その11

No.51

…いや、中身が…

2000年7月

このころ消費期限か賞味期限が過ぎた牛乳を再利用して期限を偽った牛乳パックが出回っていたのでしょう。

この年6、7月頃に雪印の乳製品による食中毒事件があって、衛生管理が疎かになったりそれを隠蔽したりするのはもってのほかですが、安全が確保されている場合は食品ロスの問題もあって悩ましいところです。

(記:2020/5)

No.52

新人類の後継者

2000年8月

「新人類」は1980年代に使われた言葉で、その頃の十台、二十代の若者が従来の価値観、感性、行動規範とは違うものを持っているということで名付けられました。

そして、この絵がどんな事件を題材にしたかわかりませんが、このころ子供や若者が多くの暴力事件を起こしていたのでしょう。それは大人たちには新人類よりも理解不能になっていました。

(記:2020/5)

No.53

現代の子育て

2000年9月

前のNo.52の子供たちに対し、親たちもおかしなことになっているという絵です。

最近さらにひどくなっていますが、この頃あたりから親の子供に対する虐待が目立ってきました。
そして虐待されている子供が(殺されなければ)またNo.52の子供のようになっていくという恐ろしい再生産体制が進むのです。

(記:2020/5)

No.54

内閣の重み

2000年10月

森喜朗首相は、2000年4月小渕首相の脳梗塞による入院により、なにがなんだかわからないうちに急遽誕生しました。

その発足時の不透明な経緯の上、「日本は神の国」などの多くの問題発言、官房長官のスキャンダルによる交代など、このあたりでは首相としての資質が取りざたされ、内閣の重みが問題となっていました。

(記:2020/5)

No.55

ドタバタ専門

2000年11月

前のNo.54にあるように森内閣は支持率も低迷し、11月には森内閣不信任決議案が衆議院本会議に野党から提出されました。

この時、次期自民党総裁候補の一人だった加藤紘一が山崎拓と連携して不信任賛成に動こうとしましたが、YKKトリオのもう一人小泉純一郎を先頭に加藤派の切り崩しが奏功し、結局単なるドタバタ劇に。

これを加藤の乱と言います。
(記:2020/5)

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