最終更新日:2015/09/18
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ThinkPad240でブータブルCDを使う方法
ThinkPad240はCDブートをサポートしていないため、ブータブルCD形式のツールやCDブート形式のLinuxの試用などができません。何とかできないか調べた結果以下の方法でフロッピーからブートし、USB接続されたCDドライブからブータブル形式のCDを起動できることが判明しました。

1.Bootable CD Loarder 1.50Zを入手します→http://bootcd.narod.ru/index_e.htm
2.FDイメージを書き込むためのソフト、RawWrite for Windowsを入手します→http://www.chrysocome.net
3.ダウンロードした2つのファイルを解凍し、rwwrtwin.exeを実行します。
4.RawWriteのImage fileに、bcdl150z.imaを指定します。
5.空のフロッピーを挿入し、Writeボタンを押します。
6.出来上がったフロッピーでブートすると、ATAPI接続のCDは認識できますが、USB接続のCDは使えません。
7.IBMのホームページからUSB CDのドライバーをダウンロードします。→IBMのサイト
8.USB_CD.SYSを先ほど作成した、フロッピーの中にコピーします。
9.これで、USB接続のCD-ROMドライブからブートできるフロッピーの完成です。


X20、s30シリーズトラックポインタ左クリックボタンの修理
決定ボタンに当たる、左クリックボタンはどうしても使用回数が多いため、そのうちふにゃふにゃになってしまいクリック感がなくなってしまいます。
もし、ジャンク品のキーボードがあれば右クリックのボタンから、ゴムを移植すれば元通りに戻ります。

ここでは、その分解方法を記載します。
ボタンの隙間から覗くと、赤いひっかかりが、左右2つ見えます。

それを、片方ずつドライバーで押しながら、ボタンを持ち上げます。

右側のボタンも全く同じ構造です。
手前の引っかかりが外れました。

奥は引っ掛けてあるだけですので、ボタンは簡単に外せます。
ボタンが外れました。

ボタンの下にはラバードームがついています。

下のフィルム基盤を押すためのもので、これ自身には導電性はありません。
しかし、使っているうちに、真中の部分がちぎれてしまいます。

こうなると、クリック感が全くなくなります。

このラバードームを交換すれば、クリック感は元通りになります。
おまけ・・・・キートップを外す方法
手前側がはめ込みになっています(上部ファンクションキー部分は左側がはめ込み)。傷をつけないよう、プラスチック定規の角などで、手前側を上にめくり上げるようにすればキートップを外すことが出来ます。

はめ込みの際は、奥を引っ掛けてから手前を押し込めばパチンとはまります。


ACアダプタ色々
左側手前2台と奥2台が570、右側手前2台がX20
右側の奥1台がT22。

ACアダプタは左から
02K6669(4.5A通称骨型)、02K6756(4.5A)、02K6816(3.5A X20用)
残り3つはすべて、02K6542(3.36A)

IBMのACアダプタは互換性が高く、上記のものは私の所有するすべてのThinkPadで使用できます。
(X6x、T6x、R6xシリーズ以降は互換性がありません)
ThinkPad勢ぞろい ACアダプタもいろいろ
ThinkPad用ACアダプタの一覧表です(16Vの56Wと72Wのみです)
P/N FRN P/N 名称 生産国 備考
02K6541 02K6554 ウルトラスリム 56W インドネシア IBM
02K6543 02K6555 ウルトラスリム 56W インドネシア IBM
02K6547 02K6548 ウルトラスリム 56W 中国 IBM






02K6808 02K6814 ウルトラスリムII 56W タイ IBMジャパン
02K6810 02K6816 ウルトラスリムII 56W 中国 IBMジャパン、Lenovo

02K6881 ウルトラスリムII 56W







02K6654 02K6666 72W骨型 中国 IBM、AC入力3ピン
02K6657 02K6669 72W骨型 中国 IBM
02K6661 02K6673 72W骨型 中国 IBM
02K6665 02K6677 72W骨型 インドネシア IBM






02K6746 02K6753 72W 中国 IBM
02K6749 02K6756 72W 中国 IBMジャパン
02K6750 02K6757 72W インドネシア IBM
02K8204 02K8205 72W 中国 IBMジャパン
02K8208 02K8209 72W 中国 Lenovoジャパン
08K8212 08K8213 72W インドネシア IBMジャパン
92P1020 92P1021 72W 中国 Lenovoジャパン
2010/10現在
ウルトラスリム 56W・・・・5個、ウルトラスリムII 56W・・・・8個、72W骨型・・・・3個、72W・・・・7個
合計23個所有
マルチバッテリーチャージャー
2000年にT2xシリーズが発売された際、オプションとして\19,500で発売されたものです。(FRU P/N 02K6642、02K6643)

ThinkPad X、T、Aシリーズ用となっており、発売当時のT2x、X2x、A2xシリーズしか使えないかと思っていましたが、その後発売されたX3x、X4xシリーズでも問題なく使用できました。(ちょっと無理がありますが、X4シリーズ用の拡張バッテリーも充電できます。)

ACアダプターは4.5A、3.36Aどちらでも使用できるようです。

現在はマルチバッテリー・チャージャーIIと名称が変わり、\13,335で発売されていますが、ほぼ同じものと思われます。

現在所有しているノートパソコン用メモリ、HDDの一覧


バッテリーの殻割
X20用標準バッテリーです(02K6652)。14.4V 1.6AH 定格容量23.04Wh

X20用は標準が4セル、大容量が3セルx2となっており電圧が異なります。
X20用大容量バッテリーです(02K6653)

10.8V 3.6AH 定格容量38.88Wh

※定格容量の計算式(セルの容量x電圧)
1800mA、3.6Vのセルを2パラ3直接続している場合は1800x2x3.6x3=38880mWh
X20用大容量バッテリーです(02K6710)
こちらはPanasonic製のセルが使用されています。制御基盤も02K6653とは全く違います。

このバッテリーはセルが死ぬと、満充電容量が全く当てにならなくなります。満充電容量34.80Whのものを入手しましたが、2〜3分で0%までダウンし、まもなく電源が切れてしまいます。バッテリ情報でヘルスも緑になっていたため、だまされてしまいました。
570用バッテリーです(02K6639)

10.8V 2.8AH
240用標準バッテリーです(02K6606)

11.1V 1.4AH

11.1V 1.55AH(02K6687)もあります
s30用標準バッテリーです

11.1V 4AH

スタンドがついているため、殻割りは面倒です。
X30用バッテリーです(08K8040)。10.8V 4.4AH。定格容量45.36Wh

はめ込み式なので、殻割りは比較的簡単にできます
T2xシリーズ共通のバッテリーです(P/N 02K6626)。10.8V 3.6AH 定格容量38.88Wh

四角い形状のため殻割りがやりにくいです。また、セルの配置がデコボコなので、他の連結されたセルを流用する場合は面倒です。

バッテリーコントローラはBH5740AFS
X4xシリーズ標準バッテリーです(P/N 92P0998)。14.4V 1.9AH 定格容量27.36Wh。

入手困難な楕円セルが使われています。はめ込み式ですが、はめ込み箇所が多いので、殻割りは面倒です。しかし、うまく割れば接着剤なしで元通りに組み立てできます。

X4xシリーズ標準バッテリーです(P/N 92P1000)。14.4V 1.9AH 定格容量27.36Wh。

こちらはPanasonicのセルが使用されています。

接着剤で貼り付けられているので、きれいに殻割りすることはできません。
X4xシリーズ大容量バッテリです(P/N 92P1080)。14.4V 4.5AH 定格容量64.8Wh。

18650の丸型セルが4本、楕円タイプが4本の計8本になります。

制御基盤は複雑で、2系統の充電回路が入っています。バッテリーコントローラはBQ29312PMが2個、BQ80201が1個入っています。
X4xシリーズの中容量バッテリーです(92P1078)。14.4V 2.6AH

大容量バッテリーから、楕円セルを取り除き、空いたスペースにはスペーサが入っています。
制御基板は標準バッテリー(4セル)と同じもののようですが、サーミスタは長いものになっています。

maimai.kさんから、情報提供いただきました。
R32、R40用バッテリです(P/N 02K7058)。14.4V 4AH 定格容量57.6Wh。

R40e用とは微妙に寸法が違い互換性は全くありません。
R40e専用バッテリです(P/N 92P0987)。10.8V 4AH 定格容量40Wh。

R40用とはセルの数が異なります。
T4x、R5xシリーズ用の標準バッテリーです(P/N 08K8193)。10.8V 4.4AH 定格47.52Wh。

9セルタイプの大容量バッテリーもあります
X6xシリーズ用のバッテリーです(92P1168)。14.4V 2.6AH 定格37.44Wh。SANYO製のセルを使用。
6xシリーズから、バッテリーの端子形状が変更されました。

このバッテリーは、突然バッテリーエラーが発生し、使えなくなる不具合があります。FETの温度を監視しているFUSEが切れてしまうのが原因ですが、FUSEを替えても治りません。
X6xシリーズ用バッテリーです(93P5028)。

こちらはSONY製のセルが使用されており、制御基板も上記のものと全く異なります。

自主回収対象品ですが、現在は行っていないため殻割りしてみました。
X6xシリーズバッテリー8セルタイプです

制御基板は4セルのタイプと同じです。