戯れ言

色々思った事とかを日記代わりに書いてみる。
実はここのメイン。と云うか他に更新するトコ無いし。


9月27日
 踏切を見てると、音と点滅がシンクロしてないのが気になって仕方がない。これは 「ああ〜、なんで音と点滅が合ってないんだろ〜」 と踏切に注意が行く様にわざとずらしているのだろうか? もしそうだとしたら、設計者はかなりのやり手だ。やるな!


9月25日
 コンビニで、お好み焼きとヨーグルトとカップのアイスを買う。帰って袋から出してみると商品の他に、割り箸、スプーン、フォークが入っていた。……フォーク?



 安霞の兄貴のページの掲示板で紹介されていた前世占いのサイトで占ってみる。結果。


前世
貴方の前世は、江戸時代の狐です。
人々からは忌み嫌われましたが一部の人間からは信仰の対象にされました。


現世
貴方は、一部の人からカリスマ的な人気を得ますが大多数の人から迫害されます。
貴方が成功するのは自分の世界の中で生きていくしかありません。
 しかしその世界では貴方の成功は約束されています。



 どうやらおいらは迫害されているみたいですよ。困りましたね。でも、自分の世界では成功するそうなので、取りあえず流行りに乗じて引きこもってみますか。



9月24日
 ジーパンの、冬にストーブで少し焦がした所が破れてきたので、いい加減買わなぁ、とジーンズショップへGO
店員 「どの様なのをお探しですか?」
俺  「今履いてるのと同じ様なのを」
店員 「この型の黒は今ありませんね」
 おい、これ去年此処で買ったヤツだぞ。なんでジーパンて皆同じ様なヤツばかりなのに、モデルチェンジが激しいねんか。しかも、あれだけ並べてあって、俺の出す 「黒の太めのストレート」 と云う単純な条件すら満たせねぇとは何事だ。
 結局、3件程回っても同じ結果だったので、若干細いヤツで妥協する事に。くそう…。


9月23日
 スト3大会3回目。最早レベルの差は歴然としているので出ようか迷ったが、一応出場。しかし前回の大会以来このゲームやってねぇ。しかも大会始まる前に練習する暇も無く、ぶっつけ本番でリハビリ。
 結果、ボロボロで11戦2勝9敗で終わる。なんつーか、全然思うように動かせずに悔い残りまくり。次回は少し練習して行こう。


9月20日
 昼休みに 『ギルティ・ギア・ゼクス』 のサントラを買いに行くが見つからない。数軒回って結局無かったけど、代わりに矢井田瞳のインディーズ盤を買って来てたりする。限定って言葉に弱い…。
 メーカーの掲示板から察するに 『ギルティ・ギア・ゼクス』 のサントラはどうやら売り切れ、と云うか予約分で一杯だったらしい。内容は生音じゃないので前作より迫力不足との声多数。うーん残念。

 なんとあのファミコンの名作 『メタルスレイダーグローリー』 がニンテンドウパワー(ローソンで扱っているスーファミのソフト書き換えサービス)で復刻だそうである。ってスーファミかい!? ファミコンの時と云い、過ぎ去ったハードで出すのが好きだなぁ。また殆ど儲けはないだろうに。確かにN64で出す様なゲームじゃないけど。かと云ってムキャやPSで出す訳にもいかず。いっその事ゲームボーイカラーで出した方が良かったんじゃないか。
 これによって俺の持ってるファミコン版のプレミア(約2万)も落ちるのだろうか。
 ともあれ、名作なので未だにスーファミが現役な人は是非やる様に。


9月17日
 流石に十年選手ともなると、カゴの底が半分抜けていたり泥除けを支えるフレームが曲がっていたりと、色々ガタがきている俺のチャリ。そんな折、ふと見たゴミ捨て場にあるチャリを見て気付く。これからパーツを貰えば良いやん、なんで今まで気付かなかったのか。
 と云う訳で、今日それを実行。交換するパーツを半分ほどバラした所でゴミ捨て場へ。ところが、粗大ゴミ捨て場には2メートル強の鉄柵があるのだが、目を付けた時は柵の外にあったチャリが今日は柵の中に入っているではないか。鉄柵は普通の金網と違って目が細かく頑丈な物で、足を掛ける事も出来ず、無論鍵は掛かっている。だがしかし、これしきの物で俺の進入を阻めるとは思うなよ。と、人目も憚らず 「ふんはー!」 と鉄柵を乗り越える。なに、こっちには 「リサイクル」 と云う大義名分があるのだ。町内会のおっさんも怖くないぜ。
 中に入ってみると、以前目を付けていた物よりも立派なチャリを発見。つーか、これホントに捨てられた物なのか? どう見てもまだ十分乗れるし(少なくとも俺のチャリより立派)、普通捨てるチャリに鍵は掛けんだろう。と思ったが、こっちのカゴの方が頑丈そうなので、こっちのを拝借する事にする。たとえ間違いで此処に置いてあったとしても、ゴミ捨て場の柵の中に入れられた迂闊さを呪うんだな。安心しろ、泥除けを支えるフレームは別のチャリ(こっちは前輪が無かったりと明らかにゴミ)から取っておいてやる。あ、ついでに反射板も貰っておこう。
 てな感じで俺のチャリ復活。これでまだ暫くは乗れるな。


 ポケットの中に紙屑が入っていたので出してみると、先日行った熊牧場などの入場券だった。その中の一つを見ると、『SFXびっくり恐竜館2』 ………て事は 『1』 があったんかい………。


9月16日
 3連休は良いのだが何もやる事が無く暇だったので、福岡の友人の所に遊びに行く事にした。
 行きのJRで外の景色を見ていると、小さな寺の境内で、高校生くらいの男の子と女の子が微妙な距離で並んで座っているのを見掛ける。おおう、まさか今時こんな光景にお目にかかれるとは。頑張れ青少年。Hな事とかは大人になっても出来るけど、制服着てプラトニックでドキドキってのは今の内だけだぞ(by.リッチー先輩)。

 一日目は着いたのが夕方だったので、これと云って何もしなかったが、二日目は博物館に 『大顔展』 を見に行ったり、ガス会社の一般公開してるおもしろ施設行ったり、防災センターで震度7や風速30メートルを体験したり、おたくショップで同人ソフト買ったり等々、突発的に行った割には、細かく書いていたらとてもじゃないがキリが無いほど充実した一日だった。
 熊本では売り切れなどで手に入らなかった村田蓮爾氏の画集や電波新聞社の 『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム』 やサターンの 『レイノス2』 や 『行殺 新選組』 なども手に入って大満足…は良いけど見事な散財っぷりにトホホ…。


9月13日
 前に書き忘れたけど、熊牧場で熊の餌をちょろまかしていたネズミを勇者と呼びたい。


9月9日(チョロQの日)
うおお! 騙されたぜこんちくしょう列伝
 本屋で、『AKIRA』 の単行本の小さいサイズがあった。原作の方は未だに読んだ事なかったので、これを機会に読んでみようと取りあえず1・2巻を買ってみた。家に帰って開いてみると、「これ、フィルムコミックスやん…」  ええい紛らわしい。フィルムコミックスなら表紙に大友克洋の絵を使わずにセル画にしとけや。こんなん読むくらいならビデオ借りて観るわ。

 少し前に友人から 『デ・ジ・キャラット』 のビデオから焼き込んだCDーRを貰った。映像特典として元となったゲーマーズのCMも入っていたのだが、それを観て一言。「篠原くんと火炎瓶くんの嘘つき…」 いや、別に2人とも嘘など付いていないのだが、以前彼ら教えて貰った時のハスキーボイスとは似ても似つかぬ物だった為に、騙された気分になったのだ。


9月3日 (今回画像が多いので覚悟しやがれ)

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黒い塊男の浪漫


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おしゃれ空間で
俺様タイム


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ターンテーブルの
向こうの勇姿
松本零治ー!(謎)


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SLと云ったらこの輪っぱ
ホームからじゃ撮れないぜ

爆走SL超特急!!(若干嘘)
 熊本には、阿蘇に向けて九州で唯一のSLが走っているのだが、数日前にテレビでその話題があり、山の中を走っているSLを見て 「ああ、ちょっと乗ってみてぇなぁ」 と思ったので、昨日駅に行って調べてみた。すると、どうやら土日祝日に運行している様で、今日の分の空席が一つ残っていたのでチケット購入。
 その日に電話を掛けてきた知り合いに 「明日SLに乗るんですよ」 と云ったら 「あなた歳いくつですか!?」 だの 「なんでそう思い付きだけで行動するんですか?!」 など酷い云われようだ。思い付きだけじゃなくてちゃんと考えた(20分くらい)上での行動だ。オトコノコの浪漫の解らぬ奴よ。

 そんで本日いよいよ乗車。てっきり客車はボロい物だろうと思っていたら、綺麗に改装してあって良い感じ。何故か阿蘇と云ったらウェスタン調で、車掌やカウンターバー(つーか売店)のおねいさんもウェスタンスタイルだ。俺としては車掌はいかにも駅員さんなスタイルの方が雰囲気が良いのだが。
 走りもスムーズで、良い座席を使っているせいか乗り心地は悪くない。
 乗客は殆どが家族連れで、他に若干のカップルと鉄道マニア。当たり前だが、俺の様にマニアでもないのに一人で乗っている奴は居ない様だ。2人乗りの座席が小さなテーブルを挟んで向かい合っている4人一組の座席なのだが、俺の周りは二駅目から親子とその婆さんが乗ってきて非常に居心地が悪い…。
 後ろに座っていた鉄道マニアらしき人が車掌に最高時速はどれくらいか訊いたところ、「出て60キロくらい」 と云う事。実にのんびりしてるが、あまりトロ臭いと云う感じはしない。
 さて、この路線には、急で長い勾配を登る為にスイッチバックと云う鉄道マニア垂涎(らしい)システムを取っているのだが、その一番きつい勾配の所で土砂降りに見舞われ、登れなくなり止まる(雨で滑る為と鉄道マニアが云っていたが、真偽は不明)。その後必死で登ろうとするが、少し動いてはバックして止まったり。そんな事を何度か繰り返してやっと登って行く事が出来たが、結局予定より10分程遅れたとのアナウンスが。まぁ、こんなモンに乗ってる連中は多少の遅れなど気にする筈も無し。却って予想外のアクシデントを楽しんでいただろう。
 このSL、結構有名らしく、国道と併走している所では、車を止めて手を振っている人や、途中の畑からカメラを構えている人などを多数見かける。
 終点まで後30分程の駅で、俺の乗っている車両の客の殆どが下車。どうやらツアー客で、これからリンゴだかブドウだかイノシシだかを狩りに行くらしい。俺の周りに座って居た親子連れも狩りに降りたので、広い空間まるまる独占俺様タイム。雨も止んでいたし、窓際で窓を開けて気持ちよく風を受ける。が、煙の匂いが入ってきて迷惑っぽかったので長時間は開けていられず残念。
 終点に着くと、下りの普通列車が停車しており、写真を撮りまくった親子連れや鉄道マニア達はそれに乗り込み、SLの到着が遅れた為もあってか、あっと云う間に発車。おいおいあんた等もう満足かい?! と乗り遅れて思う俺。別に乗るつもりもなかったが。と云うのも、まだ一人の鉄道マニア(らしき人)と三脚構える写真家(らしき人)と二組の親子連れが残っていたから、まだ何かあるに違いないと踏んだからだ。
 暫くするとSLはまた動きだし、「あれ? 行っちゃうの?」 と思っていたら、路線を変更して戻って来た。うおお、ひょっとしてあのターンテーブル(と云うかは知らんが)に乗るのか?! ふっ、こんなおいしい物を見逃すなんて、さっき帰った鉄道マニアの愚かな事よ。
 ターンテーブルを経て停車したSLは、次の発車の為の準備を始める。そこで、ジャン・レノ似の親父が子供に 「今水を補給してるんだよ。機関車はお湯を沸かして走るからね。お湯で走るんだぞ、凄いだろ!」 と説明してるが、子供はあまり興味が無いご様子。その子供がホームを離れてSLに近付こうとしたので親父が止めていたが、たまたま通り掛かった車掌が 「どうぞ、見てきて良いですよ」 と云ったとたん 「良いんだって! 良いんだって! 行くぞ!!」  あんたが一番喜んでるだろジャン・レノ親父…。どっちが子供だか解りゃしないが、気持ちは良く解るぞジャン・レノ親父(いやホントに似てんだ)。尤も、俺もそれに便乗して近くで写真撮って喜んでいたんだが。
 次の列車が来るまで結構時間があったので、周りに何かないか適当に歩くが何も無し。ここに来る途中の阿蘇駅でくま牧場(今は横文字の名前に変わってるが)の看板があったので、そこに行ってみるかと次の列車で阿蘇駅に降りる。降りた後案内板を見ると、あと一つ先の駅の方がくま牧場に近かったらしくショック。次の列車まで1時間はあるので、結局そこから歩いて行く事に。

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親父



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奥の塔に一二体の仏像が



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頑張れピンクの
おねーさん



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びっくりです



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腸の一本一本まで
再現
これを見ながら
肝は喰えない


 てくてく歩いて漸く到着。さて入場料は? 1580円? 高ぇ、動物園なんか300円くらいだぞ。と、動物園と比べても仕方なく、残金は少なかったが、せっかくなので入ったけど。(此処から先のキーワードは「せっかくだから」です)

 まず熊怖ぇー! あと親父臭ぇー! 熊にあげる餌が100円程度で売ってあったのだが、でかい熊が居る所では600円の餌が。なんでこんな高いのかと思っていたら、鳥のもも肉でした。熊さん投げられたそれを口でキャッチしてばりばり喰ってます。その下では熊同士が小競り合いして腹に響くうなり声をあげてます。人の指くらいの長さの爪がコンクリートでカシャカシャ鳴ってます。絶対山では会いたくないです。本能が危険信号ばりばり鳴らしてます。小熊はともかく、でかいのはどう見たって可愛くねぇぞピンクの(前半)お下げ髪。

 熊の他にも犬達や他の動物と直接触れ合えるコーナーがあり、特に犬達は大人気。どう見ても中は家族連れとカップルしか居ないのだが(当たり前だが、こんな所に一人で来る奴はあまり居ない)、せっかくだから俺も入ってみた。犬達は良く訓練されており、何をされても怒らないので、でかい犬でも平気で触っていられるのだが何か物足りない。何故かと考えたら、訓練されている故、じゃれついて来ないのだ。撫でても殆ど反応が無ければつまらないではないか。反応がない犬よりも係のおねいさんの方が可愛かったです。

 他にもヤギやらリスザルやらロバやら何か良く判らない動物やらを触りまくった後に、敷地内にある一二支苑とやらへ足を運ぶ。
 此処は家族連れ空間とは打って変わって仏教的な建物。真ん中の塔には一二体の仏像が、それぞれの生まれの干支の準に置いてあり、その放射線状に小さなお堂があり、中にその干支の擬人化された(人の体にその頭を付けただけだが)木像が置いてあると云う、一風変わった景観だ。何故同じ敷地内にこうも雰囲気の違う物があるのか不明。

 適当に歩いていると、舗装されていない轍のできた脇道が。その脇道の横には畑があり、この先に行くとどうなるのかと、せっかくだから行ってみた。暫く行くと、どう見ても敷地から出てしまいそうだったので(と云うか、脇道に入った時点で出ていたのだが)、残念だが戻る事に。元の道を戻るのも面倒だったので、敷地の境界線の植木を飛び越えて中に入ろうと、周りを見回し、バッグを先に放り込み、岩の上から 「ふんはー!」 とジャンプ。着地時に枯れ葉を踏んで滑らないかと構えていたら、予想以上に土が柔らかく、着いた手が地面にめり込み土が飛び泥だらけに。端から見ると、何故コイツは泥だらけなのか不思議だったであろう。

 少し疲れて椅子で休んでいたら、ちょうどそこのステージで動物ショーが始まる。観客は気の毒な程まばらだが、司会のおねいさんはお構いなしだ。頑張れ(その後少しは観客も増えたが)。
 ちょっと間抜けな芸をして微笑ましい熊の口に、パートナーのおにいさんがサッと餌を喰わせたのを見て、「良くやったな、次も道化頼むぜ」 「へっへっへっ、これくらいお安い御用ですぜ旦那ぁ」 的な何か嫌らしい物を感じる。
 熊をチャリに乗せたりと、よく考えるとそれなりに凄い事をやっているにも関わらず、あまり凄さを感じさせなかったのは、恐らく演出のせいだろう。演出が巧くないとエンターテイメントとして成功しないのだなと勉強になった。

 そろそろ帰ろうかと思った時に 『SFX びっくり恐竜館』 なる建物(つーかコンテナ)を見つける。SFXと云うからには、最新技術で作られた、例えば立体的に浮き出すCGなど凄い物が見られるのだろう。此処だけは450円と別料金な上、どう見ても期待はずれ感が漂っていたが、せっかくだから入ってみる事に。入場口で係員にお金を払う時に 「お一人ですか?」 と聞かれる。その質問に何故か申し訳無さ感が漂っていたのは気のせいではなかった。
 中に入るとまず簡単な恐竜の説明が書いてあり、その奥は暗くなっている。奥に行くといきなり恐竜の模型が飛び出して来て驚く。次には薄暗い中で、サイバージャンク品と恐竜をモチーフにしたオブジェがガシャンガシャンと動いている。何か違和感を感じながら真っ暗な中を進むと、サイレンと音と共にバッと明かりが付いて、恐竜の模型が動き出す。
 コースの真ん中くらいまで来て漸く気づいた。此処は恐竜の資料的な物をSFXで再現している所ではなく、『ジュラシックパーク』 や 『ディノクライシス』 やアメリカ版 『ゴジラ』 の様な、恐竜をモチーフにしたお化け屋敷だったのだ。先ほどのオブジェも、研究所の設備を表現していた物らしい。入り口での 「お一人ですか?」 の声がリフレインする。そりゃそうだよなぁ。一人でお化け屋敷に入る奴ぁ居ねぇよなぁ。そんならそれで看板に 「恐怖」 の一言でも書き添えろっての。
 それにしても途中まで気づかないとは、お化け屋敷としてのレベルの低い事よ。せっかくだから写真を撮っておこうとカメラを出すが、フラッシュと焚くと係員にばれるかも知れないので、少し動いてはセンサーを作動させて明かりを付けて撮影するが、やはり上手く撮れない。しかし、出口近くまで来た所で係員が受け付けのにーちゃん一人だけと気づき、堂々とフラッシュ付けて撮影。
 他にも、機械と融合した恐竜らしき物が檻の中で 「ぷしゅー」 とか云っててつまんなかったのだが、出口近くにある、他の恐竜を補食している模型だけ、発禁になるんじゃねぇかって程リアルなのが謎だった。これは怖いと云うより生々しくて気持ち悪い。訳の解らない物ばかり作らせられた制作者のカタルシスが一気に爆発したのだろうか?

 訳の解らぬ恐竜館を最後に熊牧場を出て、次の駅まで歩いて行く。国道をまっすぐ行き、途中で県道に折れて行くと良いらしいのだが、いくら歩いても県道が見えて来ない。そう、田舎の一駅は間隔が広い上に、小さな駅は道路案内すら無いのだ。阿蘇駅から熊牧場までは、頻繁に看板があったから良かったのだが、初めて通る道で頼りになる物が無いとやたら不安である。
 なんとか小さな駅に辿り着くと、ちょうど列車が来るところだった。一時間に一本くらいの間隔なので、これはありがたい。なんせ周りには暇を潰せる物が何もないのだ(遙か手前にコンビニがあったきり)。
 列車はワンマンカーで整理券制らしいのだが、整理券が出ていない。どういう事だろうとそのまま乗っていたのだが、次の駅に着いた時に 「整理券をお取り下さい。整理券が無いと始発からの運賃を頂く事になります」 のアナウンスが流れて焦る。俺の財布には今、この区間の運賃分くらいしか金が入ってないのだ。いざとなったら予備弾があるから良いが。どうやら、無人駅では整理券を取って運賃後払いで、駅員の居る駅では切符を買わなければならなかったらしい。しかし、俺駅員の前素通り出来たぞ。
 途中で乗り換えだったので、車掌に整理券の事を伝えると、着いた駅で駅員に云ってくれとの事。
 やっと熊本駅まで戻ってきて、どうなるかと思いながら改札で 「内ノ牧から乗って来たんですけど」 と云うとあっさり 「じゃあ1080円ね」 と事も無げに終わる。良いのかそんなアバウトで。そう云えばこの路線はキセルが簡単に出来ると云う話を聞いた事があるが、あながち嘘ではなさそうだ。

 と云う感じで、俺の気まぐれ一日旅行は終わった。財布に百数十円のみを残して。
 尚、タイトルの内 「爆走」 と 「超特急」 に若干の偽りがあった事をお詫びしておく。


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