素人による競馬用語解説

あくまでもKず流の解釈です。多少本当の意味と異なっている場合がありますが、ご了承ください。


あがり
 「ゴールから逆に」というような意味。
「あがり3ハロン」というように使い、ゴールするまでの3ハロン(約600m)のことをさす。


あがり馬(あがりうま)
 別にあがり性の馬ではない。
条件戦をいくつか勝ちつづけている才能が開花したと思われる馬のこと。良く使われるパターンとしては、夏の間、休養をしていた春の実績馬に対して夏の間も条件戦を戦い続け、勝ちあがってきた馬を評価する時に用いられる。


馬連(うまれん or ばれん)
 競馬の賭け方のひとつ。出走馬にはそれぞれ1から最大18番までの馬番(うまばん)がつけられる。レースで1、2着になる馬番を予想するもので、予想した2頭が順序にかかわらず当たっていれば良い。当たりにくいが、配当金が高くなりやすいので馬券の種類としては一番人気がある。


オッズ
 賭け率のこと。仮にオッズが5倍の馬券を1000円購入して的中させると、5×1000円で5000円が払い戻される。オッズがその馬券の人気のバロメータにもなる。オッズが低いほど人気が高く、あたる確率も高くなる。


カク外(かくがい)
 通常の表記は、「外」の字を四角で囲んだもの。外国人が所有し、外国人調教師が管理する馬。特別なレースしか、日本のレースには出走できない。
過去のデータがまちまちで Kず のレース予想では、予想できない馬である。


菊花賞(きっかしょう) GT 京都 芝 3000m
 11月のはじめにおこなわれるクラッシックレースの最終戦。ほとんどの4歳馬にとってはじめてとなる長丁場であるため春の実績だけでは勝てないレース。血統的な裏ずけがある思わぬ伏兵が台頭することがある。要注意は春にはGTに出走していない上がり馬で長距離血統である馬。菊花賞馬で特筆すべきはわが愛するライスシャワーである。


斤量(きんりょう)
 馬が乗せる騎手ぷらすおもりの重量。
「53キロ」〜「57キロ」という数字が多い。当然、この数字が大きいほど重いものを背負わされるので、たいへんになり軽い斤量の馬と重い斤量の馬との差が出てくる。レースの種類によって斤量の決め方、実際の斤量は異なる。


クラッシック
 3歳馬のみが出走できるGTレースで牡馬(牝馬も出走可)は4月の皐月賞、6月のダービー、11月の菊花賞、牝馬限定では4月の桜花賞、5月のオークス、10月の秋華賞を差す。3歳限定であるため一度しか出走できず、競馬に関係するものにとって非常に重要なレースと考えられている。特にダービーに勝つことは最高の栄誉とされている。たとえていうならプロ野球選手の新人王、レコード大賞の新人賞である。1999年までは内国産馬限定であったが、2000年から随時マルガイにも開放されている。


グランプリ or 有馬記念(ありまきねん) GT 中山 芝 2500m
 年末におこなわれる有馬記念のことを差す。たぶん有馬さんの功績を記念してだと思うけどよく知らない。G1レースのなかでも最高峰のれーすである。G1路線を歩んできた古馬とクラッシックロードを歩んできた4歳馬が事実上激突する最もおもしろいレース。最近では負担重量の軽い4歳馬の活躍が目立つ。順調に来ている4歳馬、特に菊花賞馬は買いである。


古馬 (こばorふるうま)
 3歳馬、4歳馬に対して5歳以上の馬を総称して古馬という。馬の年齢は数え年であり、春に生まれた馬を当歳、明けて1月から2歳、翌年3歳でデビュー、4歳はクラッシックレースがあり、競争馬としては多くは5歳から7歳までとなる。まれに8歳、9歳まで活躍する馬がいるがそれらの多くは種牡馬となれない準一級の馬である。
 人間でいうと4歳は中高生、5歳から6歳前半までが20代前半の最も充実する時である。


GT(じーわん)
 競馬のレースの格づけのひとつで、最高のレースにつけられる総称。年間20レースのみである。
 競馬は、勝利を重ねるごとに上のグレードのレースに出られるようになる仕組みになっており、GTレースに出られる競争馬はほんの一握りのエリートたちである。


軸(じく)
 馬連、枠連の馬券予想時に必要となる、確実に1着または2着に入りそうな馬。競馬の予想する場合、勝つ可能性が高いと思われる馬を絞り、その馬を「軸」として2着に入りそうな馬を何頭か選び出す方法がる。この方法とは異なり、「軸」を決めずに数頭のボックス買いすることもある。


種牡馬(しゅぼば)
 別名タネ馬。競争馬は競争生活が終わると新たな人生を踏み出すが、第2の人生のなかで最も幸せなのが種牡馬である。競争成績が良い馬のみが種牡馬となり得、GTをいくつかとるか、もしくはそこそこの成績を残し、なおかつ血統的な裏づけがある馬のみである。海外からの優秀な種牡馬が輸入されるため国内の馬で種牡馬になれる馬は数少ない。GTのひとつやふたつでは不充分である。最近ではサンデーサイレンス(スペシャルウィーク、サイレンススズカ)やブライアンズタイム(ナリタブライアン、マヤノトップガン)が有名。しかし、うらやましい第2の人生である。


ステイヤー
 馬の脚質のひとつ。長距離が得意な馬のこと。
 現代の競走馬は得意な距離によって大別されることが多い。1200m程度を得意とする「スプリンター」、1600mは「マイラー」、長距離レース(決まりはないが2500m以上、特に3000m)を得意とする「ステイヤー」の3種類が良く使われる。代表的なステイヤーは言わずと知れた「ライスシャワー」(GT3勝はすべて3000m以上のレース、中距離も勝っているが「メジロマックイーン」もステイヤー。現役馬では「メジロブライト」がこれにあたる。


ターフ(たーふ)
 もともとは芝生のこと。競馬場の芝コースをさし、競馬場(レース)を引退することをカッコつけて「ターフを去る」などと言う。


宝塚記念(たからづかきねん)GT 7月上旬 阪神競馬場 2200m
 暮れの有馬記念とともに春競馬を締めくくる春のGT最終戦。人気投票によって選出された馬が出頭し、実力ナンバーワンを決めるレースとされているが、夏の暑いさなかにレースをすることを嫌い、出頭を回避する有力馬も多いため、有馬記念ほどの重要度はない。


たてめ
 馬券の買い方の失敗。仮に予想の上で、5番、7番、9番の馬、3頭に絞り5番を軸に5−7、5−9と馬券を買うが、結果は7番と9番が1着、2着となり、7−9があたりとなった時のこと。
 5−7
 5−9
   ↑ここのように縦に来た時のことをいう。

短距離(たんきょり)
 競馬の世界で短距離とは1000mから1600mぐらいまでをさす。もちろん厳密な区分はないが、1800mから2400mぐらいまでを中距離、2500m以上を長距離とすることが多い。1200mぐらいまでを守備範囲とする馬をスプリンター、1600mを得意とする馬をマイラー、3000mぐらいを得意とする馬をステイヤーという。


中距離(ちゅうきょり) see 短距離


長距離(ちょうきょり) see 短距離


逃げ馬(にげうま)
 馬のレースはこびにはいくつかのパターンがあり、レース当初から先頭をきり、勝つ時は最後まで抜かれないレース運びをする馬のこと。他の馬がいると冷静に走れなかったり、他の馬を怖がる馬などは逃げ馬になりやすい。また、穴馬が一発狙いで先頭をきる場合もあるが、たいはんは途中で力尽きて惨敗をする。逃げ馬で強いうまは少ないが最近ではサイレンススズカ、セイウンスカイが有名。また、近年ではミホノブルボンやメジロパーマーがGT勝ちをしている逃げ馬として有名。
ほかに先行馬、差し馬、追い込み馬など


ハロン
 距離の単位であり、約200m。
通常競走馬は1ハロンをおよそ12秒程度で走る。人間の倍ほどのはやさである。


牝馬(ひんば)
 メス馬のこと。たぶん漢字の「牝」のつくりがカタカタの「ヒ」だからだと思う。


ボックス
 馬券の買いかたのひとつ。3頭以上の馬のそれぞれの組み合わせを買う場合には簡単に買える。たとえば、1、2、3、4番の馬のそれぞれの組み合わせを買う場合には、1−2、1−3、1−4、2−3、2−4、3−4の6通りの組み合わせとなる。この6とおりをそれぞれマークシートで書くよりも、「1、2、3、4のボックス」とひとまとめにして記入して購入できる。


○外(まるがい)
その馬は日本人所有であるが、その父親が外国人所有の馬の場合を‘外’の字を○で括弧って表示する。以前はクラッシックレースや天皇賞など有力G1に出走する権利がなかったが、徐々にまるがいにも出走の権利が与えられている。


持ち時計(もちどけい)
 その馬が記録したレースタイムのこと。距離ごとの自己ベスト。通常、話題に上るのは該当レースと同距離の持ち時計。競馬場によりコースが異なるため単純にタイムだけの比較はできない。


予後不良(よごふりょう)
 レース中に故障を発生し、再起のみ込みがない場合、安楽死処分となる。
細い脚であれだけの体重を支える競争馬は、1本の脚の故障が生命の危機となるので、骨折すると、馬が苦しみながら死んでいくのを避けるため、その場で薬殺することがある。
最近の例では、我が「ライスシャワー」や「サイレンススズカ」が有名。


連(れん)
 1着、2着のこと。馬券の種類のうち枠番連勝複式と馬番連勝複式はいずれも2頭選んでどちらかが1着、片方が2着に入れば当たりとなる。したがって、予想の際、1着もしくは2着にはいると思われる馬を選べば良い。このように予想において1、2着にはいることを「連にからむ」、3着以下の場合を「連をはずす」という。


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