戯れ言

色々思った事とかを日記代わりに書いてみる。
実はここのメイン。と云うか他に更新するトコ無いし。



1月30日
 2日ほど前に指先をちょっと怪我したのだが、どうもその治りが遅い。しかも切り傷なのにヒリヒリする。おかしいなと思い傷口を見ると、そこは更に2日ほど前に火傷していたところであった。水膨れの一歩手前程度の軽い火傷だったので忘れていたのだな(仕事中はゴミが入らない様に絆創膏貼っていたし)。災難、俺の指。


1月22日
 NHKの番組で、パーキンソン病の患者の脳に豚の細胞を移植して、成功した患者の事をやっていた。その患者、いかにも冴えないおっさんみたいなのだが、「状態は、日に日に良くなっています。仕事が出来る様になるまで回復する事もあるかもしれませんよ。働くのは………嫌いですけどね(笑)」 と云う言葉に 「か、かっこいー」 と思ってしまった俺もどうかと思う。


1月19日
 日本人ならカレーである。日本で最も早く普及した西洋料理、カレー。人参が嫌いなガキでも、カレーに入った人参なら食べられる。大人数でキャンプに行くと、まずメニューにカレーが入る。老若男女から埋葬機関のおねーさんまで、これほど日本で親しまれている外国料理は、これとラーメンくらいであろう。
 知り合いの中で 「カレーが嫌い」 と云う人物を、俺は一人しか知らない。ちなみに 「トマトが嫌い」 と云う奴は三人居る(関係無い)。
 かくいう俺も、一日三食カレーでも大丈夫と云うくらいにはカレーが好きで、それが三日続くのは勘弁してくれと云うくらいにはどうでも良い。
 そしてカレーは炭水化物に良く合う。御飯にカレー、パンにカレー、麺類にカレー、中華万にカレー。日本では、あらゆる炭水化物とカレーを組み合わせている。
 更にカレールーを作っているメーカーでは 「おせちも良いけど、カレーもね!」 と、正月にまでカレーを喰う事を推奨している。
 正月特有の炭水化物と云えば、お餅である。無駄に前振りが長くなったが、要は 「カレー餅は美味いのか?」 と云う事である。と云う事なので、どんぶりに餅とレトルトカレー(スーパーで4袋298円也)を入れ、レンジで暖めて喰う。
 結果。不味くも無いが、そう美味いモンでも無い。味としては悪くないのだが、餅にはパン等の様にカレーが染み込まないから、他の食材に比べてカレーの比率が低いのだ。まぁ、正月に余った餅の処理に困ったらやってみるのも良いだろう。その時はなるべく餅を細かく切ってから暖める様にすると良いだろう。


1月14日
 媚び猫登場

 ある日仕事から帰ると、アパートの自販機の裏に犬か猫の餌と思われる容器が置いてあった。ちゃんと飼う気も無い癖に、半端な情をかけた何処ぞの誰かが近所の野良猫に餌でもやり始めたのだろう。
 翌日深夜、自販機にジュースでも買いに行こうと外に出ると、俺と同じ階の階段近くにまた餌容器。どこぞの誰かは此処の人だったんだな、と思っていると、その餌の主らしきグレーの子猫が出てきた。全く、この寒いのに餌やるだけなんて中途半端な事せずに、部屋の中に入れてやれば良いのに。と思いながら 「にゃーにゃー」 鳴く猫の横を通り過ぎて階段を降りて行く。
 自販機でジュースを飲み、階段を登って行くと、当然ながらさっきの猫と会う。まぁ俺も基本的に犬猫は好きなもんだから階段の途中で頭なぞ撫でていたが、件の部屋から人の気配を感じたので猫を放してさっと自分の部屋に戻る。どうやらあんまり猫が鳴くもんだから、心配して様子を見に来た様だ。
 翌朝。仕事に行こうと階段を降って行くと、降りきった所で昨日の猫に遭遇。向こうはこちらの姿を確認すると、「好きにしてー」 とばかりに仰向けになって降伏状態。こうやって人間に媚びを売って糧を得るのがこの猫の処世術らしい。しかし俺は、「そうやって可愛さをアピールして騙そうったって、そうはいかんぞ」 とばかりにスルーして去って行く。その時の 「え?」 と云う猫の表情が印象的であった。
 さらにその日の夕方。仕事から帰って来ると、駐車場に停めてある車の側にまたあの猫登場。餌をやる気も無いのに、あまり思わせぶりに構ってやるのも何だろうと思い、無視して郵便受けを覗いた後に振り返って見ると、さっきの猫が居ない。無視したからどっか行ったのかと思ったら、いつの間にか足下でじゃれついてやがる。昨日ちょっと構ったのが不味かったかとそのまま無視して階段を登ると、猫も一緒に着いて来る。参った。犬猫好きとして悪い気はしないが、俺はこの猫を飼うつもりも餌をやるつもりも無いのに。どうせ飼っても責任持って面倒見きれないのなら、端から相手にしないのが俺なりの最低限の責任である。
 しかしまぁ、端から見たらどう見ても飼い猫とその飼い主だ。しかしそれもドアに入るまで。まさか部屋の中までは猫も入って来ないだろう。と、思っていたら、俺が部屋に入ろうとすると当たり前の様に猫も入って来る。「こら、待て」 と猫をひっ掴んで外へ出すが、閉めようとするドアの隙間から意地でも入って来ようとする。それこそ前足しか入らない隙間にでも。
 何とか閉め出す事に成功するが、ドアの向こうで 「にゃーにゃー」 鳴きやがる。参った。これではまるで俺が悪者みたいではないか。こんな事されたらそりゃ情にほだされもするわ。
 暫くドアの向こうで鳴いていたが、俺が掛かって来た電話に応対している間に、他の人に着いて行ったのか流石に居なくなっていた。まぁ、他の者にもあの調子であれば、誰か飼う人も出るだろう。

 と思っていたら、昨日アパートに帰ってチャリから降りた時に落とした傘を拾おうとしたその先にまた居たりして。先日閉め出したのが効いたのか、それとも傘に驚いていたのか、今度は着いて来ない。少し寂しいがこれで良し。強く生きろよ猫。


1月9日
 三菱サイダー。
 誤字では無い。実際そういう飲み物が存在する。光り(光ってません)輝く(輝いてません)JAS(日本農林規格)マークがJIS(日本工業規格)マークに見えて、いかにも工業製品っぽくて怪しい。

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これは正確には『三菱クリームサイダー』
『三菱サイダー』の姉妹品
阿蘇の伏流水を使用

 始めてそれを見た時は 「うを! 三菱ってサイダーまで作っていたのか?!」 と驚き、販売者の項を見ると熊本市の住所の 『弘乳舎』 と云う名に戸惑う。製造元と販売元が違うならともかく、食品衛生法に基づく表示事項欄(品名やら原材料名やらが書かれている欄)には三菱の名は一切出ていない。
 ここで 「三菱も変な物作ってんなぁ」 と終わるつもりであったが、ちょっと調べてみるとそう云う訳にもいかなくなった。
 実はこの三菱サイダー、旧財閥である三菱グループとは何ら関係は無い。旧財閥である三菱が 「サイダー」 で商標を取っていなかったから勝手に(かどうかは知らんが)名乗っているらしい。内情はどうだか知らんが、なんとも図々しい話である。

 余談だが、『三菱鉛筆』 も旧財閥の三菱とは関係無い。三菱鉛筆のマークは、創業者の家紋と、国産として始めて逓信省(現・郵政省)へ納入した3種類(硬・中・軟)の鉛筆を象徴して作られ、一方の旧三菱財閥系のマークは、これまた創業者の家紋と、土佐藩藩主の家紋を合わせた物と云う事(三菱になる以前は 『九十九商会』 と云う海運業者)。単純に比較は出来ないが、三菱鉛筆の商標の方が7年ほど登録が早かった事から便乗マークではないらしい。ここからの請け売りだが。

 さて、三が付くサイダーと云えば 『三ツ矢サイダー』 だが、実はこれは旧財閥の三菱とは全くの無関係では無いらしい。
 いや、名前を三菱から取ったかは不明であるが、三ツ矢サイダーのルーツ、日本最古のサイダーと云われる多田銀山の平野鉱泉の 『平野水』  この平野鉱泉の採掘権を持っていたのが三菱だったのだ。これもここからの受け売りだが。三ツ矢サイダーの名のルーツに関しては、ここの 『俺は満蔵』 の項に面白い仮説が立てられているので、興味のある人は覗いてみると良いだろう。

 これらを踏まえて改めてみると、この 『三菱サイダー』 とは三ツ矢と三菱の関係をパロディーにしたものではないだろうか? と思えてくる。本来なら任意で表示するJASマークがこれ見よがしに表にプリントされているのも、工業的なイメージの強い三菱グループを意識しているのではないか。弘乳舎侮りが足し。
 多分勘ぐりすぎだが。
 ちなみにこの 『三菱サイダー』  少なくとも20年前からデザインも殆ど変わらず存在している事が確認されている。




 あ、今年の抱負は 「無闇に生きる」 ってことで。


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