|
|
0) |
患者本人が希望している
(患者本人がインスリン/炭水化物レシオ療法(オピフェックス)を望んでいなければ、その施行は論外である。) |
|
|
1) |
1型糖尿病とされた方・・・※自己分泌能(CPR値)が0.1ng/ml未満であり、かつ、血中インスリン能(IRI値)が0.5μU/ml未満であること
(自己分泌が枯渇して、ご自身が治療に積極的である事。治療の難しい本当の1型糖尿病に集中する意味合いがある。) |
|
|
2) |
CIT(従来の一般的なインスリン療法)やINT(スライディング・スケールを用いる一般的な強化インスリン療法)においてもなかなかコントロールが取れない、
(肥満や生活習慣是正を見直さず、病態悪化を受容するような患者には容認しない。)
もしくは |
|
|
3) |
頻回に低血糖・高血糖発作がある
(低血糖、高血糖の1日血糖差が頻回に200mg/dlを越えることがあり、病態悪化をくい止めにくい方。)
・・・根本の問題「偏食や欧米食の生活習慣、及び主病「持病」等」を積極的に改善せず高血糖状態が慢性的に続き合併症に進行するタイプは除外。 |
|
|
4) |
患者が頻回の血糖測定(1日10回以上)を施行し、記録している
(1日2回~4回程度しか血糖値を測らない人、及び、それを記録しない人にはこの治療法は適さない。)
※1日最低10回以上の血糖測定が必要です。
(ミスアメリカのニコール・ジョンソンは1日15回以上測定してコントロールしていました。)
診療報酬のルールのC150 血糖自己測定器加算では、タイプにより様々な加算点数がありますが、それらは全て「最低」枚数であって、上限を定めたものではありません。
それらに該当する患者の病型・病態に合わせて、必要かつ十分量を支給するものと定められています。
血糖試験紙、固定化酵素電極、穿刺器、穿刺針及び測定機器を患者に給付又は貸与した場合における費用その他血糖自己測定に係るすべての費用は所定点数に含まれ、別に算定できない。とされています。 |
血糖値を正しく測定出来る以下のいずれかの測定器を用います。 |
|
・ |
OneTouch® UltraLink® by LifeScan, Inc. |
|
ちなみに
私は、世界で最初に電極式血糖測定チップを商品化したメーカ(メディセンス社)のものを長年使用しています。
(メディセンス エクザクテック・ペンやエキストラ等々)
このメディセンス社を引き継いだアボット ジャパン株式会社(製造販売)の
Precision Xceed®
を愛用しています。
測定値の正しさや信頼性で、正しいインスリン量が決定されます。
左記以外の血糖測定器(特にトーエコー・グルコカードやグルテスト、ノボアシスト、メディセーフ等のシリーズ)にはご注意下さい。不適切なインスリン量の設定に繋がります。 |
|
・ |
Paradigm Link® Blood Glucose Monitor |
|
・ |
CONTOUR® USB |
|
・ |
Ascensia BREEZE® |
|
・ |
BREEZE® 2 |
|
・ |
CONTOUR® |
|
・ |
Logic® |
|
・ |
OneTouch® Profile® |
|
・ |
OneTouch® Ultra® |
|
・ |
OneTouch® Ultra® 2 |
|
・ |
OneTouch® UltraSmart® |
|
・ |
OneTouch® Basic® |
|
・ |
OneTouch® FastTake® |
|
・ |
OneTouch® SureStep® |
|
・ |
OneTouch® UltraMini® |
|
・ |
Ascensia® DEX® |
|
・ |
Glucometer® DEX® |
|
・ |
Ascensia® DEX® 2 |
|
・ |
Glucometer® DEX® 2 |
|
・ |
Ascensia® ELITE® |
|
・ |
Ascensia® ELITE® XL |
|
・ |
Glucometer® ELITE® XL |
|
・ |
FreeStyle® Lite® |
|
・ |
FreeStyle® Freedom® |
|
・ |
FreeStyle® Freedom Lite® |
|
・ |
Precision Xtra® |
|
・ |
Precision Xceed® |
|
・ |
Optium Xceed® |
|
・ |
TheraSense FreeStyle® |
|
・ |
FreeStyle® Flash® |
|
・ |
FreeStyle® Mini® |
|
・ |
FreeStyle® Papillon® mini |
|
・ |
ACCU-CHEK® Active |
|
・ |
ACCU-CHEK® Aviva |
|
・ |
ACCU-CHEK® Compact |
|
・ |
ACCU-CHEK® Compact Plus |
|
|
測定ポイント |
|
(基本)早朝・朝食前・食間・昼食前・食間・夕食前・食間・寝食前・夜間+α等
(その他)入浴前・シックディ(風邪などの病気)・車の運転前・運転の間、突然の高血糖時・低血糖時、生理期間、妊娠期間、怪我や精神的に弱っているとき、運動前後、普段と違う事があったとき・・・etc随時
※1日10回以上(300~500枚/月以上)の血糖測定が望ましい。
|
|
※本間個人は、1日17回前後測定で、500枚/月支給(2011年8月現在)していただいています。 |
|
|
|
5) |
炭水化物のカウントができ、適正を守ることが出来る
(食事の量、特に炭水化物量を比較的正確に計れない 又は計らない人には適さない。)
・・・白モノ「精白米、食塩、白砂糖etc.」、粉モノ「麺類(スパゲッティなどのパスタ類、うどん等)、パン、ハンバーガー、ドーナツetc.」、油モノ「牛肉、羊肉、揚げ物、マヨネーズ、マーガリンetc.」等、蛋白質や高脂肪、塩分の多い食事は大変危険です。 |
|
|
6) |
インスリン/炭水化物レシオ療法(オピフェックス)を扱う能力がある
(インスリン/炭水化物レシオ療法を正しく理解し、問題点を改善・是正しながら日々ベーサルやベーサル比を見直し変更して使用する。) |
|
|
7) |
最低限、0.5単位刻み内で打てる注射器で、「超速攻型インスリン」が打て、ランタス等(レベミルは禁忌)の「超遅効型インスリン」等を使える強化インスリン療法(MIT)の環境(1型糖尿病であれば、レベミル注を用いる場合、1日1回打ちは禁忌です。生体にあったベーサル量を12時間をおいて2回に分けて1日2回注を行う必要がある。)の治療環境が受けられる方
又は
基本が、生体に合わせる事が出来る「CSII」の間歇注入ポンプ(MiniMed paradigm等)で、ヒューマログ注「超速攻型インスリン」で、0.05単位刻みの正しいベーサル設定 及び0.1単位刻みのボーラスが適正に行われ、炭水化物の摂取単位や血糖値に合わせ、強化インスリン療法(超速攻型インスリンのみ)が行われる環境を作れる方。
(ニプロSP-3HQ等は禁忌) |
|
|
8) |
ブドウ糖(10g/袋)を必要かつ十分量無償支給され、又は常備していること。
ちなみに、私は医師の「薬局」の指示書でブドウ糖を2箱~5箱(この1箱には10g/袋・4袋入りが10ケース入っています。)を無償でいただいています。
(10g/袋が40袋/箱ですので2箱(80袋)~5箱(200袋)になります。)
※ブドウ糖の効きが悪い場合は、手作り「グルコウォーター」にして下さい。
100円ショップ(ダイソー)で買った「スリムワンタッチボトル2個入り」20ml/個(旅行時に用いるシャンプーやリンスの詰め替え用ボトル)にスポーツドリンクで溶かしたモノ(湯煎)にしてご利用下さい。
(参考)私が作った「グルコウォーター」・・・1個0.5単位(ブドウ糖10g)
※別に、0.1~0.05単位刻みのラムネなども必須常備して下さい。
市販のラムネ菓子・・・2個で約0.1単位
|
|
|
9) |
信頼でき、相談にのっていただける理解のある医師(医療従事者)が身近にいること |
|
|
|
です。 |