最終更新日:2002/12/09
ASUS P3B-1394情報 元に戻る

MicroATX、Slot1、BXチップのマザーです。これだけなら他のマザーと同じなのですが、このマザーにはIEE1394インターフェースが内蔵されています。
これはDVカメラの映像をキャプチャすることの出来るインターフェースです。
単品でIEE1394PCIカードを購入すると\25,000程しますが、このマザーは\26,000ほどで購入できます。
おまけにA3D VORTEX2の音源チップ(Diamond MonsterSoundMX300と同じ)も載っています。
また、ALL PCI&AGPバスでISAが廃絶されましたのでACPIはS3のサスペンドができ、最強です。

BIOSは2000/08/03の Ver2003が最新です→ここ
1.CPUマイクロコードのアップ(何のことでしょうか?)
他はあまりよく解らないVerUpです。

P3B-1394には2つのバージョンがあります
Rev1.02は、拡張ボードに4Pと6PのIEEE1394しかついていません。RS232Cは1つしか使えません。
Rev2.01(わたしのもこれ)は拡張ボードに2つ目のRS232Cポートが追加されています。


対応するCPUについて 結構古いマザーボードの割には、対応するCPUが多いです。
PentiumIIからPentiumIIIのcD0コアまでOKです。
Celeronも無印からcD0コアのものまでOKです。
Slot1マザーですがSocket370の下駄を使えば何でもOKです。
IEEE1394について TIのTSB12LV22チップが載っています。ポートはマザーに6Pが一つ。他拡張ボードに4P一つと6P一つの計3つあります。4PはDVとの接続に使用します。
マザーボード付属のUlead VideoStudioで動画キャプチャできます。このソフトでDVの走行コントロールもできます。
キャプチャできるサイズは記録形式が参照AVI(AVI2.0)なので2G以上もOKです。だいたい2Gで10分程になります。ただし、参照AVIは今までの編集ソフトでは受け付けてくれませんので、なんらかの方法で通常のAVI(2G単位)に変換しなければいけません。

キャプチャドライバはOHCI-WDMという規格(?)でVFWに準拠していないのでPremiereなどの一般的なビデオ編集ソフトが使えません。(ActiveMovie準拠らしい)
メルコのIFC-ILP/DVが同じTIのチップを使用していますので、こちらの動向に注意しましょう。

なおメルコやIOデータのIEEE1394ボードはWin98SEでのみ使用可となっていますが、P3B-1394のオンボードIEEE1394は普通のWin98で使用できます。
→SecondEditionでないとストレージデバイス(MOやHDD)が使用できないようです。

注意:拡張ボードにRS232Cの2ポート目がありますが、IEEE1394を使用しなくてもマザーボードとの接続ケーブル3本全部繋がないと、RS232Cが使えないようです。
オンボードサウンドについて ぜいたくにもA3Dの VORTEX2チップが載ってます。LineOutが2CHのため性能をフルに発揮することはできませんが、2CHでもA3D特有の3D効果は有効です。
またドライバもA3Dのリファレンスを使用することも出来ます。
SPDIFの端子もありますので、デジタル出力も可能かと思われます。(入力は不明)
ボードレイアウトについて MicroATXのわりには幅が広く、また電源コネクタの位置が悪いためCD-ROMドライブと干渉する可能性があります。
Socket370アタプタを付けてCeleronを装着する場合、あまり大きなファンだとDIMM1と干渉します。(ちなみに風神3はDIMM1と見事に当たります)
ACPIについて 冒頭にも書きましたがS3のサスペンドが可能です。
これはSuspend to Ramができます。シャットダウンは瞬時に行えハードディスクや電源のファンも停止します。
ただ、再起動時には各デバイスの状態確認のためか若干時間がかかります。しかし、見た目には電源OFFとしか見えない状態でマウスやキーボードをさわるとパソコンが起動するのにはビックリさせられます。
スロットについて AGPx1、PCIx3です。ISAはありません。
温度センサー CPU内にある温度ダイオード(サーミスタ?)を使用して測定しています。Socket370を使用する場合はゲタの種類によっては信号線が省略されていて温度表示できないのもあるようです。(ASUS370x、GIGAok)
BIOS UPデート 2000/08/03のVer2003が最新→ここ
マザーボード付属CDのAFLASH.EXEを使用してアップデートします。
クロックの設定 P3B-FのようにBIOSでは設定できないようで、倍率、FSB、バスの設定全てDip-SWで行います。FSB133MHzx6まで設定でき、124MHzと133MHz時はPCIバスクロックを1/4FSBに設定できます。
一応P!!!600MHzまでOKと説明されています。
クロックジェネレータはICSの9248DF-39を使用しており、H.Oda!氏のsoftFSBで9248xx-39を選択し、Write Only PLL-ICのチェックを入れると使用できます。
softFSBの入手先→http://www.h-oda.com/