
さあ、スキーランドへ出発。向っている車の中からもうオーロラが見えていた。昨日は大ブレイクだったし今日も期待大!!
スキーランドに到着後、私たちはずーっと外にいた。今日の夜の気温は-22℃。うちの冷凍庫よりも2℃低いよ…。アラスカに来る前に冷凍庫の中にしばらく手を突っ込んでみたけど、やっぱりそんなのとはくらべものにならない。メントスを口に入れると氷を口の中に入れたときみたいにピキピキって音がして4つくらいに割れた。飴のようになっていたけど、しばらく口に入れていたらふつうのメントスになった。バナナを持ってきたら釘が打てるのかなあ。。。
ぼんやりが続いていたオーロラが0:00くらいから活発になり、1:00くらいが一番ピークにすごかった。真上にすごく明るくて虹の橋のような形のオーロラが出ていたときは見学していたひとたちの影ができていたらしい。後半にカーテン状のゆらゆらオーロラ(その1、その2)が出た。ものすごい動きの早いオーロラも出た。オーロラは底辺の線がはっきりしていて上部にいくほどぼやけているんだけど、今日は上の方がちょっとオレンジ色っぽく見えた。肉眼ではほとんどが白っぽいか緑色っぽく見える。でも写真に撮ると一部赤く写ったりもするんだそう。1:00すぎにはオーロラは徐々に薄くなったけど、ずっと空を見ていた。予定通り2:00すぎにホテルに戻った。
昨日と今日くらいのオーロラを見てしまうと、1日目に白いモヤモヤが見え始めても前田さんが「では帰りましょう。」と言ったのが分かるわ。
私と前田さんの会話…
私 |
「昨日、ここに来ましたか?」 |
前田さん |
「昨日は久しぶりに休みで、ずっと寝てました。」 |
私 |
「昨日、チェナで見たオーロラは女性ガイドさんは「10点満点で9点」と言ってましたよ。」 |
前田さん |
「あとの1点はなんなんでしょうねえ。」「私たちはどうしても厳しくなりますからね。昨日はすごかったみたいですね。」 |
私 |
「今日のは10点満点で何点ですか?」 |
前田さん |
「私はオーロラには点数はつけません。みなさんでつけたらいいんじゃないですか?」 |
本当に冷めたひとだ。普通、ガイドさんはお客さんを喜ばせるためにちょっとくらい大袈裟に言ったりするでしょ?でも、私は前田さんのそういう冷めたところがすごく好きだった。信頼できる気がする。余計な愛想笑いがなくて、無表情でタンタンとしているところも良かった。
寝るときに電気を消してもカーテンの隙間からのぞく光がオーロラに見えたり、天井になにもないのにオーロラが見えてくる。ああ、私はオーロラのトリコになってしまった…。まさか翌夜、アンカレッジでもオーロラを見ることができるなんて夢にも思わず、オーロラとの別れを惜しみながら眠りについた。
え?オーロラの写真、これだけ?と思った方…
まだまだあるよ〜 こちらへどーぞ!
*** 参考までに***
私が撮ったオーロラの写真は15〜30秒シャッターを開きっぱなしで撮りました。でもオーロラは動きが速いので、あまり長くシャッターを開いているとブレた写真になってしまいます。私はフジの感度800のフィルムを使っていたんだけど、オーロラの光が強ければ15秒で撮った写真でもぜんぜん大丈夫でした。
「一眼レフを持っているけど、そんな高度なテクニックわかんない〜」と思っている方、ぜひともちょっと勉強してオーロラ写真にチャレンジしてみてください。現地のガイドさんに設定の仕方を教えてもらってもいいかも(前田さんは教えてくれた)。それに一眼レフカメラをもった観光客もたくさんいます。親切なひとがいたら教えてくれるかも…。でも最低限は勉強してからわからないことを聞くのがマナーだと思います。
なにはともあれ、一眼レフを買って7年、マニュアルモードにしたことのなかった私がこれだけオーロラの写真を撮れたのだから大丈夫!
K's
Filesやながしまさんのアラスカとオーロラのホームページがとってもわかりやすくて参考になります。専門用語などわからないことがあったらニコン一眼レフ入門 一眼レフなんてこわくない!で勉強してね。私のカメラはキヤノンだけど、ここでしっかり勉強しました。
でも…写真を撮ることに夢中にならないで、自分の目にもしっかり焼きつけてネ。 |
*** おまけ ***
オーロラ観測時に必要だと思ったもの
○ |
携帯用のイス
(立ちっぱなしは辛い) |
○ |
雪の上に座ったり寝っ転がったりするのに敷くもの
(いくら防寒着を着ているからといえ、ずっと雪の上に座っているとお尻が冷たい。真上にオーロラが出たときは上を向くより寝っ転がった方が見やすいし。) |
敷物は風が強いと飛ばされてしまって、追いかけることはほぼ不可能(まっ暗だし、坂あるし…)だからイスの方がいいのなか?
ALASKA
TOP BBS
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