戯れ言

色々思った事とかを日記代わりに書いてみる。
実はここのメイン。と云うか他に更新するトコ無いし。



4月30日
 怖ぇー! エースパイロット怖ぇー!
 と云う訳でゲームキューブ版ガンダムをやる。面白いけど難しいと云う評判だったが正にその通り。エースパイロット級に翻弄されたり沢山の雑魚に蹂躙されたりで、操作に慣れるまでは瞬殺の連続。
 一応救済措置としてレベルを上げれば、クリアするだけなら何とかなるので何とかやってる様子。
 さて、これにはメインのゲームとは別に 『M.S.グラフィックス』 と云うモードがある。アムロの声の古谷徹氏のナレーションで、各モビルスーツの実に細かい解説がCGムービーで流れるのである。
 古谷徹の声と 『M.S.グラフィックス』 と云う名称でピンと来た人も居るだろうが、要は 『カーグラフィックTV』 のモビルスーツ版をやってみようと云う奴だ。
 これがまたマニアックで楽しい。例えばガンキャノンの場合、「その自重と、攻撃の反動を和らげる為のサスペンションは、RX−78(ガンダム)とは異なる設計の物が組み込まれており、独特の歩行音が楽しい」
 なにー! あの水の入った長靴を履いている様な足音にそんな(こじつけ)設定がっ!!


4月27日
 廻る廻る、運命は廻る。
 成田良悟氏の 『デュラララ!!』 読了。相変わらず多人数の絡ませ方が上手い。全く関係のない所に生えている蔦同士が、伸びるにつれ絡まり合っていく感じ。
 ヤスダスズヒト氏の挿絵も 『バウワウ!』 よりも良い感じ。口絵からして面白かった。シャープな悪人が上手いなぁ。
 個人的にはもう少し平和島静男の活躍が見たかった。デタラメーズって大好き。デタラメーズに囲まれながらも何かやる無能力者、もっと大好き。


4月16日
 2年越しの告白。よもやここで語る事になろうとは思いも寄らなかったが、歳月と云う物は巌に染み入る雨水(うすい)の如く心境の変化を促す物の様だ。
 と云う事で 『シスタープリンス』 について語る。ネタバレを含む、と云うかやってないと解らない内容なので、まだやってなくて興味のある物好きはリンクページの先の 『俺様工房』 のサイトに行くが宜し。

 それは2001年10月の事。掲示板にのーとんの奴が 「「あにじゃ〜(だみ声で)」 と叫ぶ様な妹の出る妹ゲームを作ってくだせぇ」 と書き込んだのが始まりである。なんか三国志の武将っぽい名前の奴を引き合いに出していたが、良く知らないのでスルー。
 その時は 「そんなん、わざわざノベルツクールまで買って作ってられるか」 と返していたのだが、後になって良く考えると、フリーソフトでその様なソフトがありそうだと至る。探してみると案の定あったので、適当な奴を見繕って落とし、本当に作ってみる事にする。
 コンセプトは 「嫌がらせ」  約一月後に皆で集まる機会があったので、その時に 「ちょっとこういう妹ゲームがあったんだけど、やってみてくれ」 と手渡す。家に戻ってやってみると、自分と同じ名前の主人公が偉い目に遭っていたら、そりゃ嫌がるだろう。
 そう、『シスタープリンス』 には特別版として、主人公の名前がのーとんになった物と八卦屋氏になった物が存在するのだ。と云うかそれの為だけに作った。世界に一枚ずつのレアものだぜ? 他の人に配った物は、そのついでに作った物に過ぎない。ちなみに作中にちょこっと出てくる転校生は、のーとんバージョンでは八卦屋氏の名前が、八卦屋氏バージョンではのーとんの名前が出てくる仕様。なんでのーとんだけじゃなく八卦屋氏まで被害に遭っているかと云うと、……なんでだったっけ? 人柄?
 まぁそんな感じで、やってみたらパッケージとは全然違う女の子が出てきて 「なんじゃこりゃー!」 と云う一発ネタをやるつもりだったのだが、気が付くと一発ネタでは済まない内容に(あれでも随分割愛したと云うか実力不足で書けなかったのだが)。
 話の内容としては、とにかく主人公が不幸になる様に。例えば、「1.街に行く」 「2.公園に行く」 「3.家に居る」 と云う選択肢を用意したとして、1を選ぶと長女に遭遇して偉い目に、2を選ぶと次女に遭遇して偉い目に、3を選ぶと三女に以下略。と云った感じに。まぁ、長女のキャラが強すぎて出来なかったのだが、その名残が昼休みの選択肢である。
 そして、パッケージのキャラを入れないと嘘吐きになってしまうので、その為に夢オチネタに。最後バッドエンドにしなきゃいけないんで、更に夢オチドン。『まものくえすと2』 ネタなんて一体誰が解るか疑問ではあるが。
 先程、まるで八卦屋氏が被害者の様に書いたが、このゲームは 「血、奇跡の否定、不幸主人公」 等、実は彼の好きそうなキーワードをふんだんに含んでいます。これで彼が喜んでいるかは不明だが。
 さて、そんなこんなで制作に一月くらい掛かった訳だが、シナリオの半分くらいは締め切り前日に殆ど徹夜で打ち込んでいたりする。流石締め切り効果。間に合うとは思わなかった。CDジャケットの制作などは間に合わなくて、プリントアウトだけしておき、行きの夜行バスの中で作っていたりしたが。

 それから数ヶ月。今度は氷の姉御と弓月の旦那の結婚式でみんな集まると云う事なので、前回時間の都合でスッパリ切ってしまったテングメンシナリオを追加する事に。
 背景やキャラ絵などの素材は早い内から取りかかっていたのだが、テキストの方は相変わらず筆が進まず、やっぱり締め切り前日に一気に書き殴っている。睡眠不足でナチュラルハイの状態で進めたので、当初の予定よりもアレな方向に。後で見直すと赤面物である。
 ちなみに、テングメンについては、以前のーとんが某媒体で書いていた物を元にしてあり、俺の創作物では無いので念のため。

 そんなこんなで知り合いに配ったりしていたのだが、評判は 「概ね不評でなにより」 と云ったところ。自分で作っていると、面白いのかつまらないのか、何処までやっちゃって良いのか解らなくなっていくからなぁ。普通は、制作途中でも知り合いに見せたりして意見を聞きながら進めていくのだろうけど、例えば1人に相談したら驚かせる相手が1人減ってしまうではないか。
 それで、プレイした人から 「サイトにアップすれば良いのに」 と云われ、減色、圧縮などの作業の上アップする事に。しかし、そのままこのサイトにアップしても人格を疑われかねない面白くないので、別サイトをでっちあげ、ここからリンクと云う形を取る。ちゃんとしたリンクページ作ってなかったので、リンクページもその為に作成。

 そんな感じで今に至る訳だが、流石に殆ど告知してなかったせいか、先日のエイプリールフールまで 『俺様工房』 のサイトを知らない人が結構居たみたいで(一応、更新履歴の 「リンクの項を更新」 が告知)。

 しかしまぁ、この程度のノベルゲームくらいなら、絵と文章が書ければタダで作れるなんて、良い世の中になった物ですなぁ。音楽も、今回は苦肉の策で市販ゲームの音を利用させて貰ったが、探せば音楽のフリー素材もあるだろうし、その気になれば文章さえ書けたらゲーム作れそうだ。
 とは云え、この程度でもやたら面倒臭いのもまた事実。作成ツールの御世話になっているとは云え、キャラの表示切り替えなど、いちいちやるのがこんなに面倒とは。
 そしてデバッグ。誤字脱字は云うに及ばず、キャラや背景の表示忘れ、消し忘れ、曲の切り替えミスなど、デバッグする度に見つかるミス。先日のエイプリールフールの時に改めてやってみたら、また誤字を発見するしなぁ。もう面倒だから直さないけど。
 これ作って以来、演出に力を入れているアドベンチャーゲームを見る度に 「うわ、面倒臭ぇ事やってんなぁ」 と少しはその苦労が解る様になってしまった。

 さて、このゲームはタイトルこそかの有名な 『シスタープリンセス』 のパロディーとなっているが、キャラの方は別の方向で有名な 『the ガッツ』 のキャラから拝借している。怖い物見たさと嫌がらせに人に送るの為に1〜3まで買っていたのだ。もう既に全部嫌がらせに送っているので手元には残ってないが。
 そしてこのゲームを作った後日、『the ガッツ4』 が出ると云うので見に行ってみたら、サブタイトルが 『私立ガッツ学園』  内容を見ると 「土木研究会がどうのこうの」
 ……嫌な偶然ってあるもんなんだなぁ。
 ちなみに 『シスタープリンセス』 の方は全然プレイした事無し。ただ、妹達の兄の呼び方が全員違うと云う事で、そこだけ踏まえた。

 ついでに攻略でも。と云う程のもんでも無いが。要は天狗に拘ればテングメンシナリオに行ってしまうと云うこった(この攻略はダウンロード版に基づいており、CD配布版とは若干異なります)。


選択肢1
理想の妹とは?
ここで選んだ物が後の夢オチシナリオの外見に影響。
「天狗」 を選ぶと、後にテングメンシナリオへの選択肢出現。


選択肢2
昼休み
1.屋上で−肉体的に偉い目に遭う。
2.トイレに−精神的に偉い目に遭う。


選択肢3(選択肢1で 「天狗」 を選ぶと出現)
天狗面を……
1.念のために−テングメンシナリオに(以下選択肢無し。テングメンエンド)
2.まさかそこまで−夢オチシナリオに。


選択肢4(夢オチシナリオのみ)
1.痛みを気にする−夢オチエンド1
2.痛みを気にしない−夢オチエンド2




4月6日
 最近どうにも忙しいアルヨー。土曜も日曜もあったもんじゃねーヨー。
 などとエセ中国人っぽく嘯いてみる。


4月2日
 今年のエイプリールフールは、別段何も思い浮かばないし、何もやらなくて良っかー、と思っていたが、トップを隠しサイト(と云う程隠してもないが)の俺様工房のトップに差し替えたら少しは何かやってる様に見えるだろうと、やってみる事にした。楽だし。
 それだけでは、元から俺様工房を知っている人にとっては騙しにも何にもならないので、嘘企画として格ゲー作成中をでっち上げる事に。
 格ゲー風のドット絵なぞ描いた事がないので不安だったが、試しに一枚描いてみると、何となくそれっぽく見えるインチキドット絵の完成。どの辺がインチキかと云うと、ドット絵の癖にブラシツール使っている所。つまり、色数の管理が全然出来ていないのだ。
 ま、ホントにゲーム作るならともかく、それっぽい画像でっちあげるだけならこれで十分。信憑性を持たせる為には絵の数が多ければ多い程良いので、他の格ゲーの絵を参考にしながらせっせとドット絵描き。
 29日にドット絵は切り上げ、30日に体力ゲージなどの画像全体の捏造と、サイト記事の捏造。1日余裕を持って、後はアップするだけに。
 ところが31日の午後、仕事中にインチキ体験版を思いつく。格ゲーの体験版だと思って落としてみたらノベルゲーム風だったら騙されたと思うだろう。「なんやこれ格ゲーちゃうやん!」 と思わせれば勝ちなので、内容はとことんいい加減で良い。
 しかし仕事が長引き、帰ってきたのが夜10時頃。あと2時間で出来るのか? 『シスタープリンス』 で使ったノベルツールをまた落として使ってみるが、使い方を全然憶えてねぇ。
 それでも、ヘルプファイルとにらめっこしながら、新たな画像作成まで合わせて1時間半くらいで出来上がる。何とかなるものだ。
 ちなみに、当初の予定では幕之内乱治はちゃんと生屋彩と更夜四忌には勝つ予定だったが、作ってる時のノリで全敗になる。
 それで何とか4月1日に間に合った。
 
 ……で? なんで4月1日になったらこうくるくるカウンターが回るんだろう? 日付が変わって1時間で、普段の2日分くらい回ってますよ? 皆さん何か間違ってます。まぁ良く解っているとも云えるが、やはり何か間違ってます。
 と思っていたら、こばけんさんのサイトから 「なにかやってくれそうなサイト」 ってリンク貼ってあるしー。いや、なにかやっていて本当に良かった。

 で、終わってみたら1日で150くらいカウンター回っていたりする。普段の15倍以上だ。なに? 誰か俺を騙そうとリロード連打してないか?
 定期的にウチに訪れるは恐らく20人くらい。サイトの存在を知っている人を30人くらいと仮定すると、100人以上はこばけんさんのサイトから何も知らずに飛んできた一見さんと云う事になる。
 ……普段のこのサイトを知らなかったら、一体何がエイプリールフール企画か全然分かんなかっただろうなぁ。そして気紛れで 『シスタープリンス』 落とした人はお気の毒だ。
 あれ、元々知り合いに、俺が作った事を内緒のまま配るのが目的だったから、マニュアルにも連絡先など書いてないし、もしアドレスの履歴から戻ってきても違うサイトが表示されるし、文句を云おうにも云い場所がないぞ。

 ちなみに、元々『シスタープリンス』 は人を騙すつもりで作ったのだから、ある意味エイプリールフールには合っていると云えるが、嘘は何一つついてません。
 ま、そういう意味では 『俺様ファイターズ』 に関しても嘘は無い訳だが。ああいうゲーム作りたいなー、と思った事は事実だし、その為に格ゲーツクール買ったりしてるし(しかしドット絵の作業量と、「死に損ない」 などのシステムが実現出来ないので断念 )、体験版がノベルである事についても、記事中には一言も 「『俺様ファイターズ』は格ゲー」 だなんて書いてないし。
 ああ、やっぱり俺って嘘がつけないんだなぁ。

『シスタープリンス』 などについてはまた後日。


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