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獅子ヶ鼻湿原 … 鳥海マリモと奇形ブナ(あがりこ)が見所

鳥海マリモと奇形ブナ(あがりこ)で知られる獅子ヶ鼻湿原は、象潟町の中島台レクリエーションの森から入れます。	←左図をクリックすると 別枠で拡大図が表示されます。 写真は平成14年10月13日撮影のものです。
中島台レクリエーションの森の入り口から一周するのに1.5〜2時間かかります。道は木道が整っている所もあるのですが､ぬかるみになっていたり､段差のある所もあり､それなりの支度は必要です。
一度伐採したブナが萌芽し成長→再び伐採するという繰り返しで奇形ブナ(あがりこ)ができたのだそうです｡ 　途中の分岐から10分ほどの所にある｢あがりこ大王｣は、森の巨人たち百選にも選ばれ、幹周り7.62mで奇形ブナでは日本一の太さだそうです。こぶが大王の顔に見えるのは私だけでしょうか｡
豊富なブナを利用して、江戸時代末期から炭焼きが行われました。 　中島台レクリエーションの森では､26個の炭焼窯跡が発見されています｡一部はほぼ完全な形で残っています。
天然記念物に指定されている湿原の中にある、鳥海マリモと呼ばれるコケです。コケの混成体が、水中で球状〜半球状に発達したもので、大きいものでは直径1mを越すそうです。 　残念なことに平成13年6月に一部が流出し､さらに水位が低下したため赤茶色に変色し､干上がって白く枯れたようになった部分もあります｡象潟町の努力で新しい苔が生え始めて元に戻りつつあるとのことでした。
出つぼと呼ばれる湿原の湧出場です。本当にこんこんと湧き上がるさまは見ていて飽きません。

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