10月1日(水) 秋田県大雄村〜秋田県雄勝町

昨日の走行距離を書くのを忘れた。
昨日の走行距離は、約79kmである。
なぜ「約」なのかというと、9kmぐらい走ったところで誤って距離計をリセットして
しまったのだ。失敗、失敗。

<雄物川レポート 6>
昨日書くのを忘れたのだが、「新奥の細道」の終点の水沢というところに、「伊勢参り
の松」というのがある。
これは昔、この松の霊が白髪の翁の姿で伊勢参りをしたことからこういう名前がついて
いるらしい。
この松の木は樹齢が1000年ということで、実に立派なのである。
大きさは思ったほどでもなかく、幹の直径が2mないぐらいか。松の木はこれぐらいが
大きさ限界なのだろうか。
しかし、その容貌がなんともみごとで、いかにも松の精宿っているという感じだ。
この松の霊も伊勢まで旅をしたということなので、同じ旅人のよしみで、旅の安全をお
願いしておいた。

<雄物川レポート 7>
雄物川町で、「雄物川温泉」というのを見つけた。
「えがおの丘」というところで、420円で温泉に入れるとのこと。
3日近く風呂に入ってなくて、髪の毛もねばついてきたので、入ることにする。
建物が高台にあり、露天風呂からは雄物川を見下ろすことができる。
その向こうには黄金色に染まった田圃が広がっており、雄大な風景だ。
浴槽につかると、思わず「ああ」と声がもれる。
朝っぱらから誰もいない露天風呂につかって景色を眺めるなんて、
なんという贅沢だろう。
しかし、すっかり体がほてってしまい、午前中は走れなくなってしまった。
まあ、いいや。

<雄物川レポート 8>
雄物川沿いの田園地帯をずっと走ってきたのだが、ひとつ気になることがある。
バッタが異様に多いのである。
道にバッタがうようよいて、自転車が近づくとバッタが車輪をよけるために飛ぶのだが
、たまに方向を間違えて自転車に向かって飛んでくるやつがいる。
そいつがスポークに当たったり、かわいそうな場合には車輪の下敷きになってしまう。
できればそれは避けたいので、できるだけよけて走るのだが・・・・・
で、下に気をつけて走っていると、今度はとんぼが顔に当たったりする。
一度は懐に飛び込んできて、服の中で暴れて困った。
そのほか路上にはかまきりやへびがいて、なかなか油断がならない。
カメムシもたまにいて、カメムシだけはぜったい踏みたくない、
と思うのだが・・・・・・・

本日の走行距離 49.79km
宿泊地 秋田県雄勝町役内川河川敷