戯れ言
色々思った事とかを日記代わりに書いてみる。 2月28日 何となくテレビを見てみたら、青少年がどうこうと云う番組で思春期の特徴として以下の事が挙げられていた。 異性に興味を持つ 自我が強まる 浮き沈みがある ……ああ、俺今思春期だわ。 2月26日(ミクシィ) 今日は吉本の若手芸人によるライブ『エンタでショーin熊本Vol.2』に行ってきました。出演芸人は出演順にイシバシハザマ、とろサーモン、ロバート、博多華丸・大吉、そして中川家。博多華丸がこの前のR−1グランプリで優勝したので、M−1とR−1の覇者が揃うと云う顔ぶれに。 観客は流石に若い人が多い。中には、二十歳くらいの女性とその母親らしき親子連れとかも居たけど。母親の方も一緒に楽しんでおられたようで、こういう親子は見ていて微笑ましい。 入り口でスポンサーであるボーダフォンが、アンケート用紙と共に自社のパンフを渡していた。席についてから開演までの間に、手持ちぶさたに眺める人も多く、なるほど上手いやり方だなと感心。 ステージのスクリーンには『エンタの神様』のタイトルロゴそっくりな『エンタでショー』のロゴが投影されていたのだが、このイベントの協賛は日テレ系で無くTBS系のローカル局。臆面もなくパクってんなぁ。 さて、まずはイシバシハザマととろサーモン。俺としてはこの二組だけで目的の半分以上を果たします。が、他の観客にとってはあまり知名度は高くないようで。ここに来ている連中はお笑い好きが殆どだと思うのだが、オンエアバトルはあんまし見てないのね。 イシバシハザマは普段はショートコントしか見てないのだが、今回は半分以上が漫才で新鮮。この二人、漫才も結構いける。受けが良かったのは後半のショートコントだけどね。 とろサーモンは途中何故か舞台にマジック(時間差で計3本)が飛んでくると云うハプニング(後に中川家兄の仕業と判明)があり、テンパり気味。しかし普段ボケ役の方が突っ込みまくっていたりと、普段とは違う物が見られて面白かった。 二組とも会場内での知名度は低かったけど、受けはなかなか。隣に座っていた女の子二人組も「(初めて見たけど)この人達面白いねぇ」などと話しており、俺も勝手に「うん、そうやろそうやろ」と思ってご満悦。 そしてロバートが出ると、それだけで会場は大盛り上がり。俺としては今回一番どうでも良かったんだけど、やはりテレビの露出度が高いと人気あるなぁ。そんなに好きな芸人さんではないんだけど、それでも秋山の上手さには感心。そして馬場(緑髪)、少しはやる気あるように見せろ。 博多華丸・大吉はR−1優勝がらみのネタを。R−1見てない人も多く、なかなか受けていた。しかし、やはり九州では博多弁を全面に出したネタが受けが良いなぁ。 そしてトリは中川家。もうどこまでがネタでどこからがアドリブか解らんのやけど、なんだろうなぁ、ぐだぐだっぽいのにこの面白さは。ずっと見ていたいわ。 全体的にどれも面白く、なかなか満足。だけど最後中川家がハケてから、最後の挨拶等も無くあっさり全行程終了など、ちょっと物足りない。同じ吉本でも、新喜劇の方は客を喜ばせようとサービス精神が感じられたのになぁ。 さて、公演が終わってから、やっと発売されたPS2の『トレジャーボックス(メガドライブ時代のトレジャー作品3本パック)』を買いに行く……売り切れ。しまった懸念していた事が現実に!? こういうコアなファンが付いている作品は供給の割に需要が大きいねん。 で、あまりゲーマー寄りでない店、ツタヤのゲームコーナーにて無事発見。それでも、俺が買ったのが最後の一本だったような。 帰って早速やってみる。『ガンスターヒーローズ』、はやり名作だ。『ダイナマイトヘッディー』、初プレイ。なんかメガドラ版のミッキーマウスを彷彿とさせる画面。でも変。『エイリアンソルジャー』、初プレイ。噂に違わずの難易度。良く解らん間に終わったよ。タイトル画面の「メガドライバーズカスタム」は伊達じゃない。クリア出来んのかな……。 2月22日(ミクシィ) はい、猫の日です。2月22日で「にゃーにゃーにゃー」とはかなり無理があると思いますが猫の日です。 俺の住んでいるアパートの前の家に半飼い猫みたいな猫が居るのだが、その内の一匹の子猫が(子猫と云ってももう随分大きくなってるけど)なかなか可愛いらしい。 昨日の朝、外に出ると、その猫がてってってってっ、と走っているのだが、それが、散歩中の犬と併走しているのだ。その様がまた可愛くて。 一緒に飼っていて仲の良い犬猫の写真などは良く見るのだが、余所の犬に着いて行っている猫は初めて見た。犬も良く吠えたりしないもんだなぁ。 俺にも着いてきて欲しいものだ。 2月20日 ケーキの残り、頑張って全部喰いきりました。なので昨日の 「ごめんなさい」 は撤回だ。 2月19日その2 さて、夜中に郵便局まで壬生川さんからの荷物を取りに行き、今度はちゃんと受け取りました。箱の大きさの割には軽いです。 家に持ち帰って早速開けてみる。……なんだこりゃ?
ここで、20〜30分ほど冷まさなければならないので、その間に風呂に入る。 こんな感じ。初心者がバターナイフでやったらこんなもんだろう。後で考えたら、バターナイフよりも包丁の方が良かった気がする。 うわー、カッコわりー。せめてやる前にネットでケーキの画像探して参考にするんだった。色が白一色で寂しいが、上に乗っけるイチゴなどある筈も無く。そこで、バレンタインに頂いたチョコがまだ残っているのを思い出し、それを乗っける事に。 何となく顔っぽくしてみました。センス無ぇ……。でも安っぽいケーキが一気に高級に! だってゴディバとかトリュフなんとかとか入ってるんやぜ?
2月19日(ミクシィ) ふと新聞受けを見ると、郵便局からの不在配達通知が入っていた。差出人の欄には見知らぬ名前……じゃなかった壬生川さんでした。そういえば何か嫌がらせをしようと画策してたなぁ。 どうれ一体どんな嫌がらせを受けるのか、楽しみもとい、怖いなぁ。と、郵便局に荷物を取りに行く。 通知書が入っていたのが昨日だから、配達が休みの今日は郵便局に保管している筈だ。 一応窓口で通知書を見せて、 「この荷物は此処にありますか?」 と尋ねたところ 「はい、ありますよ」 と即答。奥に探しに行って貰う間、別の職員が別の客の対応をするので少し下がって待っている。 「○○さま〜」 ○○の部分は良く聞き取れなかったが、どうやら呼ばれたようだ。職員が持ってきた荷物は結構大きく、これをチャリで持って帰るのは難儀だ。なるほどこれも嫌がらせの一環か。 身分証明書の提示と押印を求められ、免許証を出して印鑑を押す。さて荷物を受け取ろうとすると、職員が 「ちょ……っと、お待ち、下さい」 と、また奥に行ってしまう。何やら挙動が怪しい。 暫く待っていると、戻ってきて別の職員と何か話している。どうやら、荷物を間違えて持ってきたらしい。それだけならまだしも、 「申し訳ありません。荷物、まだ戻ってなかったみたいです。今日の9時頃戻るかと……」 ……なんですと? さっきあるって自信満々に云ったやん。 「あの、また明日以降お届け出来ますけど……」 それが出来ないからこっちから取りに来てんやん。 「いえ、また取りに来ます。今日の9時以降ですね?」 「え、と、9時半くらいには……」 あ、自信無くなって云い直したな。ちょっとムカついたんで「じゃあそれまで此処で待ちます」とでも云おうと思ったけど、流石に暇なのでやめた。 と云う訳でまた出直す羽目になりました。壬生川さんより先に郵便局に嫌がらせを受けた気分。 2月18日(ミクシィ) 昨日日記書いていたら、ウインドウズが勝手にアップデートして勝手に再起動すると云う暴挙に出て、日記が途中で消えてしまって凹む。あの書いていた時のテンションをかえせー。 ……気を取り直して。 昨日はノーバディノーズのライブの日。仕事が早く終わって、尚かつ当日券があれば行くと云う、あまり希望の持てない事を思っていたのだが。 ……なんか、仕事が早く終わってしまいましたよ? 早く終わったと云うより、後回しに出来たと云うのが正しいけど(だから月曜が大変)。しかも当日券もありましたよ? と云う訳で条件が重なったので行ってきましたライブ。 チケット完売じゃなかったので客の入りはどうかなと思ったけど、会場に入ると人てんこ盛り。そして初っぱなからテンション高ぇー。開演ギリギリに行ったので、入り口から入ってすぐの所に居たのだけど、後ろから見ると正直ちょっと引く。 会場の殆どは盛り上がっていたのだけど、俺の周りはちょい醒め気味。これじゃいかんと、人を掻き分けて少し前に行ったけど、これが正解。あの場所に居たらあまり楽しめませんでしたよ。 先にも書いたようにライブ自体は大変な盛り上がり。よう知らん俺でもそれなりに楽しめたので、ファンの人にはたまらんかっただろうなぁ。ライブ終了後には、メンバーによるお見送りもあったし、サービス精神旺盛。そしてダミ声のあんちゃん格好ええー。 あと、いきなりドリンクチケットを紛失してしまったのが痛恨……。 2月15日(ミクシィ) ♪〜バレンタインデーキィ〜ック☆(華麗なやくざキックで) そんな訳で、昨日は確信犯バレンタイン司祭の命日でした。職場で義理チョコを貰いました。みんなから一つ。 「ねぇ、バレンタインのチョコどうする?」 「んー、みんなで一個やれば良いんじゃない。一人100円〜200円出しくらいで」 と云う妥協案の匂いがプンプンしますが、後のお返しも数入った物をみんなに一個で済むので、こっちの方がありがたいです。 宇治抹茶カップと云う変わったチョコでした。上司のが芋焼酎のチョコだったので、一応好みを考えてくれたんでしょう。 俺、抹茶そんなに好きじゃないんだけど……。しかも良く見たら抹茶カップの癖に洋酒入っているけど。でも喰ってみたら意外に旨かったです。うまうま。 昼休みに帰宅したら、宅急便の不在配達表が入っていた。うわー、宅急便は受け取るの面倒やなぁ、と思っていたら、集配所が自宅から1〜2キロ程度と、割と近くでした。 配達ドライバー直通電話とやらに電話してみると、やはり自宅での受け取りは無理そうなので、直接集配所に取りに行く事にして、何時まで開いているかを聞く。 「大体9時くらいまでは誰か居ると思います」 えらくアバウトやなぁオイ。しかし9時云うたら思いっきり残業している時間ではないか。やはり24時間受け取れる郵便局に比べると不便だ。 結局、残業中に抜け出して行きました。それでも、集配所の正確な場所が解らずに間に合わないかと思ったけど。 ……と、ここまで書いた辺りで眠りこけてしまったようだ。パソの前で朝まで爆睡。抹茶チョコの洋酒が効いたのだろうか? 全然酒の匂いはしなかったんだけどなぁ。 む? つまりこのチョコを黙って女の子に食べさせてあんな事(額に肉を書く)やこんな事(起きたらメチャメチャ度の強いメガネがかかっている)やえろい事(えろくて書けません)をするのに使えるのでは?! ……それ以前に食べさせる女の子が居ませんが。と云うか普通この程度で寝ない。 少し時間を戻す。昼休みが終わって職場に戻ると、作業部屋の椅子にチョコらしき物が入った紙袋が置いてあった。上司その2がたまに作業をするときに使っている椅子だから、上司その2が誰かから貰って、取りあえず置いているのだろう。 と思っていたら、現在育児休暇を取っている同僚が昼休みの間に顔を出して、俺の分を置いていったらしい。なんだ俺の分か。真っ先に人の物だと思って疑わない悲しさ。氷の姉御にも似たような事で怒られたしなぁ。 そして今日、氷の姉御からブラウニーと紅茶が届きました。女の子に配る物のおこぼれだそうです。せめて旦那さんに焼いたついでとか、色気のある事を云って欲しいと思いました。 一度には食べきれないので、氷の姉御から貰ったお茶と一緒に、ゆっくり頂きたいと思います。ありがたやありがたや。 良く義理チョコが嫌いとか云っているけど、よく考えたら義理チョコならぬ義務チョコが嫌いなんだなぁと思った。それでも貰ったら有り難く頂くけどね。 2月11日(ミクシィ) 先日は何か知らんがチャットや友人からの電話などで色恋の話ばかり続いたので、ちょっとそういう話を書く気分に。 のーとんや氷の姉御とのチャット中、少し前に知り合いの間に回った色恋にまつわる強制バトンの話になった。二人とも回答を誤魔化していた所を追求すると 「そーいうあらっとくんは?」 と聞き返されたので、別に誤魔化す事でも無し、素直に答えると 「そうか。がむばれ、あらっとん」 「強く生きろ……」 と同情される。云われんでも強く生きてやるっちゅーねん。こんなんだからあのバトンは受け取らなかったんだ。同情するなら愛をくれ(女の子限定)。あ、別にお金でも良いです。 さて、色恋の話と云えば 「俺の知り合いの女の子はみんな「君には(いい人見つけて)幸せになって欲しいよ」と云ってくれますが、実際幸せにしてやろうって人は一人も居ません。まるで恵まれない境遇で「可哀想」と云われながらも親戚の間をたらい回しにされる可哀想な子みたいです」 と云う事をたまにネタとして云っている。それを踏まえて。 知り合いの女の子と話している時、俺の失恋話になり、凹んでいるのを(実の所、その時は全然凹んでなかったのだが)元気づけようとしてくれたのか、云われた言葉。 「そうやって落ち込んでいるって事は、あらっとさんがちゃんと人の心を持っていたって事だよ」 ……なんだ? つまり落ち込む前は俺は人の心を持って無かったって事なのか? と云う事を突っ込むと、 「いや、そうじゃなくて、えと、その……つまり良い人だって事だよ!」 らしい。まぁ、最初から云わんとする事は解っていたので、そのあたふたする様を面白がっていた訳だが(この辺が人としてどうか?)。 そしてやはり 「あらっとさんも早くいい人見つけるんだよ」 と云われる。 その後、話は変わってその人の妹さんの話になる。可愛くてアクティブで良い子と、とてもご自慢の妹さんらしい。 そして話の流れ上、冗談で 「じゃあその妹さんを俺に紹介してよ」 と云うと、少し考えると冗談だと解る筈なのに(実際紹介されても俺が困る)、 「だ、駄目だよ!」 と、思いの外強い口調で拒否される。一体どうしてだろうと理由を聞くと、 「だって私の妹なんだよ?」 「うん。それで?」 「凄い良い子なんだよ?」 ……あー、うん、そうだね。そんな身内の良い子には、俺みたいな悪い虫は寄せられないよね。……って、アンタさっき俺の事を「いい人」って云ったばっかやん! 先に書いた「たらい回し」と云う言葉が冗談じゃなく頭によぎった出来事でした。 2月7日その2(ミクシィ) 前の日記の、変な電話の内容。これを語るには公演日の前日、つまり1月21日にさかのぼらねばならない。 いつもの様に残業中、携帯を見ると着信履歴があった。帰省した時に世話になった友人からだ。しかし、仕事中なのでかけ直す訳にもいかず、放置。 すると、それから仕事が終わる3時間程の間に3回も掛けてきた上、最後に「電話くれ」と云うメールが。 はて? ここまで切羽詰まった感じなのは珍しい。一体何やろう? よもやバースデーコールと云う訳でもあるまい。ご飯を炊飯器から直接食べるほどのズボラさんでは無いが、そんな気の利いた事をする訳がない。 仕事から帰ってきて、早速掛け直す。日付は変わる前だから、バースデーコールをするつもりならまだ間に合うぞ。と、当然用件はそんな事では無く。 以前書いた様に、正月に帰省した際に、友人の弟のPS2を修理したのだが、友人宅(現在転勤により広島在住)のPS2も全く同じ症状で調子が悪いと聞いていた。それがいよいよ壊れてしまったようで、どうせ買い換えるのならば、その前に足掻いてみようと云うのだ。で、そのやり方を教えろと。 そうは云われても電話口で説明出来る事でも無いので、参考になるサイトのアドレスを送っておいた。 それで22日の昼飯喰っていた時の会話である。向こうの用件はこうだ。 「云われたサイト見ながらバラそうとしてネジを外したは良いが、そこから蓋(?)が開かない」 ……いや、それそんなにつまづく所じゃないだろう? 機械に弱い女の子じゃあるまいし。 で、それに対する俺の答えが 「とにかくグラグラせえ」 である。アバウト過ぎるが、電話口で他に説明のしようが無し。バラすにはある程度の思い切りも必要なのだ。 その後しばらく電話は掛かってこなかったので、恐らくあの説明で何とかなったのだろう。 岡本太郎展に入る前に、携帯の電源を切らなければならなかったので携帯を取り出すと、またさっきの友人から着信履歴が残っていた。でももう美術館の中に入っていたので放置。 イッセー尾形の公演前に少し時間があったので、その時にまたかけ直してみる。 「おう、どうなった?」 「それがな、ホームページ見ながら調整して、全部組み立てて電源入れてみたら、電源入らんかった」 「……は?」 たしかに、この修理は直るか即死するかの二択だが、それはDVDを読み込めるようになるか、二度と読み込めないようになるかで、電源が入らなくなるほど致命的な事は起こらない筈だ。最悪でも、「PS2」から「でかいPS。一部のPS2ソフトも動くよ」になるだけだ。一体何をどうやったら電源が入らなくなるのか。 それに、動作確認は「全部組み立ててから」するなー。最低限動く程度まで組み立てて行え。もし上手く行かなくてやり直すときに凄ぇ面倒ではないか。 もうそこまでいくと俺にはアドバイスのしようも無く。元々電子機器についてはさっぱり解らないのだ。逆に云うと、その程度の知識でも出来る作業なのだが。 とにかく、明らかに断線している所がないか調べろー、とだけ云って電話を切ったのだが、どうやら面相臭くてそれからいじってない模様。 俺が何も見ずにちゃちゃっと終わらせた作業を、電話で助けを求めながら結局予想以上に壊してしまって、恐らく友人の嫁さんから見た株は下がっただろうなぁ。全く情けない。 しかし、こうやって見ると俺の携帯に掛かってきた電話に対するおざなり感は酷いな。外に出るときはマナーモードが多いんで、気付かない事も多いし。 2月7日(ミクシィ) 先月の話だけど。 1月22日に北九州にイッセー尾形の舞台観に行ってきたので、その記録でも。 朝からJRに乗るために上熊本駅に行く。行ってびっくり。駅が閉鎖されていた。 張り紙を見ると、新幹線が通るのと老朽化を理由に、前日に閉鎖されたらしい。なんてタイミングだ。 幸い、奥の方に仮の駅舎があったので何ら支障は無かったが、いきなり駅が閉鎖されていたらそりゃ驚くわい。 小倉駅に到着後、初めての街なのに適当に駅を出て歩き始める。少し歩いたところで何か違和感を感じ、携帯のコンパスで方位を確認。南に行かなければいけないのに、進行方向は思いっきり北を向いていた。危ない危ない。初っぱなから迷う所だったよ。と云うか行動が適当過ぎ。駅構内の案内板にちゃんと「北口」「南口」って書いてあるやん。今回は単独行動じゃ無く友人と一緒なので、少しは考えて行動しよう。 公演までは時間があるので、駅周辺の街を散策。細長いアーケード街が入り組んでいる。感じの良さそうな喫茶店といかがわしい店が隣接しているような、独特な雰囲気の街。あと、ゲーセンとパチンコ屋の区別が付きづらいですよ? 思わず笑ってしまったのが、婦人雑貨を売っている小さな店に書いてあった一文。 「ブランド風財布1000円〜」 ブランド「風」って……良いのかそれで!? 昼飯時になり、何を喰うか捜していると、ある店の店頭のメニューにある「大エビフライ定食」と云うのが気になった。ただのエビフライでは無い。「大」のすよ。どのくらい大きいんのすかねぇ〜。 と云う訳でその店に決定。夜は居酒屋らしい店で、こういう所で昼飯を喰うのは初めてだ。今回は友人と一緒だったが、一人だとなかなか入れないだろうなぁ。 で、注文する時に問題が。これは「おおエビフライ定食」なのか「だいエビフライ定食」なのか。迷った挙げ句「だいエビフライ定食」で注文。すると店のおばちゃん、 「エビフライ定食ですね」 って「大」は何処行った「大」は!? 俺の迷いと決断を返せ! つまりこの店には「大エビフライ定食」はあっても、普通の「エビフライ定食」は無いらしい。 程なくして運ばれてきた「大エビフライ定食」 なるほど確かにでかい。その場で測った訳ではないのであまりアテには出来ないが、25センチくらいであろうか。皿からはみ出さんばかりの大エビフライが二尾。これなら名に偽りなしである。 一口囓ってみると、ちゃんと端までエビが詰まっている。何を当たり前の事を、と思われるかも知れんが、昔、下宿の晩飯で、一口囓ってもまだエビに到達しない、或る意味芸術的なエビフライを体験した事があるのだ。 さて、大きさもさることながら、驚いたのは味である。外はサクサク中はプリプリ。言葉にするとこれだけだが、俺にとっては「エビフライってこんな美味い物だったのか」と思わせた逸品であった。 飯を喰ってから携帯に着信履歴があったのに気付き、友人に断ってからかけ直す。電話が終わると、友人から「一体何の会話やねん」と笑いながら云われる。はて? そんな特殊な会話をしていたのだろうか? と思い出してみる。 「……バラせんって、ネジはちゃんと外しとっとや? ……いや、8本かどうかは知らんけどさ。外しとるなら蓋持ってグラグラすれば外れるはずやぞ。……うん、適当に持って。とにかくグラグラせいグラグラ」 ……うん、確かに何の話か解らんな。なんやねん「とにかくグラグラ」って。奥歯グラグラ云わせるんか? この電話はこの日数回掛かってきたのだが、内容は長くなるのでまた別の話で。 飯を喰って公演会場である北九州芸術劇場に行く。ここはリバーウォーク北九州と銘打って、劇場の他にも美術館分館やNHK、各種店舗が入っている複合施設になっている。一言で云うと変な建物だ。外観はこんな感じ(http://www.yado.co.jp/tiiki/kitakyu/riverwalk/riverwalk.htm)。 中は中で変に通路が広くなったり狭くなったりで、必要以上に迷いやすい。きっとデザイナーは見た目ばかりで使う人の利便性をどっかに置いてきたに違いない。何たって肩書きが設計者じゃなくてデザイナーだからね。 ちょうどここの美術館で岡本太郎展をやっていたので、公演前に見ていく事にする。一度熊本でやっている時に見た事があるのだが、今回もなかなか面白かった。展示物も若干代わっていたし。 このおっさんは芸術の事は良く解らんでも面白いなぁ。エネルギーの塊で、常に放出していないと死んでしまう感じ。心臓に太陽のような核があるに違いない。 抽象画も「技法? なにそれ?」と思わせるくらい勢いに溢れているが、それよりも立体が面白い。 特に『若い夢(http://www.new-york-art.com/taro-sculpture-Young-Dream.htm)』(もしくは『午後の日』)などは、ユーモラスでありながらどこか物哀しく(割れた顔を必死で押さえているようにも見える)て好きだ。『犬の植木鉢(http://www.new-york-art.com/taro-sculpture-Dog-Shaped-Flower-Pot.htm)』も、なんか可愛い。40年以上前のデザインとは思えないな。良く分かんないのも多いけどね。 岡本太郎展を出て適当に時間を潰して、いよいよ今回のメインであるイッセー尾形の公演。チケットを取るタイミングが遅かったせいで、あまり良い席では無い。俺は二階席真ん中の一番後ろで、友人は同じく二階席のちょっと前の方、ただし一番右端。どっちもどっちだ。 相変わらず変に入り組んでいる劇場内のロビーを移動し、二階席に入る。「うわ、高っ!?」 舞台からやたら高い位置にある気がする。その上、前の席との段差も普通よりも多く取られているので、一番後ろの席の高さと云ったら。 隣の席のおっさんが、奥さんにやたらと「なんでこんなに高いんだ。高過ぎじゃないか」とか「(座席が)狭いな!」と文句を云っている。うるせぇ、アンタもいい大人なんだからちょっと黙れ。 ところが、いざ公演が始まってみると、これが意外に見やすい。前の席との段差もある上に、互い違いに並べてあるので、前の席の人の頭が全然邪魔にならない。後で聞いてみると、右端の席に居た友人も「結構見やすい席だったよ」と云っていたので、この劇場はどの席に座っても見やすいのだろう。ここの建物のデザイナーはともかく、この劇場内の設計者はなかなかのやり手に違いない。 公演内容も勿論面白く、始まる前に文句ばかり垂れていたおっさんもすっかり夢中。うーん、流石だ。やっぱりイッセー尾形はDVDと生で見るのでは全然違うなぁ。いや、何だって生で見る方が良いのだが、イッセー尾形は特にそれが顕著な気がする。 公演が終わった後は晩飯を喰って帰宅。一日歩き回って疲れたせいか、JRの中ではぐっすり眠ってあっと云う間に熊本に到着。 疲れはしたが、なかなかに有意義で楽しい一日であった。付き合ってくれた友人にも感謝。 トップへ 06年3月の戯れ言へ 06年1月の戯れ言へ その他の戯れ言へ |