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アオサギ(向浜) アオサギ動画

  

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こちらで動画も見ることができます→アオサギ動画

アオサギ(向浜) … 秋田市向浜のアオサギなどの営巣地(コロニー)
 開通した秋田南バイパス(H15.3.15開通)の山王側にかかる臨海大橋を通る際に注意すると、向浜側の林に多数の鳥の巣が見える。アオサギ等の営巣地コロニーで、400羽近くが子育てをしているという(2003.5.15の秋田魁新聞「県内 野の鳥たち」)。
左写真の白っぽい点々がそれぞれの枝を集めてできた巣
 アオサギ以外にも、同じくらいの大きさで白い飾り羽根を持ったシラサギ類(ダイサギだそうです←日本野鳥の会秋田県支部の方から教えていただきました)も混在している。
 秋田南バイパスは「人間社会と自然生態系との共存」のコンセプトで作られており、コロニー自体は以前から知られていたのだろうが、臨海大橋の出現によって観察しやすくなった。

右は枝を運んでいるアオサギ

 鳥についての知識がないので、詳しいことが分かりません。ご存じの方は、是非メールで教えてください。
(h-k-aki@peach.plala.or.jp )

《参考》
 アオサギ(Ardea cinerea)は、体長約1メートル。翼を広げると両翼1.5メートル以上になる日本に生息するサギの中でも最大のもので、県内で身近に見られる野鳥の中で一番の大きいという。一見、ツルのように見えるが、「木に止まることができる」「飛ぶ時に首をS字型に曲げる」点がツルとの大きな違いだという。
 【外観の特徴】は、雌雄とも頭の先端は白色で、額の両側から目の上を通り後頭部で一つになる黒い帯状の羽毛(冠羽)がある。背は青灰色で、肩羽は伸びて飾り羽となり淡い灰色をしている。翼の大部分は青灰色で一部が白い。頸の中央には数本の黒い縦筋がある。腹部は白く、脇にも数本の太く黒い線がある。嘴と足は黄色である。幼鳥は、成鳥に比べて褐色が強く、後頭部の冠羽がない。鳴き声】は、ゴアーッと鳴く。【採餌】待ち伏せたり、歩いたりして、魚を捕らえる。昆虫、両生類、甲殻類、ねずみなどの小動物も食べる。餌を見つけると頸(くび)を伸ばして、嘴ではさみとったり、突き刺したりして捕らえる。【繁殖】繁殖期は4〜9月、年に1回繁殖する。一夫一妻制。ほとんどの場合、同種のみのコロニーをつくる。高木の針葉樹や落葉広葉樹の樹上に営巣する。巣材は雄が集め、雌が整える。枯草や枯れ枝で皿型の大きな巣をつくる。卵数は2〜5個で2日おきに1卵ずつ産卵する。抱卵は番で行う。25〜28日で孵化(ふか)する。孵化してからは50〜55日程度給餌され、巣立つ。
【生息地】湿地、河川敷、湖、沼、農耕地などに見られる。水辺の樹上で休むことが多い。夕方は川の中州などに集まって眠る。
*山下達郎が歌っている「ヘロン」はこの鳥で、アジアのほうでは崇拝されているらしい。
《参考資料1》
沿岸域環境保全リスク情報マップ整備調査研究事業報告書(社団法人日本海難防止協会)より
 旧雄物川河口 : 旧雄物川河口は、鳥獣保護区と銃猟禁止区域となっているが、冬期、種類は必ずしも多いとはいえないものの、カモの大群が集結する。春季からは、その環境も変化に富んでいるため、山の鳥、草原の鳥と種類は多彩である。特に、市街地の中心に近いのに、250ほどの巣のあるアオサギとゴイサギのコロニーがあるのが大きな特徴である。
《参考資料2》
 サギ類の集団繁殖地と集団ねぐらの現状と動向より
1.形態及び生態
 サギ類は,世界で約60種が南極大陸以外のほぼ全域に生息している。日本には9属18種が記録されている。しかし,小笠原諸島に生息していたハシブトゴイはすでに絶滅してしまった(日本鳥学会1974)。サギ類には首や足が長いアオサギやシラサギ類(ダイサギ,チュウサギ,コサギ)と,それらが比較的短いゴイサギやササゴイ,アマサギなどがある。ダイサギやアオサギなどはくちばしが長く魚類を採ることがうまく,チュウサギやアマサギなどはくちばしが短いため,昆虫類や両生類などをとるのに適していると言われている。サギ類は,一般に,浅い水辺で歩いたり待ち伏せたりしながら小動物を採食する。表2.1は,これらサギ類の形態や特徴について示したものである。
 サギ類には,主に昼間活動するものと夜間活動するものとがある。シラサギ類やアマサギは昼間採食し,ゴイサギは夕方から朝方にかけて採食する。アオサギは,昼間も夜間も採食する。繁殖期の4月から8月頃には,ゴイサギは,ヒナに給餌するため日中にも採食するようになる。
 サギ類には,ミゾゴイやサンカノゴイのように1つがいが単独で繁殖するものと,いくつかの種が集まって集団で繁殖したりねぐらを形成するものとに大別できる。ゴイサギ,ササゴイ,アマサギ,コサギ,チュウサギ,ダイサギ,アオサギは,いくつかの種が集まって集団繁殖地をつくる。サギ類は林や地上などに,木枝や草などを用いて皿型の巣をつくり産卵する。1本の木に数十もの巣がかけられることがある。産卵時期は種によって多少異なっているが,4月から7月である。抱卵期間は3週間から4週間で,その後巣立つまでに1か月から2か月を要する。
 サギ類は,繁殖期以外の時期にも集団でねぐらを形成している。ここでは,繁殖がほぼ終了した8月下旬から10月頃のねぐらを夏ねぐらど呼ぶことにする。夏ねぐらは,その地域で繁殖した個体だけでなく,渡りの中継地として立ち寄っている個体も加わっている。12月から2月までのねぐらを冬ねぐらと呼ぶことにする。冬ねぐらは,その地域で越冬する個体によって形成されている。ササゴイ,アマサギ,チュウサギは,日本に4月頃渡来する夏鳥で,冬には南方に渡去するため日本では冬ねぐらを形成しない。ゴイサギ,コサギ,ダイサギ,アオサギは1年中日本に生息する留鳥であり,この4種が冬ねぐらの主要な構成種となっている。

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