1923年(・・・1921年インスリンの発見でノーベル賞:1923年)以来、
糖尿病においてインスリンはほとんど普遍的に使用されている
にも関わらず、
糖尿病による死亡率が、
この国(イギリス)やカナダ (インスリンの発祥地)だけでなく、
統計のある他の先進国においても、
なぜ年々上昇しているのか、
決して充分な説明はなされていない。
H・フェルジィ・ウッズ医学博士(M.R.C.S.,L.R.C.P.)
・・・1935/3/1号『Abolitionist』の「インスリン」 |
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平田幸正著 糖尿病の治療[第2版]p17より
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1型糖尿病の大規模臨床実験(DCCT)
p.8、12より: 河盛隆造 抄訳:1995
≪要約≫
河盛隆造
・・・本邦(日本)の糖尿病患者の99%以上を占めるNIDDM(2型糖尿病)
に
DCCTの結果をいかに適用するか、議論のあるところと思われます。
・・・2型糖尿病の症例に高血糖是正(血糖正常化)を目的として、
食事療法以上(インスリンや薬物療法)の治療を行う際には
細心の注意が必要であることは、以前より強調している問題である。
※スウェーデンの1961年から5年毎のデータ:
「的確な教育の重要性、特にコメディカルによる教育の重要性」から
糖尿病チーム医療のスタート(1973年以降)で、
1型糖尿病患者の腎症発症は1976年からの5年間以降は0「ゼロ」にしています。
チーム医療による教育を中心とする治療の進歩の成果と言える。
わが国の若年2型糖尿病の血糖コントロールは1型糖尿病より容易であるが、
治療の開始の遅れと中断のため進行することが少なくない。
腎症はゼロになるはずである。
(参照)平田幸正著:糖尿病の治療 第2版 p.1001 |
・・・(参考)1994年のIDF日本開催に際して、
1981年~1990年の糖尿病患者の死因をアンケート形式にて集計した分析 より |
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男女合計 |
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1位 |
2位 |
3位 |
8位 |
女性は9位 |
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悪性新生物
(癌) |
心疾患 |
脳血管
障害 |
糖尿病性
腎症 |
糖尿病死 |
合計 |
死亡数(H21推計) |
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344,000 |
179,000 |
121,000 |
- |
- |
1,144,000 |
総死亡数の比 |
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30.07% |
15.65% |
10.58% |
- |
- |
- |
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DITNの個人的解釈 |
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2型糖尿病を持っての
合併症死 |
1型糖尿病の
突然死等 |
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内・
糖尿病患者の割合
全死亡者数との比
(DITN 分析値) |
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25.30% |
19.70% |
13.50% |
6.10% |
- |
64.60% |
内・
糖尿病を抱えての死亡数 |
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289,432 |
225,368 |
154,440 |
69,784 |
13,999 |
753,023 |
当該死亡者数との同上比 |
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84.14% |
125.90% |
127.64% |
- |
- |
65.82% |
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備考1. |
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344,000人中
289,432人
(84.14%)が
様々なタイプの
糖尿病を抱え
何らかの癌で
死亡 |
179,000人中
225,368人
(125.90%)が
様々なタイプの
糖尿病を抱え
何らかの
心疾患で死亡 |
121,000人中
154,440人
(127.64%)が
様々なタイプの
糖尿病を抱え
脳血管障害で
死亡 |
腎死者中
69,784人が
様々なタイプの
糖尿病を抱え
糖尿病性腎症
で死亡 |
13,999人が
これと言った
合併症を持たず
糖尿病で
死亡 |
1,144,000人中
753,023人
(65.82%)が
様々なタイプの
糖尿病
に関わって
死亡 |
備考2. |
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死亡者数が
厚労省の統計と
異なるのは
死因検査をせず
に曖昧に
「心筋梗塞」や
「心不全」等と
している事が
多いためです。 |
死亡者数が
厚労省の統計と
異なるのは
死因検査をせず
に曖昧に
「脳卒中」や
「脳梗塞」等と
している事が
多いためです。 |
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糖尿病を抱えての
死亡数計(人) |
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739,024 |
13,999 |
753,023 |
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患者数(厚生労働省) |
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A:糖尿病の治療を受けている人
:228万人(H14)
B:糖尿病が強く疑われる人
:740万人(H14)
C:予備軍も含む総計
:1620万人( H14) |
A:1型糖尿病
:1万人強(H19)
B:劇症1型糖尿病
:1万6千人(H.21)
※合計
:2万6千人強 |
A:1型糖尿病
:1万人強(H19)
B:劇症1型糖尿病
:5~7千人(H.22)
※合計
:1万5~7千人 |
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死亡率 |
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A:治療を受けている糖尿病者
2280,000:739,024=1:x
x=32.41%
B:糖尿病が強く疑われる人
7400,000:739,024=1:x
x=10.12%
C:予備軍も含む総計
16,200,000:739,024=1:x
x=4.56% |
A:1型糖尿病
10,000:13,999=1:x
x=139.99%
B:劇症1型糖尿病
16,000:13,999=1:x
x=87.49%
※:合計
26,000:13,999=1:x
x=53.84% |
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一般的な「生活習慣に関わる糖尿病」や、
LADA別名1.5型糖尿病のMODY「小児・若年発症成人型糖尿病」、
「生活習慣に関わらない2型糖尿病」のMIDD「ミトコンドリア遺伝子異常による糖尿病」、
GDM「妊娠糖尿病」、
ODM「持病や主病によるもの、
ステロイド・インターフェロン等の薬物による二次性糖尿病」等々、
相対的な発症原因や抵抗性を持った「その他の糖尿病」も含めた様々な糖尿病を指します。
今後も新たな1.5型糖尿病が発見され続けます。
これらの病型の高血糖是正には、
インスリン療法や経口血糖降下薬、それに食事療法や運動療法などの
様々な治療法が適用(濫用)されています。
小児や若年発症の9割は「食」に関わる抗体を介した1.5型糖尿病か、
「その他の糖尿病」の抗体を持たない相対的な原因や主病を持った1.5型糖尿病です。
2型糖尿病は、生活習慣に関わる一般的な糖尿病ですが、
1.5型糖尿病(LADA)は、
生活習慣に関わらない発症原因(例えば、遺伝・疾病・他の障害等)を持った2型糖尿病となります。
ただし、1.5型糖尿病であっても、抵抗性を持たず、
3種全ての抗体(抗GAD抗体+IA-2抗体+IAA抗体)を持って
等を併せ持って
自己分泌インスリン能が数年未満で
「廃絶の証明値未満」に至った場合は『1A型糖尿病』です。
なお、IAA抗体は、インスリン治療を受けると
薬物(インスリン)を異物として必ず抗体を持ちます。
2型でインスリン自己抗体を持った場合、1日必要量が数百単位用いる事がありますが、
外部からのインスリンの免疫寛容で自己分泌インスリンを破壊させ、
慢性インスリン依存状態2型糖尿病の病態に陥れられます。
・・・ビタミンDは魚に多く含まれます+日光浴不足にも注意
(一般的に、パンや生野菜、肉食などの洋食が主食で白い肌で肥満やメタボを抱えている重症2型糖尿病に多い。)
2型糖尿病のビタミンD過剰症
(高カルシウム血症、腎機能障害、軟組織の石灰化障害にも注意・・・過剰症はサプリメントで大量摂取した場合に
起こりやすいので注意!)
・・・に注意。野菜は大変重要な栄養素ですが、生野菜での摂取は極力減らしましょう。
下処理(したごしらえ)をした温野菜
(煮野菜、お浸し、ゆがく、アクを取る、さらす、湯通しする、ゆでこぼす、湯むきする等)
にすることで、
危険な硝酸塩を減らすことが知られています。
花粉症・アトピー・喘息などのアレルギーを抱えたり、癌、アルツハイマー、
正常眼圧緑内障や貧血状態となったり、膵臓、肝臓、腎臓、甲状腺などの機能低下を招きます。
警告:硝酸塩については、下記のサイトを真剣に理解する必要が有ります。
重要参考サイト:硝酸塩が人体に与える影響|ロハスデザイン
■乳幼児の突然死を引き起こす
欧米で、硝酸塩が多く残留するホウレンソウ、地下水を用いたミルクが原因で、
乳幼児の突然死が報告されています。
■大人は貧血、乳幼児にチアノーゼ
硝酸塩そのものの毒性は低いといわれていますが、
唾液によって口の中で危険な亜硝酸塩に変化し、
血液中で酸素を運ぶヘモグロビンの働きを阻害します。
その結果、大人は貧血、
乳幼児の場合は唇が青くなるチアノーゼ(酸欠状態)の症状が出ます。
■胃潰瘍・胃がんとの関連
乳幼児は胃酸の分泌が不十分なため、亜硝酸塩を生成しやすいので、注意が必要です。
胃潰瘍など胃に障害のある人は、乳幼児と同様に、
胃酸の分泌が不十分になりやすいため、注意が必要です。
また、魚をよく食べる日本人の場合、
亜硝酸塩が胃がんを引き起こす可能性も強くなります。
■糖尿病や腎臓病の原因にも?
透析患者の多い地域と地下水に硝酸塩を含む地域が一致しているため、
糖尿病や腎臓病の原因になるという指摘もあります。
農薬との複合汚染によってさらに危険になるという指摘もあります。
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・・・硝酸塩を多量に摂取している草食系動物肉(例:牛肉、羊肉などの蛋白質)・脂肪(トランス脂肪酸・脂質)、
農薬や化学肥料を撒いた農地の硝酸塩含有水等も危険です。
・・・内蔵未完成児への熱処理加工脂質(特に加熱殺菌の牛乳=過酸化脂質)は大変危険です。
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1型糖尿病は「3種全ての抗体」も発症原因となりますが、
劇症1型糖尿病との共通発症原因は
「特定のウィルス」です。
劇症1型糖尿病の発症原因は「特定のウィルス」のみです。
1型糖尿病の自己分泌インスリン能は、
発症から数ヶ月未満で
「廃絶の証明値」で高感度血中CPR値・・・:0.1ng/ml未満
「枯渇値」は高感度血中CPR値・・・:0.03ng/ml未満です。
また、自己分泌インスリンの血中濃度はインスリン療法を受けていても
負荷後値でも高感度血中IRI値は・・・:1.0μU/ml未満です。
ハネムーン期はありません。
日本では一種又は二種の抗体を持ってハネムーン期のある1.5型糖尿病を、
潜伏性又は緩徐進行性(SP)の糖尿病と呼ぶことが多く、
インスリン抵抗性持つ場合、
経口薬では治療困難となり高血糖是正に一生インスリンの補充投与が必要となる事がある。
この糖尿病は、たいていが痩せているか標準体重であり、
インスリン受容性は正常だが生産能力が不足している。
また、血糖値を安定させる事が出来る場合、
高コレステロール、高血圧、循環器系の危険性は持たない。
1.5型糖尿病には、
インスリン受容性2型糖尿病(2-s型糖尿病)
と
インスリン欠乏性2型糖尿病(2-d型糖尿病)
があり、
インスリンを補う事で1型糖尿病の特徴を併せ持ったタイプの2型糖尿病と呼ばれ、
医者の金づる=万馬券にされ、
病態が悪化すれば患者の「自己責任」として、医者は誤診の問題を責任転嫁します。
患者が合併症を持って悪化すれば、薬物投与を増やすことで診療報酬が爆発的に増大します。
(このタイプは2型糖尿病の一タイプであって、1型糖尿病ではありません。)
糖尿病で、メタボリック症候群を持った場合、
重度のインスリン抵抗性によって
高コレステロール血症、
高血圧疾患等が進行し
「心臓病」「脳卒中」「腎疾患」等の原因となり、
「合併症」で「死」や「生命」の危険性が高くなると指摘されます。
日本人総死亡者の6割以上の方が2型糖尿病(予備軍も含む)を抱え、
統計上の「死因」は癌死・心疾患死・脳疾患死・腎疾患死等々で亡くなります。
3年以上の罹病歴があって、
自己分泌が残った(CPR値で0.06ng/ml以上残っている)状況でのインスリン依存で、
糖尿病三大合併症を予防しようと前向きな方で、
一刻も早くこの辛い状況から抜け出すためには・・・
まずは
インスリン依存状態の患者・関係者同士のわかちあいや、
医者の無責任で不適切な説明を鵜呑みにせず
「糖尿病」に対する「差別」や「偏見」「先入観」「思いこみ」を持つことなく
早期に、そして前向きに、一刻も早く
「生活習慣の見直し」「食への理解」「病気の理解」「薬物の理解」等の
基本を見直す行動が必須です。
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≪Discussion≫
Julio V.Santiago(ワシントン大学医学部小児科教授・内分泌代謝学部門):
・・・最も重要なことは、インスリン療法が
なお不完全な治療法であることを教えられていたことです。
日本では、医療の現場でモラル・ハザードが起きています。 |
参考例:法律を学ぶ方の東京都などの「お役所」と「東京女子医大」等との交渉資料
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患者を・・・「万馬券」化へ陥れる
『作為に満ちた』医師の「診断」やEBM、定義の度重なる改変・・・
1型糖尿病患者とは異なる相対的な問題を抱える患者に対しインスリン治療漬けにし
自己分泌能を免疫寛容で機能不全等に陥れ
個々人の「糖尿病」に対する内部差別も利用し
誤診名を「1型糖尿病」と悪用・利用し、
さらに、必要かつ十分量の医療材料も制限し
日本独自の診断基準の
厚労省の無策と、医療界の詐欺の金儲け・・・
医原的に作られた
世界最悪の『殺人病』の仕組み
その非常識きわまりない「常識」を疑え!
もう一度言います。
後戻りできない合併症に至らされる前に、
「殺人病」で殺される前に、
その「常識」を疑え!
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