戯れ言

色々思った事とかを日記代わりに書いてみる。
実はここのメイン。と云うか他に更新するトコ無いし。
日付の横に(ミクシィ)と書いてあるものはミクシィからの転載なので
ミクシィの方も見ている方は読み飛ばして良し。




4月27日(ミクシィ)
 奇跡の定義を「凄く確率の低い事が起こる」と云う程度にまで安っぽくするならば、今日また一つの奇跡が起こった。

 仕事中、新品の瞬間接着剤の封を開けて作業していると「ちょっとこれやっといてくれ」と仕事を持ってこられたので、一旦作業を中断して瞬間接着剤を机に置いた。
 その瞬間接着剤が転がって、開けていた引き出しの中に落ちる。その弾みで跳ね上がった瞬間接着剤が俺の右目に命中。目が、目がぁ〜。
 目に瞬間接着剤が命中するなんて、どんな確率やねん。一生の内に目に瞬間接着剤が入る人間なんて、一体何人居ることやら。

 ともあれ、こりゃ不味いと思い、瞬間接着剤の説明書を見る。確か水で洗えば良かった筈だ。
「万が一目に入った場合には大量の水で洗い、医師の診察を受けて下さい」
 あ〜、やっぱ医者に診せなあかんのか。
 取りあえず流水で洗い、頼まれた仕事を片目片手(右手は右目を押さえているから)で何とか片づける。暫くすると目は開けられるようになったが、ゴロゴロと違和感が酷い。
 その後上司に病院行ってこいと云われ、近くの眼科に行こうとするも、診療時間が5時まででアウト(その時点で6時前)。タウンページで眼科を調べるも、殆どが5時から6時あたりで診療時間終了。なんでこんなに早いん?
 眼科を調べている内に、目の違和感も無くなってきたので、このままで良っかなー? とも思ったが、行ける範囲で何故か金曜だけ7時までやっている所があったので、電話してそこに行く事に。
 車は渋滞しそうだからチャリで行くが、距離的には3キロ弱だが上り坂で結構キツイ。結局車もあまり渋滞してないし、この選択は失敗だったかも知れん。

 眼科に着いて、目の洗浄の後に視力検査をさせられる。いや、視力検査は良いからとっとと見てくれ、とも思うが、初診ではそうやる決まりなのだろう。なんか変な機械覗いたり、お馴染みのCの奴やったり。
 ここで意外な事が解ったが、その話はまた後ほど。

 その後、ようやく診察して貰う。「どんな接着剤ですか?」と聞かれた時に「これと同じ奴です」と答える為に、パッケージを持っていくのも抜かりなし。
 やはり結構角膜だかが傷ついているらしい。画像を見せて貰うと、瞳の下方1/3くらいの角膜が溶けている。おおう、割と怖ぇぜ?
 結局、目に軟膏みたいな薬塗ってガーゼ貼って眼帯して終了。また明日行って、異常が無ければ眼帯取って目薬に以降するとの事。それまで眼帯は外しちゃいけないらしい。
 帰りに受付で、「顔洗ったりは出来ないんですか?」と聞くと、「ええと、少々お待ち下さい……」と、奥の医師に訊きに行く受付の人。んー、その程度の基本的な質問、わざわざ訊きに行かないと解らないものだろうか? 割と良くある質問だと思うのだが。
 結局、明日来院するまでは外してはいけないらしい。顔は洗顔シートみたいなんで拭けば良いけど、髪は洗えないなぁ。

 帰りは片目しか見えないので、チャリは押して徒歩で帰り。車だったら運転出来ない所だったので、結果的にチャリで行って正解だったようだ。

 戻ってから仕事の続きをやるが、片目だけでは思った以上にやりづらい。遠近感が取れないのは解っていたが、それ以上に細かい所が見えないのだ。あと、利き目の方をやられているのも原因の一つだろう。
 やれやれ、酷い目に遭ったものだ。


4月21日(ミクシィ)
 マジシャン。
 人を騙して喜ばれる、希有な職業として尊敬している。

 僕も、日常生活でその精神を心掛けていきたい。
 ……と云うのは取って付けて書いた事だが。騙しはするけどね(嘘はつきません)。

 そんな訳で、気になるニュースの見出し。

法廷でマジックショー 裁判官もビックリ!


 ……なにこの逆転裁判?

 手品用に硬貨に穴開けた件の裁判だが、

「傍聴席からは歓声が漏れ、裁判官も目を丸くして見ていました」

 この裁判官が、どうしても逆転裁判の裁判長で脳内再生されてしまう。
 こっちにもっと詳しい記事が載っているんだけど、こっちには

検察官 「尋問の仕方として不適当!」

 と、大人げない検察官と

裁判官 「うおぉぉぉぉぉ!」
 
 と、別の意味でもっと大人げない裁判官の様子が書かれていて面白い。
 最近、理不尽な判決を出す裁判官の話が多く耳に入ってくるが、この裁判官は好感が持てる。
 判決はまぁ、白か黒かって云われたら黒って云うしかないんだろうけど、やっぱりこういう制限を受けるのは残念だ。全く、誰だよ告発した奴。
 控訴審で劇的な逆転でもしてくれないかなぁ。

 奇しくも、『逆転裁判4』でマジックネタを扱っているのが、また面白い。


4月19日(ミクシィ)
 提案。
 眼鏡からコンタクトに変える類のコンタクトレンズのCMは、眼鏡が似合わない女の子を起用すべきだと思います。
 眼鏡の方が可愛いやん。と思ってしまう。


 さて、ご多分に漏れず『逆転裁判4』をやっております。現在第三話の法廷序盤。
 新主人公のオドロキ君は、前主人公のナルホド君よりも更に頼りない感じだけど、スッパリと世代交代を行ったのは好印象。
 おっさんになったナルホド君もだが、大人になった宝月茜が出てくるのも嬉しい。すっかり大人になっているのにすぐ拗ねるのが可愛いですよ?
 他のキャラも出るのだろうか。個人的にはノコギリ刑事に再出演してほしいところだが。
 ムービーなどの新しい手法を取り入れながらも、無駄に滑らかなドット絵も手抜き無く。あんな滑らかなエアギターのドットアニメは他にない。確かにそこにギターが見えた。
 ただ、内容的には少し簡単過ぎな気がする。話自体は読めないのだが、考えを誘導し過ぎと云うか。
 何のことか解って無くても直前で、「ほら、あれをああすれば良いんですよ」みたいに云われる。もう少し試行錯誤させて欲しい。

 しっかしなぁ、三話の「もくげきしゃ……め、めが……み……(ガクッ)」はあからさまだよなぁ。ああ、やっぱりオドロキ君勘違いしてるし。しかも勘違いしたままの証拠を提示せなあかんみたいやし……(これで俺の方が勘違いしていたら笑うが)。
 つうか、目撃者の情報云うくらいなら犯人云え被害者。


『逆転裁判4』を買いに行った時に、PS2の『雨格子の館』も見つける。迂闊。何時の間に出ていたんだこれ。
『ミッシングパーツ』を作ったFOGの推理物で、俺にとっては『逆転裁判4』と同じくらいの鉄板ソフトだ。
 頭の方だけやってみたが、丁寧なつくりで登場人物も魅力的。早くも良ゲーの予感。
 眠れぬ秋の夜長にじっくりやりたいソフトだ。尤も、秋まで寝かせておくつもりも無いが。

 どっちも続きが気になってしょうがない。贅沢な事だ。


4月18日(ミクシィ})
 ラジオのトーク番組にチャットモンチーがゲストで出ていた。その中でメンバーが「ゆるキャラ」を集めていると云う話で、司会者の

「ゆるキャラって、一体どんなのですか?」

 の問いに、各地方のゆるいマスコットキャラと云う説明の後、「例えば……」と実際携帯に付けているストラップを出して

「これ、ひごまるくん云うて、熊本城のマスコットキャラなんですけど」
「実際熊本城行って買ってきたんですよ、朝から」

 おおー。あの時(熊本3回目のライブで「熊本城行く」「ホンマに行くんかぁ?」と云うやりとりがあった)のかぁー。と聴きながら一人納得。地元の物が気に入って貰えるのは、無関係ながらもやはり嬉しい物である。

「これ見ても、どこの城のか分かんないんですけどね」

 ……うん、ええねん。実際どこの城か解らんし。地元民にとっては熊本城がスタンダード城だし。
 正直、近くに住んでいると、何処行くにも馬鹿でかい敷地を迂回せなあかんのが鬱陶しいのだが、やはりあの白と黒のコントラストの城は格好いい。城マニアからしたら、石垣の方が辛抱たまらんらしいが。

 ちなみに、ひごまるくん云うのはこんなの


4月17日(ミクシィ)
「目隠ししたままボンジュール」

 午前5時に帰ってきた俺を迎えてくれたスパムのタイトル。全く意味が解らんがなんか好きだ。
 ちなみに、中身はこの一文(と、どっかのアドレス)

「先日男の鳥だった私は、赤い箸を髪に刺し、船に乗せられてまわされました」

 何だか解らんがとにかくシュールだ。明治大正の文学作品を思わせる。何だよ男の烏って。女の燕ならまだ解るが。
 考えれば考えるほど解らなくなる思考スパイラル。面白いねぇ。



 ……さて、寝るか。


4月16日(ミクシィ)
「泣きたい時ってのは、泣いたらもうちょっとだけ頑張れるって時だよ」

 最近聞いた、ちょっと良いなと思った言葉。でも、その後に、
 そうか。俺がきっつい時でも泣きたいと思わないのは、泣いた所で頑張れないからなのだな。
 などと思ってしまう所が駄目。
 ま、ひねくれ者の理屈は置いておいて、泣ける時には泣いておいた方が良い。以前、知り合いの女の子から相談みたいなもん(まぁ、愚痴聞くだけだが)受けた時の
「泣きたいなら泣いとけ〜」
「うん。でも、目の前に娘が居たら泣けないんだよね〜」
「む、そうか。大変だな、お母さんってのは」
「大変なんですよ〜」
 と云うやりとりを思い出した。泣ける場所があると云うのは、それだけで救いなのかも知れん(その後、その子はちゃんと泣く場所見つけて泣けたそうな)。あと、母は強し。と云うか、強くないとやってけないのか。



 さて、話は変わって、予告編でちょっと気になっていた映画『アルゼンチンババア』を観てきた。で、感想。
 主人公の女の子が可愛かったです。
 ……最近こんなんばっかだな。それはさておき内容は。
 う〜ん、少なくとも、予告で謳っていた「幸せがじんわりと体中にしみわたる」みたいなのは無かったな。途上人物の心境の変化にイマイチ釈然としない点が多かったせいか。
 前述の主人公はじめ、キャスティングは良かったと思う。表題にもなっているアルゼンチンババア(近所では変なおじさん的位置づけの変なおばさん)の凛とした雰囲気は見事。
 あと、エンディングテーマの歌が、映画の雰囲気に合っていて非常に良かった。普段聴いているジャンルとは全然違うが、CDのレンタルがあったら借りてみたい。しかし、前奏の段階で俺以外の客がみんな(と云っても二人だけだが)出て行ったのは勿体ない。


 ふと、財布に溜まっていた映画の半券を数えてみると、ここ半年分で12枚あった。これに入ってないのもあるので、実際観た数はそれ以上だろう。月に2本以上の割合で観ていた事になる。
 ん? これってひょっとして「趣味:映画鑑賞」って云えるくらい観てんじゃないか? 
 しかし胸張ってそう云う気になれないのは、マイナーなのばかり観ているからか、俳優や監督を全然知らないからか。数年前まではこんなには観てなかったしなぁ。

 きっと、何かから逃げる様に映画を観たりライブに行ったりしているのだろう。まるで泣き場所を求めるかの様に。

 ……と、無理矢理最初の話に繋げてみたが、やはり無理がありすぎるな。面白いから行ってるっちゅーねん。最初は逃げだったかも知れんが、結果オーライ。
 ライブなんかは、何かを発散すると云う意味では似ているかも知れんが。


4月12日(ミクシィ)
 ム…ムネ筋が痛ぇ。

 昨日の昼休みにアパートの自室に戻ろうとすると、自室の階の、玄関に至る廊下の床がペンキ塗りたてだった。
 むむ、っと思ったが、付近に作業してるおっちゃんは居らず。足先で床をちょいちょいと触ってみると、何となく乾いているっぽかったので、そのままスタスタと玄関に向かう。
 スタスタぬちゃぬちゃぬちゃ
 ……乾いてなかったよ……。
 見事に足型が付く床。しかも俺の部屋のドアで止まっているので、明らかに犯人は俺とばれるではないか。
 ま、仕方ないのでそのまま部屋に入り、飯を喰らう。

 さて、問題はその後だ。職場に戻らなければならないのだが、まだ床が乾いていない可能性がある。玄関のドアを開けて、そこから一歩も踏み出せない状況に君は遭ったことがあるか?
 仕方ないので、いつも知り合いに「いっつも持ってきてるが、一体何が入っているんだ?」と云われているバッグ(夢と希望と備えと現実が詰まっています)を袈裟懸けに引っかけて、向かいの手すりに飛びつく。そこから反対側のドアに苦労して手を伸ばしてカギを掛ける。
 それから、手すりの上を移動しようかと思ったが、此処は三階。極度の高所恐怖症ならずとも、そんな度胸は備わっていない。
 仕方ないので、鉄棒によじ登った姿勢のままひょこひょこと横に移動。途中で体力が保たずに手すりに足を引っかけたりして、何とか階段まで移動。無事職場まで辿り着く(二階に塗装業のおっちゃんが居たので、足型の件は謝っておきました)。

 で、今日はその筋肉痛で胸筋が痛いと云う訳だ。そうか、あの運動は腕じゃなくて胸の筋肉を使うのだな。毎日ああやって移動すれば、良い運動になるかも知れん。誰かに見られた時に云い訳の仕様も無いが。


4月10日(ミクシィ)
 同僚の女の子から
「あれ、怪我してるじゃないですか」
 と腕を指して云われる。
「ん? ああ、どっかで引っかけたみたいやね」
 実際、木の枝に引っかけた様な傷で、かさぶたが赤くて目立ちはするが、「心配するな、かすり傷だ」と云うのも憚れる程の傷である。
 と、思っていたら、今度は
「あら、打撲まで」
 と云われる。腕を見直すと、かすり傷の側の皮膚がうっすらと変色している。押さえてみると、確かに少し痛い。本人も気づかなかったのに、良く気が付くものだ。

 こういう、女性の洞察力の鋭さには度々驚かされる。
 良く「女の勘」などと云われているが、それはこういう細かい差異を無意識に見分けてしまう洞察力も、その一因ではないかと思う。

 俺も、変な物を見つけて
「観察力がある」「人と視点が違う」
 などと云われた事はあるが(同じ景色を見ているのに、見つける物が違う)、それとはまた別種の物なのだろう。

4月8日
 先日、友人から頼みたい事があると連絡が来た。電話で話していると、メールで画像が送ってあると云う。開いてみると、やたらでかい九州の地図。陸地がグリーンで、中に何やら青い線が走っている。
 何でも、仕事関係で役所から送られてきた資料だそうで、その青い線が非常に重要な線であるにも関わらず、陸地と同系色で見づらいと云うのだ。
 役所の連中はこの線の重要性を解って無い、こんな使えない資料送ってきやがってと、大変ご立腹のご様子。
 で、要はその線を、目立つ様に他の色に変えられないか? と云う事だった。

 レタッチソフトを扱った事がある人なら、この程度の事は簡単に出来るだろう。
 やり方は色々あるだろうが、取りあえず色域指定で青線を指定し(線が細いので難儀したが)、そのまま赤で塗りつぶしてみる。
 すると、まぁ当然と云うか、元々下地の色と似ているので、海沿いなど関係のない所まで塗りつぶされてしまう。許容範囲を狭くすると、肝心の線まで途切れてしまう。
 一応その状態で送って訊いてみると、やはり線の所だけ変えてくれと云う。出来るか? の問いに、
「よし解った。電話しながら、つーか、片手じゃ無理なので電話切って待っとけ。10分で終わる」
 と答えて腰を据えて作業開始。元の画像と見比べながら、投げ縄ツールで必要ない部分を省いていくが、これが思ったより面倒くさい。
 なんとか10分程度で終わらせて送信。どうやら満足頂けたようだ(後で考えたら、塗りつぶしに固執せずにブラシツールでやればもっと簡単に片手でも出来たのだが)。

 まぁなんつーか、天下のお役人様の作って、一応一流が付く企業のそこそこエリートさん(コイツ、この前軒並み学卒連中が落ちている昇進試験に一発で受かりやがった。出世に興味無い癖に最短コースで出世してやがる)が持て余している使えない資料が、落ちこぼれの俺が遊びで培ったスキルで10分程度で何とか出来てしまう面白さ。世の中何が役に立つか解らない。


4月7日(ミクシィ)
 全国の桜(ソメイヨシノ)が一斉に枯れる。そんな、「なんだってーっ!?」と云ってしまいそうな胡散臭い話をテレビでやっていた。変な病気でも流行ってんのかと思っていたら、そうでも無いらしい。

 元々ソメイヨシノは、葉が出るよりも先に花が咲く品種と、花びらが大きい品種を掛け合わせた、観賞用に作られた品種で、繁殖能力が無く、接ぎ木で増殖させている。
 ソメイヨシノが成長して根を張る様になると、接ぎ木の台木となった木の根はソメイヨシノに取り込まれるようになって腐り、それが元でソメイヨシノ自身も内部から腐っていく。良い例えかは解らないが、生まれながらにガン細胞を内包しているような物だと思う。

 だからソメイヨシノの寿命は他の桜に比べると圧倒的に短く、一般的に60年程度と云われている(寿命が短いのは、成長が早いから老いも早いと云う説や、クローン体だから脆弱、と云う説もある)。寿命が近づいたソメイヨシノの内部は、腐ってボロボロになっている。
 終戦直後、全国でソメイヨシノが植樹され、爆発的に数を増やした。そして戦後60年。そろそろ全国のソメイヨシノの大半が寿命に差し掛かっている。だから全国の桜が一斉に枯れるなどと、多少ショッキングに脚色された云い方をされているのだ(勿論、寿命60年説に異を唱える者も居るし、しっかり手入れしてやれば延命も可能だ)。

 ちなみに、先にも少し書いたが、全国のソメイヨシノは全てが同じ遺伝子を持つクローン体。同じ遺伝子を持つ植物が、これだけ広範囲に植えられているのは世界的にも例が無いそうだ。それ故に、各地の気象状況を測る生体センサーとしても捉えられているとか。

 綺麗な花が見たい。そんな人の欲望により生まれたソメイヨシノ。種子を残す為では無く、ただ、華を見せる為に花を咲かせる桜。人の手が入らなければあっと云う間に絶滅してしまう種。
 今度桜を見る時には、花だけでは無く、その中身がボロボロになっているかもしれない幹にも手を当ててみようと思う。その時に感じるのは、感謝か、謝罪か、憐憫か。
 ま、ただ単に「ゴツゴツしてんなぁ」って程度だと思うが。

 桜が美しいのは、地面に死体が埋まっているから。なんて事も云われるが、何の事は無い。桜が美しいのは、人の咎を背負い、自らの命を削って咲き誇っているからなのだ。


 ソメイヨシノ以外の桜が綺麗なのは何故か?
 さあ? 死体でも埋まってんじゃねぇの?


4月6日(ミクシィ)
 仕事が早く終わったので、レイトショーで『蟲師』を観てきた。
 で、感想。とりあえず一言で表すなら、

 ……う〜〜〜ん。

 以下、ほんのりネタバレ気味。
 映像は綺麗で原作の雰囲気を良く表現していたんだけどねぇ。なんつーか、無駄な要素まで入れ込んで駄目にしちゃった感じ。ホラーっぽい描写とか、時代の特定とか(電気が来てるなんて?!)、ギンコの淡幽(物書きのおねーさん)に対する恋心の吐露とか。
 電気も恋心も、「もうあんな所まで電気が来てんだ」「だから好きって云えないんだよなぁ」などと、それぞれ一言ずつで物語には全然噛んでこないんだけど、ならば尚更、何のために入れたのか解らない。逆にその一言ずつで俺の中でのイメージがガタ崩れだ。
 話も思いっきり投げっぱなしで唐突に終わるし。スタッフロールが始まった時「うそーん?」と思っていたら、近くに座っていたあんちゃん二人組も「嘘だろ」と云っていた。
 このあんちゃん達の鑑賞態度には多少云いたい事もあったが、そこだけは全く同意した。
 オリジナルの話なんか入れずに、素直に原作のエピソードを4つくらい半オムニバス形式で作ってくれた方が良かったのに。

 余談だが、劇場から出てから、実写版ゲゲゲの鬼太郎のポスターを見て「うわ、キャラ被ってんじゃん」と思ったのは俺だけでは無いはずだ。
 あと、淡幽役の女の子は大変可愛いらしかったです。原作のイメージとは違うけど。


4月4日(ミクシィ)
 今週号のナ ルトの新キャラは無いわー
 とまぁ、珍しくジャンプの感想から始まってみる。
 作者が解っててやってんのか素でやってんのかは知らんが、どっちにしろありゃ酷い。誰かが云っていた「ツンデレとはツンの後にデレが来るんじゃない。ツンの中にデレがあるんだ」と云う言葉を聞かせてやりたい。


 話は変わってラジオの事。
 ローカルのラジオ番組に大幅な改変があり、気に入っていた昼の番組が3月で終わってしまった。
 昼間っから下ネタやったり、男のパーソナリティーと女性アシスタントの毒舌や投げやり感が好きだったのだが。
ラジオなのにガンプラ作ると云う無茶な企画とかも(制作過程の画像は番組ブログに掲載)。
 パーソナリティーがガンダム全然知らないから、リスナーからのメールのモビルスーツ名をまるで何かの呪文の様に読んだり(例:「作るならやっぱり、で、でんでろびう……む? ガンダムですよ?」)。
 クイズを出して、正解狙いの回答とネタ回答を募集したら、ネタ回答しか集まらなかった事があったり。
 思えば「へっぽこ正村の嫁」さんとか「ガンキャノン大好きっ子」さんの名もこの番組で聞いたのだったなぁ。

 そんな番組の最終回での事。
 パーソナリティーとアシスタントにもう一人女性レポーターが加わり、チャートなどとは無関係な曲を紹介するコーナーがあった。
最終回と云う事で、過去に紹介した曲の中から珍曲を改めて掘り出していた(最終回だから珍曲集めると云う時点でどうかと思う)。
 まずはマイナスターズ。当時はこれで紹介されたからか、九州の中では熊本だけ突出してマイナスターズのCDが売れたそうだ。
 次が宮崎吐夢の『バスト占いのうた』とやら。聴いた事が無かったので、どんな曲やろう? と思っていたら……。

「〜♪ミニミニチン○ ミニミニチン○ ミニミニミニミニミニミニチン○……」

 ……ん? これは明らかに公共の電波で流しちゃいけない物じゃないのか? 『金太の大冒険(「金太、負けるな」「金太、守って」と云う歌詞が延々続く歌。恐らくこれが放送出来るボーダーの曲)』みたいな誤魔化しじゃなく、もろに云ってるよな?

「…………」
「…………」
「…………」
「……えーと、何やら違う曲が流れたみたいですね」

 最後の最後に事故とは、流石だ。あと、アシスタントも
「何がミニミニだったんでしょうね」
 とか云ってんじゃねぇ。さすが下ネタ上等の番組で鍛えられただけはある。この程度じゃ動じない。
 あと、この後普通にフルで『金太の大冒険』も流れました。最終回にあたってリクエストが一番多かったとか。
 返す返すも惜しい番組が終わってしまったもんだ。


 ラジオ繋がりで。
 全然別のラジオ番組で、アジカンが気になるバンドの曲を紹介していて、その中にalaが出てきた。ミクシィでalaの事知ったばかりなので、こういうので出てくると驚くな。


余談
 宮崎吐夢の歌の曲名を調べる為にアマゾンで見てみたら、レビューが全部満点だったので妙に気になってしょうがない。
 事故で流れた曲の曲名も、これ見たら一発だ。



4月3日(ミクシィ)
 昨日朝方に仕事から帰った後、7時頃に洗濯をして就寝。昼過ぎにモソモソと起き出して、ネットのエイプリルフールのネタを散策。前日は風呂入ってないから、ライブ前に風呂入って行かなきゃと入浴。
 風呂から上がって時計見たら、ライブ開始30分前でした。まったりし過ぎた。しかもちょっと湯あたり気味。急いで服を着てチャリで出発。
 風呂で汗を流す→服着て汗をかく→チャリ飛ばして風に当たり、汗が飛んで体が冷える→チャリ漕いでまた汗をかく。
 と云う変なコンボでちょっと体調が変に。朝から何も喰ってないし。
 ライブハウスから少し離れた駐輪場にチャリを止め、狭い路地を歩いていると、店先に繋がれた髭犬を発見。前から車が来たのでそれを避けつつ、髭犬の鼻先に匂いを嗅がせる様に指先をかすめて通り過ぎると、髭犬が「く〜んく〜んくぅくぅ」 更に少し離れると「……きゃんっ」と引き留める様に鳴く。
 むぅ、急いでいるんでなきゃ撫でくり倒してやるものを。前を歩いていたおねーさんには何の反応もしなかった癖にこの髭犬め。

 後ろ髪を引かれる思いで歩き、何とか時間前にライブハウス到着。真ん中辺りに隙間を見つけて陣取る。しかし体調が芳しくなく、始まる前から少しふらつき気味。下手したら途中で壁際まで抜ける事になるかも。

 程なくしてライブ開始。うわー、凄ぇー。一曲目から一気に盛り上がる。それにつられて、体の不調も一気に吹き飛んで跳ねる跳ねる。
 一週間ほど前から八卦屋君に見繕って貰った曲を聴いていただけなので、歌詞なんかは全然覚えてなかったのだが、それでも十分楽しめた。サビは歌えなくとも、オイオイ叫べたし。まぁ、サビも適当に声出してたけど。
 ベースの人が煽る時に、会場の盛り上がりを見て嬉しそうな顔してるのが印象的だったなぁ。演者も客も、双方楽しんでいる良いライブだったと思う。CDの音を聴いている時の予想よりも、遙かに良いライブをするバンドだ。

 ただ、ライブ途中で強引に俺の前に割り込んだ挙げ句にまさかの棒立ち(他、ちょいちょいムカつく事をしたが長くなるので割愛)と云う嫌な奴が居たのが残念。そのニット帽を引っぺがして「取ってこーい」とステージに投げ込みたくなったよ。

 熊本でのライブは今回が初めてだそうで、後で他のライブ会場を見てみると、全国たった11会場しか無く、しかもファイナルは武道館。そんな中で、良くもまぁ熊本のこんな小さな箱に来てくれたものよ(大体九州の中で熊本は後回しにされる傾向にある)。
 次も来てくれるのならば、可能な限り参加したい。


 さて、その夜。八卦屋君にライブの感想を根掘り葉掘り聞かれた後、寝る前にちょろっとミクシィのACIDMANのライブに行った人の日記を見ると、6月のマキシマム ザ ホルモンのライブチケットの発売日が今日(4月1日)だと知る。
 うわ、やべ。ホルモン最近妙に人気出てきたから、早めに取っておかないと不味いんじゃないか? と、深夜にローソンまで車走らせて端末を操作。
 ……見事に売り切れてました。まさか即完とは。
 時間外だけど、チケットの有無の確認だけでも出来ないかと、電子チケットぴあのファミリーマートまで行ってみるも、確認出来ず。

 帰ってPCから電子チケットぴあのサイトで、公式サイトに書いてあったPコードで検索しても何故か「該当の公演は終了しているか、または見つかりませんでした」の表示が出るばかり。良く解らんが、売り切れていると見た方が良いだろう。
 ガックリしていた所に、公式サイトの告知でローソンチケット、チケットぴあの他にイープラスと書いてあるのを見て、駄目元でイープラスのサイトを探してみると、「残りわずか」の文字が。
 あまりこういう所に登録するのは好きじゃ無いが、背に腹は代えられんので速攻登録。無事にチケットをゲット。後はセブンイレブンで発券して貰うのみ。
 寝る前にもう一度イープラスを覗いてみると、チケット売り切れ。あぶねっ、あぶねっ、あぶねっ(片桐仁父さん風に)。もう少しで買えない所だった。


 仕事やらエイプリルフールのネタやらライブやらで、やたら忙しかったが、充実した週末であった。ふくらはぎ(ダム部分)の筋肉痛すら心地良い程に。


4月2日
 と云う訳で今年のエイプリルフール企画は、こばけんさんの所の日記のネタに乗っかって、『こばけんさんのないしょ☆ミ』 のウソ企画にしました。
 ホントはデモ画面みたいなサンプルゲームでも作ろうかと思っていたけど、時間が無くて結局前日に3時間くらいで作成。立ち絵のラフや、フリーの曲集めまではやっていたんだけど。
 本来は萌えゲーの予定だったんだけど、やはり俺が作るとどうしても萌えとは離れるようで。


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