10月9日(木) 新潟県新潟市〜新潟県佐渡郡新穂

新潟市に「会津八一記念館」というのがある。
私は最初これを見たときに、
誰や「あいづ はー」って、林屋ぺーの弟子かいな、
と思ってしまった。
そう思って0.3秒後ぐらいに間違いに気がついた。
そう、「あいづやいち」である。
ところで、会津八一って何した人?(うそうそ知ってる。歌人だね、たぶん)

しかし、わたしも32才にもなってこんなばかなことを考えていてもいいんだろうか。
ばかなことついでに・・・・・・
ある学校の社会の時間に、生徒が黒板を見て、
「せんせー、「いんどじる」って何ですかー?」
先生は、
「それは「インドシナ」です」。
「シナ」が「汁」に見えたんですな。
おあとがよろしいようで・・・・・

新穂村歴史民俗資料館というところに行く。
本来こういうところにはあまり興味がないのだが、「朱鷺」に関する資料があるという
ので行ってみることにした。
朱鷺の展示室では、今一羽だけ生き残っている朱鷺の「キン」ちゃんの生の映像が見れ
る。これは、キンちゃんのいる「トキ保護センター」にカメラが設置されていて、現在
のキンちゃんの映像が送られてくるというわけだ。
最初はキンちゃんの姿は見えなかったが、しばらくしてもう一度いってみるとキンちゃ
んはケージの中央に現れ、しきりに地面をつつく姿が映し出されていた。
しかし、キンちゃんは、自分が貴重な最後のトキであることを自覚しているのだろうか
。まあ、しているわけがないのだが、無邪気に地面をつついている姿がどことなくユー
モラスでそして悲しい。

余談だが、最後に残った2羽のトキは「キン」と「ミドリ」で、「キン」は雌、「ミド
リ」は雄だ。なんとなく逆でないかい?と思うのだが、「ミドリ」は捕獲したとき足に
つけていた目印の色だという。他にも「シロ」とか「アカ」がいたそうだ。なんとなく
投げやりな命名だ。一方「キン」は、「うじ きんたろう」という人になついていたの
でこの名前になったということだ。なるほど、一つかしこくなった。

資料館の方が「2階にあった管玉はご覧になりましたか?」という。
ああ、さっき見たけど、何となくぼんやりと見ていたので特に記憶に残っていないなあ
、と思いもう一度見に行く。
むむ、確かによく見るとおもしろい。
管玉というのは、弥生時代か縄文時代の装飾品で、長さ2cm、直径5mmぐらいの円
筒計の石(めのうやひすい等)に穴があけてあって、それを紐で数珠のようにつなげた
ものだ。
で、問題はこの穴だ。
ドリルなどない時代である。いったいどうやってこの穴をあけたのだろう。
「石針」といって石で作られた針が出土しているので、それであけたのだろうが、それ
にしても芸が細かすぎる。
ひょっとして、穴を開けてから石をけずったのか。
定説は今だにないようだ。
なるほど、こういうことをあれこれと想像してみてるのも楽しいものだ。
今までこういう資料館に積極的に足を運ぶことはなかったが、今日はその楽しみ方を1
つ教えてもらったような気がする。

本日の走行距離 15.25km 本日の宿泊地 グリーンヴィレッジYH