その12

No.56

21世紀への船出

2000年12月

いよいよ翌月からは21世紀という絵です。
このころ国債発行残高は約400兆円、実質GDPは約450兆円。ほぼ1年分のGDPにあたる借金を21世紀に返していかないといけないのは大変だ、という意味です。

ところがその後、返すどころか国債残高はどんどん膨れ上がり、2020年ごろには約900兆円にもなっています。日本丸はもう沈んでいるはずなんですが…

(記:2020/5/22)

No.57

得体の知れない化学物質

2001年1月

さて、ここで話題にしているのはどんな化学物質なのか。
これまであまりにも多くの有害物質が出てきていたのでもう分りません。このころだったら環境ホルモンを題材としたかも。

なんにしろそのような有害物質に最も影響を受けるのは未来へ向けて体内に蓄積していく子供たちです。

(記:2020/5/22)

No.58

子供たちへの贈り物

2001年2月

昭和30年代、40年代あたりの子供たちには未来は輝いていました。
しかし、40年代も後半あたりになると公害問題とか環境汚染が激しくなり、No.57の絵のような状況が始まっていて、子供たちの未来はだんだん暗雲が広がってきました。

そして21世紀にもなると、子供たちに残していくのはゴミばかり。

(記:2020/5/22)

No.59

ああ…夢か…

2001年3月

ここで「ごぶじで」と迎えられているのは、バーミヤン石窟の大仏です。
アフガニスタンでは1970年代後半から各種武装組織間で紛争が続いており、2001年ころはタリバンが国土の大部分を実効支配していて、3月にはイスラム主義の厳格な適用(偶像崇拝禁止)からバーミヤン石窟の大仏を爆破してしまいました。

せめて大仏が無事であってくれればという希望が夢に終わった絵です。
(記:2020/5/22)

No.60

消毒液中の耐性菌

2001年4月

たぶんこのころ耐性菌による院内感染事件があったのでしょう。

病原菌に対して特効薬が開発されるとしばらくしてその薬剤が効かない耐性菌が現れて、また新薬を開発しなければならない、といういたちごっこが続いています。
そして菌も薬も豊富にそろっている病院で院内感染が広まるのです。

そのような病院内の光景です。
(記:2020/5/22)

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