戯れ言

色々思った事とかを日記代わりに書いてみる。
実はここのメイン。と云うか他に更新するトコ無いし。



5月31日
 以前から起動時になかなかディスクを認識してくれなかったプレステ2が、とうとう全然ゲームを読み出せなくなってしまった模様。恐らくはDVDドライブ関係のトラブルであろうから、修理に出すと約一万円。これが初期型である事を鑑みれば、ちょこちょこ改良(一部改悪)された新型を二万円で買った方が良いのであろう。
 DVDビデオのコピーガードが外せなくなってしまうのは痛いが(この辺が改悪部分)、考えてみればそんな使い方した事一度もないしな。その為の接続器具も持ってないし。

 と云う訳で買い換える前に恒例の分解タ〜イム。


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 ……では無く、プレステ2の修理(レーザーの出力調整)を紹介しているサイトがあったので、それを参考に分解。しかし、そのサイトの作例はSCPH-30000と云う型番で、俺のは先に書いた様に初期型のSCPH-10000。その内部構造は結構違う。
 考えてみれば、SCPH-30000以降は本体裏にハードディスク入れる為のでかい穴がぽっかり開いているんだから、違うのは当たり前か。
 そんなこんなでサイトとの作例と違う為に、外さなくても良い部品を外してしまったり、コネクターの外し方が解らず少し欠かしてしまったりしたが、幸い、肝心のレーザーの出力調整する場所は同じだったので調整完了。動作確認。出力を強くし過ぎると、デバイスを焼いてしまうと云う事なので少し怖かったり。


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動作確認の図
ドライブの上蓋を外して回してみたら
指で押さえていても飛びそうで怖かった
そして何が凄いって、机の上のこの惨状


 結果、DVDディスクを入れても、何事も無かったかの様に当たり前に読み込む様になったし、ついでに内部のクリーニングもしたせいか、ファンの音も静かになって万々歳。余計な出費をせずに済んだ。

 しかし、何だかんだで結構ゲーム機バラしてんなぁ俺。今までバラした事のあるゲーム機:ファミコン(コントローラー交換の為)、ツインファミコン(ディスクシステム部の様子見とコントローラーのパーツ取りの為)、メガCD(PCエンジン用CDロム入れたら出てこなくなった為)、ゲームボーイカラー(クリヤーカラーの内側から色塗る為)、ムキャ(ドライブ部交換の為)、そしてプレステ2。
 こんな事を云っていると、なんか電子光学系に強そうだが、実はさっぱり全然そんな事は無い。工業高校電気科を出ている癖に、三相交流すらもさっぱりさんだ。適当にバラして、同じ様に組み立てる、もしくは部品を入れ替えるだけ。チョロQのゼンマイ分解して組み立てるのと同じ様な感覚だ。


5月29日
 GBAの 『メトロイド ゼロミッション』 を買いに行く。すると、PS2の 『超時空要塞マクロス』 と 『白中探検部』 がワゴンセールでやたら安かったので(それぞれ1980円と980円)思わず買ってしまう。
 いつやる暇があんねん。ゲームキューブの 『ガチャフォース』 の二週目やりこみなんかやってる場合じゃないなぁ。


5月28日
 少し前の話だが、近所にドンキホーテが出来た。開店から暫くして、同僚がこう聞いてきた。

「田中(偽名)さん、もうあそこ行きました? えっと……『どっきりドンキー』」

 ……いや、云わんとする事は解るが……。


5月23日
 こばけんさんの呼び掛けにより行われた 『ラグナロクオンライン』 の中でのPBMプライベに顔を出す。
 どれくらい人数が集まるか未知数だったが、蓋を開けてみればチャットの人数制限ギリギリの20人が集まる(実際は21人だったが、入れ替わりの人が居たためなんとか人数制限内に収まる)。わざわざこの為にクライアント(ソフト)をダウンロードして(中には買ってきた強者も)きた人も居たり。
 キャラ名だけでは誰が誰だか解らなかったのだが、自己紹介でPLのペンネームを聞くと、昔PBMの会報誌で良く見た有名PLさん達多数。自己紹介が終わったらまた誰が誰だか解らなくなったのは秘密(俺の海馬はちょっとスポンジ気味だ。人の名前と都合の悪い事は憶えきれないぜ?)。
 俺はと云うともう完全に無名PLだったもんで、自己紹介してもさっぱり分かんないだろうなと思っていたが、何か参加者の数名から此処のサイトを見ていると云う方が居てびっくり。「今度見に行きますね」 と云って下さった方も居たのだが、大して面白くも無いサイトなので恐縮するばかり。あまり更新もしてないし。
 何だかんだで6時間以上やっていたのだが、まだまだ物足りないのでまた機会があれば集まりたい物である。


5月20日
 朝から朝食の調理パンなどをモグモグ食べつつテレビの報道番組を眺める。どこぞの国で、抗議デモに対してへりで攻撃を加えたとか云う惨劇が伝えられている。
 映像では、口から血を吐いている子供を抱えて走る人の姿が流れている。その人がカメラの前を通り過ぎ、後ろ姿で全身像が露わになった。
 ……あの、その横からはみ出ている、赤くてぬらぬらしてぷらぷら垂れている物はなんでしょう?
 朝っぱらから何気にとんでもない映像流すんじゃねぇ。俺ウインナーロール喰ってたっちゅうねん。
 ……いや、ちゃんと全部喰ったけどさ。


5月16日
 なんとなくテレビのチャンネルを変えていたら流れてきた 『みんなのうた』 の 『道』 と云う曲。これの映像が、実写とCGの合成で、まるでチューブとエアカーの未来予想図の様に、路面電車が立体的に走っていてとても素敵。
 また見たいと思って放送スケジュール見たけど、毎日同じ曲やってる訳じゃないのね。ビデオ予約でもしておいた方が確実かな。


5月11日
 福田官房長官が辞任だそうで。氏の事が好きか嫌いかはともかく、記者の質問を常に他人事の様にのらりくらりとかわすスキルは、普通の人なら3日で胃に穴が開きそうな役職を勤め上げるのに希有な才能ではなかったかと思うのだ。
 過去に年金未納期間があったくらいで辞める事は無いと思うのだが、本人もとっととこんな役職辞めたかったのではなかろうか。
 政治家として致命的とは云い難い軽いスキャンダルをもって辞任の口実とし、更に自分が辞任する事によって、民主党の菅直人代表を辞任に追い込む駄目出しとす。今回の年金未納騒ぎによる辞任者の中で、唯一の勝ち組ではなかろうか。
 部下に見送られながら、晴れ晴れとした表情で去っていく元官房長官の姿を見て、「やっぱり喰えねぇオヤジだなぁ」 と思ったのであった。


5月9日
 熊本市現代美術館でやっていた 『鉄腕アトムの軌跡展』 を見に行く。鉄腕アトムをメインに、ロボットと云う言葉が生まれてから今日までの軌跡を辿った物だ。
 夕方5時過ぎに行ったので、閉館の8時までは十分余裕があったのだが、手塚治虫先生の生原稿からロボット草創期のロボットのレプリカ、そして昔の科学雑誌の記事など、なかなかの見応えでもう少し早く行けば良かったと後悔。
 さて、そんな展示物の中の一つ。子供向けの科学雑誌の記事。昔の人の夢見た未来像。どの時期の物かははっきり見ていないが、21世紀はチューブとエアカーの時代と思われていた時期だろう。

 そこに描かれていたのはお手伝いロボット。今で云うメイドロボと云ったところだろう。しかしそれは未来は夢一杯の時代の科学雑誌。全長180cmくらいの巨大ドラム缶に沢山のロボットアームが生えた様な代物です(女性型メイドロボもある意味夢一杯の未来像であるが)。
 そのお手伝いロボットが食卓に食事を用意している図が描かれているのですが、残念ながら食卓には子供が一人座っているだけです。未来の食卓像は便利ですがちょっと寂しそうです。
 そしてその食事、調理をするのに炊事場を使いません。全てロボットの腹の中で作られている様です。そしてその材料はなんと、壁に備え付けられた受け取り口に、どこからとも無く送られてくるのです。
 また、壁には他にも幾つかの穴が開いており、それぞれ水やジュース、醤油など液体の物が、ロボットのチューブを通して取り出せる模様。そんな、食材や醤油が送られてくる様なインフラは必要ないと思います。つうか、醤油くらい食卓に置いておけ。
 その他、お手伝いロボットらしく同時に掃除もこなしていましたが、掃除は埃が立つので食事が終わってからにして欲しいものです。
 そしてこのロボット、足がついておらず、恐らくは小さな車輪で動いていると思われますが、これでは台所の敷居を跨げません。家の中をバリアフリー環境にしないといけませんが、ロボットに合わせて環境を整えるなどナンセンスです。宇宙空間におけるジオングの足はただの飾りでしたが、地球の重力下にある一般家庭のお手伝いロボットには足は実用品なのですよ?
 お手伝いロボットと云いながら、炊事と掃除機能しか付いていませんが、きっとお風呂の脱衣場あたりには、掃除と洗濯をこなすロボットがいるのでしょう。
 そしてこのロボットの最大の脅威。それはロボットの胴体あたりを指してこう書いてあった。
「ここに原子力エンジンが入っている」
 なんだかしれっととんでも無い事が書いてありますよ? 原子力とか核とか云うキーワードで動いているロボットは、十万馬力のアトムやガンダムくらいしか知りませんよ?(正確にはガンダムなどは人が搭乗して動かしているのでロボットの定義とは逸れるが) 
 一体お手伝いロボットのどこにそんな出力が求められるのでしょう? どんな食材も一瞬で黒こげに出来そうです。それとも不法侵入者に対して殺人光線でも出すのでしょうか? 「み〜〜〜」 って。まぁ、不法侵入者が居た所で、ロボットの方は台所から出られやしませんが。

 とまぁ、突っ込み所満載の記事を堪能してきた訳だが、最後の最後に罠が。出口近くに作られた小部屋には、手塚治虫漫画全集が並んでいる。勿論自由に読んでOK。……もっと早くに来るんだった。


5月4日
 朝から 「映画観に行くぞ」 と友人に叩き起こされたので、映画鑑賞に。
 観てきたのは 『キャシャーン』 と 『キル・ビル2』

 まずは 『キャシャーン』  なんか反戦テーマがくどかったけど、ストーリーと映像は面白かった。ただ、世界観が狭く感じたのが難。遠くの戦場の筈が、なんか近所の裏山くらいの近場に感じたり。
 ところで、予告であった 「キャシャーンがやらねば誰がやる」 って決めゼリフが全く出なかったんですけど……。単純な勧善懲悪物じゃないので使う場面が無かったからかも知れんが、それなら予告にも入れなきゃ良いのに。と云うか、この映画、キャシャーンである必然性がまるで無し。ヘルメット被ってないし。
 まぁあれだ。面白いけど間違っても子供連れで観る映画ではないよ、そこのお父さん。キャシャーンどんどん血まみれになっていくし。


 んで 『キル・ビル2』  日本人観客を意識している癖に、日本を味噌糞にけなす中国人老師(とても胡散臭い)を出すタランティーノいかす。
 前作に比べると無茶苦茶感は減って、比較的まっとうな映画になっていたが、馬鹿馬鹿しく下世話な演出は相変わらず。
 少しネタバレになるが、スタッフロールで演歌の 『恨み節』 を流し(しかも日本語歌詞なのに日本語字幕を出す)、館内にみょ〜な空気を生み出していたのは、絶対意図的だ。お陰で殆どの観客は席を立つタイミングを見失っていたり。お見事。
 と思ったらこれ、前作でも流れていたらしいね。友人から観せて貰った時にはその前に切られていたので知らなかったよ。


5月3日(その2)
 以前からテレビの調子が悪いと云うかもう寿命で、暗くなった画面を画質補正で無理矢理明るくしていたのだが、電源を入れてまともに映るまで5分以上掛かる様になったんで、いい加減買い直す事に。家に居るときは殆ど付けっぱなしと云う使い方で、10年以上使ってるからなぁ。
 買うのは、価格、設置スペース等の都合から、今までと同じ4:3の21型である。ガンシューティングゲームが出来ない様な薄型テレビはいらん。つか、高いし。
 で、ちょっと調べたのだが、最近のテレビってオフタイマーは大体付いているが、オンタイマーが付いているのは殆ど無い。テレビを目覚ましに使っている俺には、オンタイマーは必須だと云うのに。
 パナソニックとサンヨーの物には付いていたが、パナソニックのは 「あと○時間後にオン」 と云う形式なので却下。サンヨー一択に。
 ところが、実際店頭で見てみると、サンヨーの奴は前面の入力端子にS端子が無い。必須な物では無いが、これは結構痛い。
 結局、東芝のデオデオのオリジナルバージョンと云う奴が時計機能も付いていたので、東芝はあまり好きじゃないのに、苦渋の選択でそれに決定。

 買って帰り早速設置。うわ、明るい! まともな画面がこんなにクッキリハッキリとは。ゲーム画面も綺麗になって満足。と云うかゲーム画面にしか感動してねぇ。
 このテレビで地上波アナログ放送が打ち切られるまで持たせるとしよう。


 それと、パソの音をヘッドホンで聴いていると、CDドライブの回転やマウス移動時にノイズを拾ってしまって気になっていたので、思い切ってちょっと高めのサウンドカードを購入。
 音質も心持ち良くなった感じもするし、気になるノイズも殆ど入らなくなったのでこれまた満足。
 しかし、テレビとサウンドカードでかなりの散財っぷり……。


5月3日
 最近の戯れ言はネタが解りづらいと云う指摘を受けました。読み返してみると、確かに解らない人には全然解らない話でした。
 さて、そんな流れは無視して、今回はPS2版の 『ミッシングパーツ』 をやっていると云う話。退かぬ、媚びぬ、顧みぬ。がモットーです。嘘です。
 ムキャ版でやっているにも関わらず、最近またPS2版(システム面の改善はあるがシナリオに差異は無し)をやり始めた。
 ゲーム中に、基本的に本編とは関係のないメールマガジンと云うのがあるのだが、この中に推理小説について語る物がある。まぁ、俺はあまり推理小説には明るくないので、読んでも良く解らないのだが、ある回の事。


〜〜〜
(天才について)
そういう人智を越えた存在がわらわらと集まるといったいどういう事になるんでしょうか。
…ろくなことにならない、ええ僕もそう思います。
実際、ろくなことにならなかったという見本のような作品もありますね。
何よりおもしろいのは、その事件の謎を解いた名探偵役が、山ほどいた天才のうちの1人ではなく、ただの戯言遣いだったというあたり。
〜〜〜


 ……ってこれ、今ちょうど俺が読んでいる本(*1)やん。それまではエラリー・クイーンとか、なんか名前は聞いた事あるけど、と云う様な割と古そうな作品ばかりだったので、こんな比較的最近の作品の事まで書いてあるのは意外だった。
 この本の初版が2002年2月で、ムキャ版の 『ミッシングパーツ2』 が2002年10月発売なので、ゲームの制作者は読んですぐ入れたんだろうなぁ。
 そしてそのメールマガジンの最終回。


〜〜〜
読者への挑戦に挑んだ事はありますか?

実は、僕は一度もありません。
幼い頃読んだ探偵小説で名探偵が謎を解いた瞬間のあの衝撃。
雷に打たれたような痺れと快感。

火山灰ふりしきる山中で江神さんが語った真相。(*2)
久遠寺家で黒装束の拝み屋が突きつけた真実。(*3)
そして、エジプト十字架でエラリーが放った一言。
すべてが麻薬のように僕の思考をとめてしまうのです。
〜〜〜


 例えに出された三作中二作を読んでいたり。なんだ、意外に推理小説読んでるやん俺。と錯覚してしまう出来事であった。
 ちなみに、俺も読者への挑戦へ挑んだ事は一度もありません。金田一少年とかもさっぱり解んねぇさあ。


(*1)西尾維新著 『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』
(*2)有栖川有栖著 『月光ゲーム Yの悲劇’88』
(*3)京極夏彦著 『姑獲鳥(うぶめ)の夏』


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