超初心者がチャレンジしたパソコン自作記
この記事は1999年1月に書きましたのでパーツ等はその当時のものです 戻る

最近、パソコンを自作する人が増えてきました。
私の会社でも同様で、今回MacユーザーのKさんが始めての自作パソコンにチャレンジしました。

完成までの手順と様子を紹介します。

1. パーツの選定

とりあえずなにがあれば動くのか全くわからない素人ですので、わたしが選定しました。
CPUはCeleron300A、マザーはBH6、ビデオカードはBansheeといったところ。
CPUに関しては、ちょうど品不足の時期(1月半ば)でしたので出張先にて購入してきました。

ケースだけはPowerMac風のものが良いと言うことで、前面パネルにRがついててFDDが隠れているのを選定しました。
2. パーツの購入

一言、大変でした。
1月某日、会社帰りにいきましたので時間がありません。たった2時間で一式を集めました。結局6店ほどまわって全部を買いそろえました。
K氏には申し訳なかったのですが、サウンドやLAN、CD-ROMは適当に買ってしまいました。(選んでる時間がなかった)

結果、CD-ROMはTEAC CDR532Eをバルクの棚から取ったつもりでしたが、あとで見たらTOSHIBAのものを買ってしまっていました。
--->違うものを積んでおくな。○○○○工房!

結局購入したものは以下。
ケース:NT989-W(Mac風)、250W電源
マザー:ABIT BH6(英語)、後で他店に日本語が同じ値段であった。ショック!!1
CPU:Celeron300A(SL32A-08440933、わたしのところで504MHz動作チェック済み)
メモリ:SDRAM128Mbyte CL2 100MHz対応
HDD:IBM DTTA351010(これも購入後\1,000安を見つけた。ショック!!2
ビデオ:Creative VoodooBanshee AGPバルク(わたしと同じEONにしたかったが、どこにもなかった)
FDD:TEAC 235HG(Mac風ケースにはmitsumi指定だったが、忘れていた。ゴメン)
CD-ROM:Toshiba 32倍速(本当はTEACがほしかったんだ。ショック!!3
SCSIカード:IOS-9100UW(Tekram DC390Fが売り切れだったので人柱購入。504MHzで動作したのでよかった)
LAN:どこのメーカかわからない10baseT ISA
サウンド:同じくどこのかわからないYMF724チップ搭載のものPCI
PCカードアダプタ:RatocSystemのバルク品
マウス:A4tech WinEasy WWW-5
あとは、ネジやケーブル類色々。

で、当初の予算は\130,000ぐらいのはずだったが、実際には\170,000ぐらいかかってしまった。
やっぱり、ばらばらでちょっとでも安い店で買えばよかった。でも時間なかったし。。。。。
3. 組立

某日、某所にて製作開始。
メインはK氏でわたしとT氏の2人+特別ゲストD氏で製作開始です。
K氏が組立をし、残り3人はちゃちゃを入れる担当です。
まず、部品を某所の机一杯に並べて確認です。ケースOK。マザーOK。その他もろもろOK。さあ組立だ。
と、そのとき大変だあ〜。なにがあったの。K氏-->CPU忘れた。えっ?うそ、作っても動作確認できないよ。
CPUだけは先に購入してあったため、忘れたようです。結局、別のパソコンからPII-266をちょっと拝借して動作確認することにしました。

step1:ケースへのマザーボード組み込み。
 今回購入したケースは3.5"と5"ベイへのドライブ取り付けがレールタイプのためちょっと面倒。
 あーでもない、こーでもないと首をひねりながらの組立となりました。
 ケースにはバリがあるから、手を切らないように注意してねと警告したのにもかかわらず流血です。油断していました、ATX用のIOバックパネルで切ってしまったようです。ケースを赤く染めながらの製作続行となりました。

step2:ドライブ類の取り付け。
 みんなで手分けして一気にとりつけました。ケーブルの接続はK氏によって行われましたが。逆接続もなく、うまくできていました。

step3:電源ケーブル取り付け。
 トラブル発生です。電源ケーブルが届きません。BH6は電源コネクタの位置が悪く、電源によってはケーブルが足らなくなります。こういうときの為と 延長ケーブルを購入していましたので無事接続できました。

step4:カード類の取り付け。
 ビデオカードを取り付けます。K氏が他のカードも一気に取り付けようとしています。まった、拡張カードはビデオカードのみ取り付け動作確認後、順番にひとつづつ取りつけた方がトラブルで悩まなくて済みます。

step5:電源投入&動作チェック
 なにかとトラブルの多い、BH6を使いましたのでドキドキもんです。(最近のは品質悪いようですから)。電源ON!!。BIOS OK!。メモリチェックOK。すかさずsoftmenuを見ます。PII-233で2.8Vと認識されています。OKのようです。このまま、先へすすんで行きます。
 HDDの領域確保、フォーマットと進めます。ここでK氏、fdiskの基本領域、拡張領域、論理領域のことが????。絵を描いて説明しましたが???

 続いて、Windows98のインストール開始。ここで昼食タイムのため外へでました。

 帰ってくると、留守番していたT氏が”途中でなんか止まってたので、キーを押して先へすすんだよ”と言う話。大丈夫かなと思いながら、ビデオカードのドライバをインストールします。が、全然入りません。いくらインストールしても標準ディスプレイで立ち上がってしまいます。レジストリも操作しましたがダメ。結局、Windows98をもう一度インストールすることで正常になりました。でも、ディスプレイドライバだけで3時間ぐらいかかりました。

setp6:他もろもろのカード類取り付け。
 あとは、一気にかたずけました。省略
4. 後日談

組立完了し、動作確認後拝借したCPUを返却しK氏は家路へついたわけですが、夜にTEL有り。”家でCeleron300Aつけたけど動かない”。どうなってるのか訊くとWindowsの旗で止まるという。クロックアップ(100MHz*4.5)を元に戻すがだめ。わたしのところでCPUは動作チェック済みなので不良は考えられない。もういちどCPUを差し直してもらうとうまく起動。クロックアップしても正常に動作。112*4.5=504MHzも電圧2.3Vで動作。
5. だめ押し

その後、三菱の液晶モニタ(RDT141R)も購入したようだが、”画面が揺れる、不良品だあ”とK氏は叫んでいましたが、単なる調整不良だったようです。コマッタモンダ


と、いう具合に製作し無事動作させることができました。K氏はなんかわからないうちにできあがったと言っていましたが、次回製作時にはもうすこし理解してね。

H11.02.28初心者Kは、DVraptorとRAIDシステム導入という暴挙を行いました。(トンデモナイ)
現在、DVraptorは動作しているようですが、RAIDはまだのようです。(もうIRQが足らないのでは?)
ここに、DVraptorとRAIDシステム導入の悪戦苦闘記録があります。