最終更新日:2005/10/04 | |
MSI K7N2 Delta-L情報 | 元に戻る |
AMD AthlonXP(DDR400)対応のATX、SocketAマザーです。添付のマニュアルは日本語なので初心者でも安心です。
チップセットはNVIDIA nForce2 Ultra400、SouthBridgeにMPC2を採用。ATA133対応です。
オンボードでSound、LAN、USB2.0があります。わたしの購入したものはVER.1でBIOS
Ver5.4でした。
ボードの詳細はここ↓
MSI K7N2 Delta-Series
BIOS
2005/01/27 Ver5.9がでました→ここ
Throton CPU 2000+、2200+、2400+、2600+のサポート
チップセット | NVIDIAのnForce2 S(Ultra400)を採用。AthlonXP(Palomino、Thoroughbred、Barton)、Duron(Applebred)対応です。 なお、FSB100MHzのDuronを使用する場合はJ11をオープンにする必要があります(未確認) 名前の通り、DDR400(PC3200)メモリを使用できます。 メモリスロットは3ケあり合計3GByteまでOK。nForce特有のDual Channel動作を行う場合は、1と3もしくは2のスロットにメモりを挿入します。 メモリの相性はKT400ほどひどくはないようで、GA-7VAXで使用していたSEITEC(PD88R1-V2.1) DDR32M8AT-7チップのPC2700メモリを使用してDDR333(PC2700)のDual Cannel動作を確認しましが、問題ありませんでした。 現在はSAMSUNG(M381L1713DTM) K4H560838E-TCCCチップのPC3200メモリ(CL3)をCL2.5設定でDual Cannnelにて動かしています。 チップセットにFANはなくヒートシンクのみなので静かです。 |
オンボード | オンボードでMPC2の機能を用いた、100BaseTXのLANとSound、USB2.0が6ヶあります。 サウンドはAC'97 CODECチップにRealTekのALC650を搭載していますので、RealTekのサイトからドライバーをダウンロードしてインストールして使用することもできます。 しかしドライバーをインストールするとキーボード入力中やDirectXのゲーム時に音飛びが発生します(GIGABYTE GA-7VAXと同様)。 デフォルトでは5.1chで出力できませんが、nForce2ドライバーをインストールすることでボリュームコントロールが拡張され、「オプション」−「トーン調整」にリアSPとセンターSPの項目が追加されます。 2005/08/23 nforce2 Audio Driver Ver4.62が出ました→ここ OnBoradの100BaseTX LANは実効速度65M、CPU占有率10%くらいの性能で、蟹チップのものと大差はありません。 |
付属品 | IDEとFDDはスリムタイプのケーブルがそれぞれ一本と、普通のフラットケーブル(IDE)が一本付属。 POSTモニターがついたD-Bracket2、デジタル出力(光、同軸)がついたS-Bracketも付属しています。 |
Windows インストール |
Windowsのインストール時にはnForce2の統合チップセットドライバが必要になりますが、これはマザーボード添付のCDに入っています。 Windows2000/XP最新のドライバはここから。2004/07/19 V4.27がでました インストールの順序は Windows2000→チップセットドライバの順にインストール後、VGAなどの各種ドライバーを入れる方がよいでしょう。 チップセットドライバのVerUPはそのまま上書きでOKです。なおチップセットドライバの中にあるIDE SWは色々な不具合が発生する可能性があるので入れない方が無難でしょう。 |
レイアウト | 電源コネクタがリアパネルとCPUソケットの間にありますので、取り回しを考えないと冷却の邪魔になるかもしれません。基盤上のP4用4pinコネクタは接続しなくても動作します(保証外です)。 IDEのコネクタがかなり下のほうにありますので、高さのあるケースでは最上段にケーブルが届きません。 冷却FANのコネクタはCPUとCASEの2ヶしかありません。 CPUソケットのFAN取り付け部下側にはパターンが走っているため、損傷しないよう注意が必要です。CPU取り付け前に、テープのようなものを貼って保護しておいた方が良いと思います。 |
クロックの設定 | BIOSのAdvanced Chipset Featuresで各種のオーバークロック設定ができます。 System PerformanceがAutoの場合はCPU FSB Clockが100、133、166、200しか選択できませんが、Manualにすると、100-233MHzの範囲で1MHz単位にて変更できます。 なお無理な設定をして起動しなくなった場合は、従来のマザーボード同様CMOSクリアのジャンパで初期設定に戻すしかありません。(CMOSクリアするとDIMMの電圧が規定の2.5Vに対して2.7Vと高く設定されますので変更が必要です) CPUクロックの設定を大幅に間違った場合は、J10をセーフモード側に切り替えてFSB100MHzにしないと起動しない場合もあります。 メモリクロックはFSB/DRAM Ratioで0.5倍から2倍まで13段階設定できます nForce2はFSBとメモリやAGPのクロックを独立して設定できるため、安物のメモリや古いビデオカードとの組み合わせでも何とか動作させることができるので安心です。 メモリタイミングなどの細かい設定もこの画面でできます。 CPUコア電圧や倍率、AGPクロックはFrequency/Voltage Controlの画面で設定できます。 AGPクロックはAGP Clock Valueで66-120MHzまで設定できます。 CPUの倍率はCPU Ratioでx7-x13まで設定できます。 CPUコア電圧はCPU Vcore Selectで1.55-1.8Vまで設定できます。 DDRメモリ動作電圧はMemory Voltageで2.5、2.6、2.7Vの設定ができます。 |
BIOSについて | 一般的なAWORD BIOSなので設定はわかりやすくなっています。 上級機のK7N2 Delta-ILSRのものと間違わないように注意します。Delta-L用はVer5.x、Delta-ILSR用はVer7.xになっています。 Power Management SetupのAfterAC Power LostをOnにすると、停電後勝手に電源が入ります。 |
BIOSアップ デート |
昔ながらの方法でFDを使用してアップデートする場合は、 1.MSIのサイトからBIOS(例:6570v56.exe)をダウンロードし解凍します。 2.AWFL826B.EXEとw6570nms.760、2つのファイルをWindows起動ディスクにコピーします 3.起動ディスクで立ち上げ後、AWFL826B.EXEを実行します。 4.FileName to Programにw6570nms.760と入力します 5.ROMのタイプなどを表示後、古いBIOSをバックアップするかを聞いてきます。必要なければNで先へ進みます。 6.自動的に、新しいBIOSが書き込まれます。 7.書き込み完了しましたら、F1でリセットして再起動します。 8.以上で完了です 付属CDに入っている MSI LiveUp Date2を使用すれば、Windows上からBIOSアップデートができます。一般的にはこちらがおすすめです。 注意:他メーカのようにDualBIOSを装備していない為、アップデートに失敗すると起動しなくなります。 なおマニュアルには起動しなくなった場合は、FDにバッチファイルを作成して起動させると復旧できるとかいてありますが実験していないのでわかりません。 |
CPU保護 | MSIオリジナルの過熱防止装置がついているようです。AthlonXP以降のCPUを使用している場合、FAN停止なのでCPU温度が上昇した場合は自動的にシャットダウンするようです。 なおこの機能を有効にするにはBIOSのPC Health StatusのCPU Warninng Temperatureの設定が必要かもしれません。(未確認) Windows上で動作する、PC Alert4のCPUコア温度は低めにでます。MBMで確認すると、もう一つセンサーがありそちらの方が正しいようです。Nvidia System Utilityで表示される温度もMBMのものと同じです。 たぶん、ソケット内の温度センサーで監視しているものがPC Alert4で表示されているCPU温度で、CPU内のサーマルダイオードで測定されているのがMBMの温度だと思われます。 |
NVIDIA nTune Performance Application | NVIDIA純正の強力なオーバークロックツールです。Windows上で一時的な変更ができ、さらにBIOS設定項目を変更することも可能です。 2005/10/04 Ver2.05.15.8が出ました→ここ |