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今日は仕事が終わったらユニクロにパンツや靴下買いに行って、その後ゲーセンだな。と思っていたら、結構早く仕事が終わって時間が出来たので、さてこれからどうしよう? また知らん道にでも行ってみようかと地図を広げる。そうだ、川の源流を見に行こう (また 「思い付きで行動してる」 とか云われそうだが。前々から行ってみたかったのだ)。 とは云っても、普通、川の源流などはとてもチャリで行ける物では無し (小さい川でも、源流までは驚く程遠かったりするのだ)、地図上で支流を探す。この程度なら気軽に行けそうだ、と謙虚に一番短い川に目星を付け、その地図のその部分をスキャナーで取り込んでパソコンで印を付けるなどの加工をしてプリントアウト。いつも思い付きで行動している様で実は計画的 (動機は思い付きだが)。
と云う事で、街とは反対側の田舎道を練り進み、地図上の場所まで移動。そこで知った事実。「…これ、用水路やん…」 地図で見るのと実際とでは違うんだなぁと改めて実感した瞬間。 まぁそれでも一応上流まで登ってみる (ほんの数百メートル)。途中で溜池があり、そこで道路は終了。地図上では、その溜池のもう少し先まであるのだが、それは民家と畑に挟まれている。行っても良い物やら考えながら、上の方の畑道から見下ろしてみたりしていたら、民家の人が不審人物を警戒するかの様な感じで出てきたので (その間中、民家の犬が吠えっぱなしだった)、溜池の写真だけ撮って退散。どうせそっから先の水路は干上がっていたし。
あまりにも拍子抜けしたんで、プリントアウトした地図からは少しはみ出ているが、もう少し大きい支流を遡る事に (結局思い付きで行動)。地図は途中で切れているんで、どこまで続いているのか、道なりに進んでどこまで行けるのか見当もつかず。 暫く行くと公園があり、その脇を川が通っている。公園の横の道を登って行くと、川を渡る橋に着く。随分上流らしいが、橋の周りに川に降りられそうな場所は無く、この道を登って行ってもまた川と合流するか解らないので、そこから引き返す。 先ほど通った公園 (公園と云っても、児童公園の様な物ではなく、やたら梅の木が植えられている、じーさん達が好きそうな所だ) の入り口を見てみると、宮本武蔵が座禅をしていた石があるそうなので入ってみる。 奥の方に進むとさっきの川に降りられそうな場所発見 (竹藪を降りた先だが)。早速降りてみる。水量が少なく、いかにも上流と云った感じだ。 そのまま更に上流に向けて歩いてみるが、引き返すきっかけを失ってしまったので大変。さっき通った橋の下を潜り、更に先へ。巨大な岩がゴロゴロしている中を、ここで怪我して動けなくなったとしたら、数日は助けが来ないだろうなぁ、などと考えながら注意深く進む。ちなみに土石流危険区域。 途中で、「山 六四三」 と赤く書かれた岩を発見。一体これはなんだろう? まさか昔呪術的な何かに使われた物か?! などと思ったが、良く見てみると、確かに多少は古いが、どうやら塗料はペンキの様な物だったのでがっかり。 どこまで行ったもんだかと思っていると、意外な形で前進を阻まれる。目の前に現れたのは壁。そこに3つ穴があり、そこから水が流れている。その穴をライトで照らしてみるが、俺の小さいマグライトでは全然見えず。カメラのフラッシュを焚いて写してみるが、なんだかテラテラと光る壁面が写っていただけだった。 仕方ないので引き返していると、川辺に咲いている花に蚊が止まっている。蚊って花の蜜を吸うのか? そりゃ種類にも依るだろうし、実際血を吸うのは産卵前の雌だけだから不思議では無いのだが。意外な発見だ。
何とかさっきの公園まで戻り、せっかくだから宮本武蔵が愛用したと云われる座禅石を見て行く事に。ちょっと奥まった林の中に割とぞんざいに置かれている。上に乗ってみたい衝動にも駆られたが、やっぱり失礼そうなので (誰に?) やめておいた。俺ももう大人だし。 説明の看板に依ると 「宮本武蔵が使用したと云う伝承が強く残っている」 らしい。なんだ、伝承で残っているだけで確実な話じゃないのか。しかし、こんな藪蚊が多そうな所で座禅などしなくても良さそうなものだがなぁ。
公園側にある公民館の脇の竹林に廃屋があったのだが、その床下から生えているタケノコを見て 「でかっ!?」 あんまりでかかったので思わず写真と撮ってしまった。 六畳程の小さな小屋だったのだが、一体何に使っていたのだろう。電気も通っていたみたいだし。写真には陰になって写ってないのだが、何故か小さな仏壇もあったりして、それだけが異様な雰囲気だった。廃れた仏壇って何か怖いよ。 しかし、こんな竹に部屋を打ち抜かれてはたまらんよなぁ。天井まで突き破られてたし。
そんなこんなで無事に戻って、予定通りパンツ買ってゲーセンに行ったのでした。ああ疲れた。
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