親猫印が語るお鶴ちゃん一家


お鶴ちゃん一家のプロローグ・お鶴ちゃん再び(母猫おつる)

2012年・冬
お鶴ちゃん兄妹は懐いてくれていたので、お年ごろになったら去勢と避妊手術に連れて行こうかと画策していたのですが、
その気配を察知されてしまったのか…

やがて秋風が吹き、木枯しが吹くようになり、だんだんとお鶴ちゃん親子の姿を見かけなくなります。

親猫コメント2011年3月から野良さんたちがウロウロし始め・・ という話、実は…
ご近所さんがエサやりをしていたという話をその数ヶ月後に本人の口から聞かされることになりました。
その人は、我が家が越してきた頃から野良猫を見るとネコマンマを地ベタに直撒きするというような人で、
10年前にうろついていた野良2匹も、このネコマンマ直撒きで居ついてしまって、
いつも小石や砂利まみれのネコマンマを食べてる姿が痛々しくて、うちで面倒をみることにしたのがクマぞうでした。
(もう一匹はご近所さんのお家へ)
 このお宅、うちの敷地でノラにエサやりしてたんですよ、理由は「ダンナが猫嫌いだから」
猫がどれだけ縄張り意識が強いのかを知らないのでしょうが、
「エサやりするなら自分のとこでやって」と何度となく言いましたが、言葉が通じないようで現在進行形です。
 この話は長くなるのでまた別の機会にということにして…

さて、姿を見せなくなっていたお鶴ちゃんが翌2013年9月にお兄ちゃんたちと一緒に再び姿を見せ始めます。
ママちゃんの姿はありませんが、新顔がふたり付いています、お鶴ちゃんのお子ちゃまたちです。
 (この頃、カリカリとパン屑を混ぜたエサを撒きにくるオバサンが出没していて、そのエサを目当てに
 アチコチから野良さんたちが集まっていたのでした)

お鶴ちゃんはお子ちゃまたちをお披露目に来てくれたのでした。
その後少しの間、エサやりオバサンが出没することもあって、お鶴ちゃんたちはまたうちの裏でくつろぐのでした。

写真


そして2年めの秋風が吹き、木枯しが吹くようになり・・・
今年のお鶴ちゃんはちょっと違います。
木枯しが吹く頃には兄弟ともはぐれ、お鶴ちゃんはいつもお子ちゃまふたりと行動を共にしていました。
お子ちゃまを抱えたサバイバルです。
ずーっと “子分” を欲しがっているユメちゃんの誘いもあって、お鶴ちゃんもちょっとその気になりかけています。
ですが、お鶴ちゃんは気ままなノラ生活も捨てきれず、かといって寒くてひもじい生活は送りたくありません。

親猫コメントぶーにゃんずは行き場のない子猫ちゃんの 生活の場ですので、保護されると外に出たがることはありませんでした。
過去の悲しい出来事をくり返したくないので、外に出なくてもいいようにとこの家に引越してきたのです。
親と一緒の子猫を引き離すこともありませんし、野良生活を謳歌している猫さんにおいでいただくこともありません。
 さて、お鶴ちゃんがビミョーです、本人はママちゃんとはぐれた可哀そうな子猫ちゃんのつもりのようです。
ユメちゃんを慕って遊びに来ますが、ゴハンを目当てに遊びに来られるようではいけません。
ちゃんと “家の中で生活する” というルールを守ってもらえないのであれば、出入りしてもらっては困ります。
ということで、ぶーにゃんずのみなさんとの顔合わせを兼ねて、しばらく様子をみることにしました。
 お鶴ちゃんがぶーにゃんずを選ぶのか、はたまた気ままな野良生活をエンジョイするのか・・・

ここからしばらく親猫とお鶴ちゃんの攻防戦が始まります。(笑)

 つづく・・・