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熊野詣で(おしまい) 8月22日
<遊んで帰ろ>

また今日から天気が下り坂である。
朝目覚めるとまた雨が降っている。

朝7:30に食事を食べ、荷物を整理し”民宿 こさかや”を出る。
今日は太地町にある、くじら浜公園に行きそして名古屋経由で静岡に戻る予定である。
宿で船とくじら浜公園の割引券をもらい教えられた道を行く。
すると、約5分で港に着く。

勝浦漁港はまぐろの水揚げ日本一・・・と聞いていたのでどれほど大きな港だろう?と思い興味を持っていた。
・・・あれ?っていうくらいの規模なのである。

最近我が家の近くの焼津港は近くに新港が出来たためそちらに移動している。
新旧の港はどちらもここよりも遥かにでかいのである・・・
観光桟橋に行き(港に行けばわかると宿で言われたが、行けばわかるのだ。)
その前にある切符売り場で紀の松島めぐりの遊覧船の切符を買う。
帰りは船に乗って戻れるかわからないので片道だけ買うことにした。

イルカ号は定刻8:30に出港、島にあるホテルや、ホテル浦島により乗客を乗せながら紀の松島めぐりに向う。
あいにくの曇天でいまいち美しく見えないが、ずっと山を見て生活していたので非常に気持ちが良い。

船内放送で観光案内をしてくれるのだが、乗務員のお兄さんが丁寧に説明してくれる。
約40分間の乗船で太地くじら浜公園に到着する。

桟橋から出るとすぐにキャッチャーボート(捕鯨で銛を打ち込むファイター)が眼に入る。
あっくんは、捕鯨自体を全く知らないので何の事やらわからない。

後ほど、博物館内で母船式捕鯨船団の事や南氷洋捕鯨の会社や沿岸捕鯨の会社があって ・・・とか言うことを模型を見ながら説明したら目を爛々と輝かせて聞いていた。
私も自身、子供の頃捕鯨船団の話を聞くと非常に興味深かったし、 南氷洋捕鯨のニュース映画等は本当に興味深かったし、今でも内容を良く覚えているのである。
プロ野球の横浜ベイスターズは、昔は南氷洋捕鯨の大洋の名前が付き、 大洋ホエールズという、そのまんまの名前のチームであった。

ここは、くじらの博物館、海洋水族館、ラッコ館、捕鯨船資料館の複合施設であり、 水族館ではイルカ、シャチ、アシカのショーがある。
切符を買って、中に入ると9:30からのアシカのショーが始まるというアナウンスがありショーを見る。

その後、続いてシャチのショーが(9:40)、ラッコ館を見て、博物館内を見学し10:40からイルカのショーを見た。
夏休みだというのに観客が少なく寂しいものである。
数年前、タイのチャンタブリーという町にあるOasis sea worldという水族館にピンクイルカのショーを見に行ったことがある。
ショーを見ていてあの時を思い出してしまった・・・・・。

そして昔あこがれたキャッチャーボート(あの頃はフェラーリよりも好きだった)の内部を見ガキの頃の憧れの船に触れられたことに対し感謝したのである。

帰りの船に乗るため桟橋近くの売店でチケットを買う。ついでにソフトクリームを食べる。
帰りの船は観光をしないで勝浦に直行するので15分で到着。

歩いてJR紀伊勝浦駅に行きワイドビュー南紀6号名古屋行きの自由席チケットを買う。
紀伊勝浦が始発駅なので座席は空いているだろう・・・・

発車時刻である12:46まで少し時間があるので、外へ飯を食いに行く。
まぐろ丼という、鉄火丼を食す・・・まぐろが少ないな(まぐろが旨かったから)・・・
覚えたての”じゃばら(橙の小さめの奴?)ジュース”を飲み駅に向う。
途中の土産物屋でじゃばらジュースを4本買って家へのお土産にする。

改札を通りホームに行くと既に南紀6号はスタンバっていた。
海側の自由席も空いていて座ることが出来た。
外の景色はずっと雨で、どよんと暗〜い雰囲気が名古屋まで続いた。

名古屋駅着は予定時刻の16:20、13番線に入った。
改札を出るとあっくんは「赤福買って。」「はいよ」お土産がもう一個増えた。
17:00丁度の東名バス静岡行きがあるのでそれに乗ってみる。
学生時代にずっと名古屋に居たのだが、東名バスというのは利用したことが無かった。
約3時間で家の近くの東名大井川バス停まで行ける。
新幹線だと、こだまで掛川。たまに静岡に停車するひかりがあるとそれで静岡まで。
そこからローカル線に乗り換えて約30分・・・どんなに早くても藤枝駅まで2時間半かかる。
そして、また藤枝駅から車で20分・・・である。

乗ったらそのまま東名大井川・・・しかも料金は¥2、450-と新幹線を使った場合の半額以下である。
これは使わない手は無い・・・・(快適であった事はいうまでも無い・・・)

久しぶりの家である。
老犬ジョンが生きている顔を見ることが出来てホッとした。
飯を食いながら、赤城越えババアのたたりの話とか、熊野の報告をする。
ババアのたたりでお父さんがコケたことが非常にあっくんとしては面白かったようだ。
その部分は笑っていて話にならない。

そして、あっくんと風呂に入り寝る。

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今回の熊野行についての物理的な反省・・・

1.夏の熊野は非常に蒸し暑い。
  古道を歩く体力の消耗よりも、暑さ・蒸し暑さにやられてしまう。
  特に、水の補給が出来ない箇所が数箇所有るので余分に持っていくこと。

2.子連れでトレッキング+キャンプは厳しい。
  小学4年生の息子とキャンプ用品持参で歩いたのだが、ちょっと厳しすぎたかな?
  まぁ、どうせまた来るから・・・という気持ちで適当に古道をキャンセルしながら歩いたので救われた。
  きっちり歩いたら、子供がかわいそう過ぎる・・・今回もちょっと酷であったが・・・
  寒くなると、着替えで荷物が重くなる・・・しかし夏の熊野は暑すぎる・・・結構悩むところである・・・

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