戯れ言

色々思った事とかを日記代わりに書いてみる。
実はここのメイン。と云うか他に更新するトコ無いし。



2月28日
 「人を見た目で判断するな」
 と云うフレーズは誰もが聞いた事があるし、この文句に異論を挟む者も少ないだろう。誰しも 「あいつは見かけに寄らず何だよな」 と思った経験はあるだろうし、今更改めて 「見た目で判断するな」 などと云われるまでもない筈だ。
 ならば何故 「見た目で判断するな」 と云われ続けられるのか。それは 「あいつは見かけによらず…」 と感心している事実が示している。感心していると云う事はそれが特殊である為で、つまり 「人は見かけによる」 場合が多い(と皆が思っている)からである。故に、普段人は他人を見かけで判断し、「見た目で判断するな」 の文句がいつまでも云われ続けるのである。
 ちなみに見た目と中身のギャップがあった場合、 「あいつは見かけによらず…」 と云われるのは大抵誉められている事が多いのであるが、俺は良く 「そんな奴とは思わなかった」 と云われる。そんな奴なんです見た目で解れ。


2月24日
 夕方、改めて本妙寺に赴く。
 本妙寺へ続く道の両脇には何軒もの寺が並んでいる。お墓満載お寺街。
 犬と戯れてリベンジを果たす。
 寺の中ではおみくじ等売っていたりして益々神社臭い。
 旅館のおばちゃんに不審な目で見られる。


2月23日
 今日は夕方から友人と遊ぶ約束をしていたのだが、仕事を終わらせてから連絡すると、急に来られなくなったと云う事なので暇になる。どこか遊びに行こうとするにも中途半端な時間なので、比較的近場の本屋やゲーセンなどに行き、久しぶりにマンガ喫茶で1時間程潰す。その後ゲームショップに寄り、最後にラーメン屋で晩飯喰って帰宅、途中にある小さい神社にて、街灯に照らされた雰囲気が良かったので、後で何かの素材に使えないかとデジカメで撮影。そして、神社の横の通った事の無い道を見て 「遠回りになるけど、ちょっとこっちの方から行ってみよう」 と脇道にそれる。
 今回は(と云うかいつもそのつもりなのだが)時間も遅い(夜10時頃)と云う事もあって、あまり本道から離れない様にしようとしていたのだが、気が付くと坂道を 「俺は何処に向かっているんだ?」 と必死こいて登っている自分が居たりする…。このまま山のてっぺんまでチャリで登る羽目になるのだろうか…? いや、単に帰るだけなら今来た道を引き返せばすぐ解る道に出るんだが、それではつまらないではないか。

 文字通り紆余曲折して、寺だか神社だかの裏を通っていると何やら石段を発見。道しるべには 「↑銅像」 と書いてある。せっかくだから登ってみる事に(「せっかくだから」 は人生の前向きキーワードです。しかし大抵明後日の方向に行ってしまうので注意が必要)。
 「一体何の銅像やろう?」 と、チャリを漕いで疲れ切った体にむち打ってやたら長い石段を登って行く。つもりが何故か脇の山道の方へふらふらと。街灯の灯りも届かないので手持ちのマグライトで照らすが、道を照らすにはこの小さなマグライトの何と心許ない事か。どうでも良いが、なんでこういう所を行く時にはMDから流れる曲が図らずも 『月姫』 の 『幻舞』 なのか?(先のマンガ喫茶で読んでいた本に合わせてエンドレスで流しっぱなしだった)
 結局、山道はすぐ石段と合流してしまったのであまり意味は無かったのだが。
 そのまま石段を登って行くと、何やら見えて来ました高い位置に。槍を手に持ち烏帽子を被った見覚えのあるその姿、地元では有名な加藤清正公でした。

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暗視カメラにて撮影(嘘)


 石段を登りきってみると、ちょっとした公園の様になっていて、そこそこ綺麗な夜景が見える。悪くない。
 ちょっと小用を足したくなってトイレに駆け込む。プレハブ小屋の様な簡易トイレだ。電灯はあるが消えていて、中に入った途端にドアが 「バタンッ!」 と閉まり真っ暗に。用を足しながらキョロキョロしていると、ブレーカーらしき物を発見。トイレのブレーカーが落ちてるから電灯消えてんのかなと思ったが、スイッチは全てオンになっているし、そもそもこんな小さなトイレの電灯一個に三つもスイッチがあるのはおかしい。と云う事はこれは外の街灯のスイッチか? ちょっとオフにしてみたいな、して良いかな、良いよね誰も居ないし。と、ちょっとドキドキしながら一つずつスイッチをオフに。しかし、どれを押しても街灯は消えず。ちぇ、つまんねぇ。
 銅像の斜め後ろに高さ160Cm程のでかい岩があり、ちょうど踏み台になる様な岩もあったのでよじ登って寝っころがる。寝不足で仕事疲れの上、坂道をチャリでよじ登った挙げ句に長い石段(300段)を登って疲れた体を多少なりとも癒す。誰も居ない空間で一人ぼ〜っと夜空を眺める。疲れはしたが、こういう空間を体験出来ただけでも此処に来た甲斐があると云うものだ。
 と、視界の隅に動く物が。「何奴?!」 とそちらを向くと、猫であった。良かった、人が来たら凄ぇ恥ずかしい&怪しまれる所であった。図らずもまた黒ずくめだし。
 起きあがったんでそのまま岩の上にあぐらをかき、また暫くぼ〜っとする。

 疲れが取れた頃に岩から降りて辺りを散策。あ〜、なんか本当に頂上付近まで来ちまったなぁ、と思っていると、銅像の後ろに小さな階段を発見。ああ、まだ上があるんだ。とおもむろに登って行く。
 申し訳程度に舗装された道を登ると、小さな広場に出る。バス停にあるような簡易ベンチが置いてあるから休憩所かなんかだろうか。
 更にその奥には舗装すらされていない道があるので、また登る。いかん、また引き際を見失ってしまった。先に進むと、送電線の鉄塔があり、そこが頂上かー、と思ったが、まだ先がある。
 また小さな広場がある。今度はベンチも何も無し。いよいよ行き止まりかと思ったら、奥の林に人が踏み固めただけの道が。無論、先に進む。
 暗がりの中を、ただ登る。どこまで行ったもんかなぁと思っていると、とうとう着きました、頂上に。と云うか此処頂上で合ってるよな? これ以上高い所無いし。と云う訳で満足して引き返す。雨がパラついた後で地面が滑りやすくなっていた為に、下る時に二回ほど滑ったのは秘密だ。

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2月23日午後11時
我、登頂に成功せり


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      頂上からの素敵な風景


 銅像のある広場まで降りてくる。階段の上から見ると、自動車のタイヤの跡が確認出来たんで 「あー、ここまで車で入って来られるんだ。まぁ、作業用の車しか来ねぇだろうけど」 などと思っていたら、銅像の斜め後ろ、さっき俺が寝ていた岩の側に、謎の黒いセダン(アイドリング状態)が! うわ、なんやねんこいつらメッチャ怪しいやん、て云うか怖ぁ。などと思いながらも平静を装い、デジカメで銅像を撮っていたりする。まぁ、向こうから見ても、こんな時間(夜11時過ぎ)突然山の奥から現れて広場の真ん中で液晶画面を覗き込んでいる(デジカメが回転レンズの為、下を向きながらでも撮れる)黒ずくめは怪しさ満点だと思うが。

 そのまま石段を降りて寺の裏へ。さっきの広場で観光地図などを見て解ったのだが、ここは本妙寺山。本妙寺とは結構有名な観光スポットで家からは凄ぇ近場なのだが、寺って神社と違って勝手に入れないと云うイメージがあったのでなかなか寄りつかなかったのだ。
 で、今居るのは恐らくその本妙寺の裏手。駐車場には何台か車が停まっていて、小さな裏門(と云うか、ここが銅像を見に行く時の順路らしい)は開いている。「入って良いのかな〜。でも車停まってるって事は中に誰か居るのかな〜、見つかったら怒られるかな〜。でも裏門は開いてるしな〜、入って良いよねよし入ろう」 とコソコソ入って行く。もしこういう時に見咎められた場合、非常に云い訳に困る。正直に 「道に迷いました」 って答えても多分信じて貰えないだろうし。
 中は、寺の癖になんだか神社っぽい雰囲気。絵馬なんか飾ってあるし。鐘が無ければ神社と勘違いしそうだ。明治初期に出された神仏判然令以前の寺や神社はこんな感じだったのだろうかと思わせる。
 コソコソ歩いていると正門も開いているのを発見し、「なんだ入って良いんじゃん」 と、ちょっと気が大きくなる。
 正門近くにあった 『大荒行水行式』 と書かれた告知看板、雨でインクが流れたのかそれともこんな効果なのか、安っぽい見せ物小屋の様相を呈しております。

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荒行僧が八名も参加しますよ?


 正門まで行き、十段くらいの石段を降りようとしたら、下から呻り声が聞こえてくる。見ると、番犬だろうか、鎖に繋がれていない犬が一匹。目が合うとワンワン吠えだしたので、「敵じゃないよ〜」 とその場にしゃがんで 「じーっ」 と見ていたら、意外に早く吠えるのをやめて、さっきまでそうしていた様にその場に伏せる。よっしゃー、と石段を降りて行くと、横の家の開いた窓から別の黒い犬が呻きながら登場。石段を降りた所なのでさっきより距離は近かったが、さっきと同じ様にしゃがんで目を合わせる。程無く黒犬も吠えるのをやめて家の中に入って行く。「よし、勝った!(何に?)」 と思っていると、その窓から一回りでかい犬が二匹 「どぉ〜れ」 とばかりに這い出してくる。一体何匹飼ってんねん?! 流石にこれは怖い。昼間ならこの犬達も人畜無害なのだろうが、夜中に唸りながら彷徨のに遭遇するとこんなに怖いとは、番犬効果抜群である。
 怖いのでまた石段を上がり、石段の上に座って犬を見る。暫くしてその二匹が家の中に戻ったと思ったら、今度はその先の石段から別の犬が上がって来た。首輪に紐が付いている事から、恐らく別の家の犬だろう。と云うか、紐を引きちぎってきたのかこの犬は。
 そう思いながら眺めていると、犬屋敷(勝手に命名)の向かいの小さな宿屋(良い感じに古びていて、旅籠と呼ぶに近い)から物音が。ちょうど石段にあるのぼり旗に隠れて見えないが、宿のおばちゃんが荷物を出したり作業をしているらしい。そのおばちゃんが犬に気づいて 「あら〜、どうしたと鎖ばちぎって〜」 などと寄って行く。必然的に死角から出てきておばちゃんと目が合う。当然ながら怪訝な目で見られるが、「コソコソした不審者より堂々とした不審者」 としてこちらから会釈をすると、怪訝そうな目をしながらも一応返してくれる。まぁ、すぐに 「何も見なかった」 事にしてまた犬の相手をしていたが。
 おばちゃんが宿屋に引っ込んで暫くその場に居たが、流石にやる事も無くなったんで家に帰る事にした。

 20分の道のりを2時間掛けて帰る。それが俺。


2月20日
 さて、いよいよ発売目前となったマイクロソフトのX箱。数週間前から店頭でも試遊機が設置されていたので、取りあえず触ってみた。
 懸念されていたコントローラーの出来は、思ったよりは悪くない。メガドラのパッド程度には使いやすい(つまりはその程度)。方向キーがメガドラライクなので長時間やっているとつらいかも知れない。指を滑らせて、親指の爪を割ってしまったのは御愛敬。
 他、気になったのがボタンの配置。左が決定ボタンで右がキャンセルボタン。このボタン配置のゲーム機は天下を取れないと云うジンクスがあるのだ。例:ムキャ(と云うかムキャしか知らないが)。
 ムキャの後継機はX箱ではないかと云う話がまことしやかに囁かれていたが、コントローラーひとつ取ってもその発想があながち間違いでは無い様に思える。
 ソフトのラインナップを見ても無視出来ない存在となってきたX箱、その行く末や如何に?!(多分天下は取れません)


2月17日
 ええと、昨日新たにムキャの 『ミッシングパーツ』 とライアーソフトの新作買っちゃったのでまた更新滞りそうです。『サンサーラナーガ』 もまだ終わってないし。


 職場の隣の建物に音楽教室が入っている。普段はピアノの演奏などが流れてくるのだが、たまに琴の音などが流れてきたりとあまり節操がない。
 材料を卸しに来る業者の人などは 「ピアノの演奏を聴きながら仕事が出来るなんて良い環境じゃないか」 と云うが、その人が来ている時間帯は上手い演奏が流れているからそんな事が云えるのであって、練習中のピアノの音と云うのはそう心地よい物ではない。演奏に引っ掛かった時に、「そうじゃなくてココでしょ!」 とばかりに奏者の左に居るであろう講師が低い音を殴打する様は、ただ端から聞いているだけでも精神上宜しくない。
 で、この音楽教室では幼児向けに英語なども教えているのだが、「ジャンプ! ジャンプ! ジャーンプッ!」 などとやたらハイテンションな講師の声が聞こえる度に 「何か嫌な事があってブルーになっている時でも、こんなテンションを維持しなければならないなんて大変だなぁ」 などと余計なお世話な事を思っている。
 そんな時、英語の歌が終わって講師が発した一言 「は〜い! センキューベリマッチョね〜!」   …いや、そりゃ違うだろ多面的に。


2月11日
 絵を描く際に眼鏡の資料を探す必要があった。いや、眼鏡などわざわざ資料を探すまでも無く自分の持っているサングラスなどを見れば良いのだが、「性格がキツく見える眼鏡」 とはどんな眼鏡だろうと思った訳だ。
 そんな時に役立つのがGoogleのイメージ検索である。と云っても単純に 「眼鏡」 と云うキーワードだと無尽蔵に検索されそうなので、ここは使用目的と一致する 「眼鏡っ娘」 で検索してみる事にする。
 ここで一つ問題が。果たして 「めがねっこ」 とは 「眼鏡っ娘」 なのか 「眼鏡っ子」 なのか、はたまた 「メガネッコ」 なのか? 
 とまぁ考えていても仕方無いんで、とりあえず 「眼鏡っ娘」 で検索してみる。結果、134件ヒット。
 何と云うか、世の中駄目な人が多すぎる。などと自分の事は棚に上げて思ってしまった。他の 「眼鏡っ子」 などのキーワードでは10〜20件程度のヒット数だったので、世間一般(随分狭い世間だろうが)では 「眼鏡っ娘」 で通っている様です。
 ついでに 「太眉(ふと眉、ふとまゆ)っ娘」 で検索したら、ひとつもヒットしませんでした…。

 この様にネットで資料を探したりデジカメで自身を撮って資料にしたりと、絵を描く時にもデジタル機器が欠かせなくなっているのだが、やはりアナログの道具も外せない訳で、時々 「トレスボックス欲しい」 と思ってしまうのだ。
 そこで考えたのが、 「ご家庭にある材料で出来る簡単トレスボックス」  と云っても何の事は無い、書類などを入れるクリアケースの上に原稿を置き、下から懐中電灯で照らすだけである。膝で懐中電灯を固定して、膝の上で描かなければならないが、ちょろっと描くくらいならこれで十分。乾電池で動作する小型の蛍光灯(1200円くらい)を入れると机の上でも作業できる上に、外出先でも使えるので割と便利なのではないだろうか。外出先で使う必要性があるかは疑問だが。


2月1日
 最近仕事が忙しくてゲームばかりしています。
 や、一見矛盾している様だが、仕事が忙しいので、その反動で仕事以外の時間の殆どをゲームに費やしているのだ。ここ二ヶ月程の間にやったゲームを羅列してみる。『ザナックXザナック』 『ガンダム連邦VSジオンDX』 『風クロノア(GBA版)』 『逆転裁判』 『ジオニックフロント』 『爆裂無敵バンガイオー』 『メタルギアソリッド2』 そんで、今は『ひっぱリンダ』 と 『サンサーラナーガ1&2』 をプレイ中。
 …まぁそりゃHPの更新も滞る訳だな。で、HPの更新の他にもやるべき事があるのだが、そっちの方もズルズルと滞りがち。

 そしてそれは部屋に転がっていた。それは、もうあまり時間が無い事を告げていた。しかし同時に、もう少しだけ時間が残されている事も教えてくれた。またちょいとばかし、足掻いてみる事にしよう。



 まぁ結局、いらん事ではある訳だが。


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