最終更新日:2003/05/16
AOpen MX3W PRO-V情報 元に戻る

MicroATX、Socket370、i810チップのマザーです。
同じAOpenのスリムブックタイプベアボーンキットについていたものです。

ボードの詳細はここ↓
MX3W Pro-V
AOpen HomePage

BIOSは2001/08/13のR1.33が最新→ここ
VGAドライバは2002/08/23のVer6.7が最新→ここ

チップセット 810には数種類のVersionがあります。
810L・・・・ローコストモデル。ATA/66に未対応
810・・・・ベーシックモデル。
810DC100・・・・4MbyteのZバッファ用ディスプレイキャッシュ搭載
810E・・・・FSB133MHzCPUの正式サポート
815E・・・・ATA/100に対応。AGPバス搭載
815EP・・・オンボードVGA無し

いずれもオンボードVGA(Intel752相当)と音源が乗ってます。
河童には810Eと815Eが対応しています。それ以外はSteppingA3と呼ばれるチップが河童対応です。
810の場合はSL3P7、SL3Q7。810DC100はSL3P6、SL3Q6とチップに書いてあります。
オンボード
VGA
一応RivaTNTクラスの3D描画性能があるようです。しかし2Dは極端に悪いです。
特にスクロールが遅く、引っかかりが感じられるときがあります。
ただCPUがCeleron300A@513MHzの場合ですので、最近のCPUなら気にならないと思います。

オーバークロックツールなどはありませんが、もしIntel740のものがあれば使えます。
GlideエミュレータのXGL200も740の設定で動作します。

オンボードのVGAはBIOSで無効にできます。

810用で2002/08/23にVer6.7のVGAドライバが出ています。→ここ
オンボード
サウンド
オンボードでAC97準拠のサウンドが載っています。DOSアプリでもちゃんと音がでます。
しかしクロックアップにはめっぽう弱く、FSB115以上で使えなくなります。
無効にするにはマザーボード上のジャンパピンを移動させます。BIOSではできません。
ゲームには向いていません。音が鳴ると動作が鈍くなります。
Windows
インストール
Windows98までは810のチップセットをサポートしていませんので、そのままインストールするとVGAや音源、各種インターフェースを認識できません。
とりあえず、標準VGAでインストール後マザーボード付属のCDからinfファイルで認識させます

i810チップセット用infファイルの最新版は→こちら

なおWindowsMeは810や815のチップセットに対応していますので、普通にインストールできます。
しかし、ATA/66ドライバーは組み込まれないようですので、上記ホームページからinfファイルをダウンロードしてインストールする必要があります。正しくドライバーが組み込まれますと、ハードディスクコントローラがIntel(r)82801A Ultra ATA Controllerになります。
ACPIについて ISAバスが撤廃されていますのでS3のサスペンドが可能です。サスペンド−リジュームの速度はかなり速く、5秒くらいで動作します。
スロット PCIx3です。AGPはありません。(AGPつきは815)
クロックの設定 FSBと倍率はBIOSから設定できます。
66.6から166MHzまで設定できます。倍率はx8まで。
しかしAGP 1/1、3/2の切り替えはDip-SWしかできません。
さらにCPUコア電圧は自動設定で変更はできません。

なおsoftFSBは使えないようです
BIOSアップデート ちょっと変わっています。
AOpenのサイトから圧縮された最新のBIOSをダウンロードし、解凍すると中に同じ名前のBINファイルとEXEファイルの2つができます。
BINがBIOS本体で、EXEがBIOS書き換えソフトです。