最新更新日:2007/06/29 | |
PENTAX *istDs 使用記 | 戻る |
1996年7月に最初のデジカメFujiFilmDS-7を購入してから約10年。2006年02月26日 2代目となるデジタル一眼レフ、PENTAX ist DSを購入しました。以下はその購入&使用記になります。 |
購入の経緯 | ||||||||||||
2月某日、近所の家電量販店へプリンタのインクリボンを買いに行ったついでにふと覗いたデジタルカメラコーナーに、istDsが並んでいるのを発見しました。早速さわってみましたが、”家のKissDに比べると小さいし、起動のレスポンスもいいなあ”と好印象。質感もGOODで、初代istDと変わらない高級感(KissDは安物のイメージ)に心惹かれました。さらにタグに付いていた価格にビックリ!。約2年半前に高くて買えなかったistシリーズが、レンズ込みでたったの\69,800!なのです。一気に物欲全開モードが発令されてしまったのでした。 2月13日に再び同じ店を今度は嫁さんと訪れました。嫁さんにistDsを見せて”ほらこんなに小さい。これなら昔買った銀塩カメラの明るいレンズも使えるし、体育館での撮影時も苦労しなくと済むし”と話をしたのでした。この時も価格はたぶん\69,800だったと思います。(注:体育館の撮影とは、2月11日にあった長女のバスケットボール大会のことです) この日から購入に向けて、istシリーズの勉強をしました。いつものことながら”何を買おうか性能はどうだろうか”と検討している時が一番楽しい時期です。2月末にistDL2が発売されることは知っていましたので、まずはこの機種から調べて見ました。 istDL2はもともとistDsの廉価版として発売されたistDLのマイナーチェンジ機。オートフォーカスの測距センサーが5点になったことと、デジタルプレビューが出来るようになった点が大きな変更点でした。 istDLはistDsと比べて、背面液晶が2.5インチになったのが大きな違いでした。廉価版のため削られた機能としては、オートフォーカスの測距センサーが3点とメチャメチャ少なくなった(KissDでも7点)のと、ペンタプリズムではなくペンタミラーになっている点でした。 istDsの後継機であるistDs2は、背面液晶がDLと同じ2.5インチになったのと、オートフォーカスの動作がシングル−コンティニュアスと任意に切り替えるようになった点が大きな違いとなっていました。 しかし色々調べていると、istDsのファームウェアが昨年末にアップされ、性能的にはDS2とほぼ同じになったことが判りました。 背面液晶の大きさだけを我慢すれば、istDsでも性能的には十分満足するため購入することを決めたのでした。 2月17日価格調査のため近所のヤマダ電機に出かけましたが、PENTAXを取り扱っていないため問題外でした。結局2月13日に出かけた店に再々足を運び、デジタルカメラ売場へと向かいました。しかし”istDLだあああ”。なんと\69,800の値付けがされているのは、istDsではなくistDLだったのでした。前回見たときは確かにistDsだったと思ったのですが”勘違いだったのか”とがっくりしていたところ、POPに隠れたショーウィンドウ内にistDsを発見したのでした。早速値段を確認したところ”なんと\64,800。前よりも安くなっている!” 。すぐに店員を呼び在庫確認をしてもらいましたが、古い機種なので現品しかないとのこと。それでも良いと購入を決めましたが、値段はさらに交渉し、\62,800まで下げてもらいました。さらにSDカードも必要だったので、512MByteのものを\3,600とこれまた安くしてもらい、購入決定したのでした。 数10分後、梱包が終わった頃を見計らって受け取りに行きましたが店員さんから”すみません”の言葉が。どうしたのかと思ったら、”元箱と、取り扱い説明書が紛失してありません。後日送付する形を取りたいのですが”との話。わたしは心の中で”まあいいや。どうせ箱は捨てるだろうし、取説はPENTAXのホームページにもあるし”と思っていました。”いいですよ”と答える間もなく店員さんから次の言葉が。”他店に新品の在庫があります。時間が許すのでしたら、それを取り寄せすることもできます。価格は現品と同じでかまいません”と。これはラッキーと思い、即座に他店から新品を回してもらうことでOKとしました。 →右の写真はistDsとDS-7(どちらも偶然DSの名が入っている)を並べて見たもの。横幅はDS-7のほうが129mmと大きいです。(istDsは125mm) このDS-7は今でも撮影できますがスマートメディアが5V仕様の為、パソコンに読み込むリーダーがありません(-_-;) |
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使ってみました(^○^) | ||||||||||||
2月26日 引き取りに行ってきました。本当に未開封の新品、初回20,000台限定セット品でした(istDsは2万台売れてないということ?)。早速レンズをセットしEOS
KissDと比べて見ましたが、改めてistDsのコンパクトさと高級感に満足です。KissDの全く高級感の無い外観に比べ、istDsの仕上げの良さ、手に持った時のフィット感など次元が違います。
ファームウェアのバージョンは最も古いVer1.00でしたので、PENTAXのサイトからダウンロードしVer2.00にバージョンアップしました。 セットのレンズで一通り撮影テストが出来ましたので、手持ち機材の動作確認を続けて行ってみました。 マニュアルフォーカスレンズ Kマウントレンズ(Aポジション無し) 1.カスタムファンクションで”絞りリングの使用”を許可に設定します。 2.撮影はMモードで行います。レンズの絞りを任意の位置にセットし、istDsの露出計をONにします。 3.背面のAE-Lボタンを押すと、一瞬絞り込まれて適正なシャッタースピードが自動的にセットされます(Zシリーズのハイパーマニュアルと同等)。 4.自動的にセットされたシャッタースピードは、ダイアルを回すことで自由に可変できます。絞りはレンズで調整します。 フォーカスエイドになりますので、ピントが合えばシャッターを切ることが出来ます。しかし合致するのに時間がかかるのでMFに切り替えた方が良いでしょう。 なお、露出計はMモードのため中央重点平均測光に固定されます。 AVモードにすると、レンズの絞りは無効になり開放に固定されますが、自動露出で撮影できます。 KAマウントレンズ(Aポジション有り) レンズの絞りをAポジションにしておけば、特に制約はありません。オートフォーカスの切り替えはMFにしたほうがレスポンス良く撮影出来ます。 レンズの絞りをAポジション以外にすると、Kマウントレンズと同じになります。Aポジション以外に切り替えるメリットはあまりありません。 ストロボ
他にチョットだけサンプル写真をCANON iMAGE GATEWAY(^_^;)にアップしてあります→ここ |
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マニュアルフォーカス | ||||||||||||
試しにMレンズの50mmを使って開放で撮影してみましたが、久しぶりの”ボケ”に満足です(このところ暗いレンズばかりだったので)。このMレンズは今から約30年前に購入したものですが、重量も170gとずっしりしていて高級感があります。カビや傷もなくこれからも現役で使えそうです KissDの時は、AFレンズでも相性があって古いものが使えなかったのですが、istDsなら30年前のKマウントレンズはもちろん、アダプター(PENTAX純正で\1,000!)を使えば40年位前のスクリューマウントレンズでも使えるため、これからレンズを集めて写真を撮る楽しみが増えそうです。 |
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連射 | ||||||||||||
今回とりあえず購入したSDカードは、SanDisk製のultraでは無い普通のSDメモリーカードです。このカードを使って、どの程度連射できるのか、試してみました。 撮影モードはMFにし、4MのS.ファインで実験しました。シャッターボタン押しっぱなしで8コマ撮影(カタログ通り)でき、その後はSDメモリーカードに書き込みながらポツポツとシャッターが降りる結果になりました。 ultraシリーズのように高速タイプのSDメモリーカードを使用すれば、もっと連射できるかも知れません。 なおこのSDメモリーカードをHDBENCHで測定したところ Read 6163、Write 4915、Copy 2255 という結果になりました。 2006年07月09日 近所の電気屋で、1GのSDメモリーカードが\5,580と安価で出ていたので購入しました。HAGIWARA SYS-COMのSDメモリーカードTです。HDBENCHの結果は Read 6049、Write 2517、Copy 634 と低速です。 |
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レンズ | ||||||||||||
今回購入したistDsはレンズキットでしたので、一緒にDA 18-55mm F3.5-5.6ALのレンズも手にしました。とりあえず一本としては良いのですが、望遠側が35mm換算で82.5mmとかなり弱めです。当初は望遠側は手持ちのマニュアルフォーカスレンズを使用するつもりでしたが、嫁さんが撮影することを考えるとオートフォーカスレンズも必要だと思いました。 KissDの時は安価な100-300mmレンズを購入したのですが、広角側が35mm換算で160mmもあったため使いずらい思いをしました。そのため、今回はレンズキットの望遠側(55mm)を含む範囲のズームレンズを検討することにしたのでした。 候補に上げたのは、18-200mm、28-200mm、18-300mm、28-300mmの4本。いずれもレンズメーカーのタムロンとシグマでラインナップされている商品です。しかし、18mmから始まるレンズは\40,000以上するため、すぐに購入することはできません。それではと28mmから始まるものを検討したのですが、これで15,000以上はします。それならとオークションで探すことを考え、Yahooオークションでレンズを探し始めたのでした。
オークションで落札し届いたレンズは、撮影に使っていない新品同様品。早速、istDsに取り付けてテスト撮影してみましたが問題ありませんでした。サイズもDA 18-55mmとほぼ同じで、200mmまでの望遠が使えますので室内などどうしても広角域が必要な場合以外は、これ一本でいけそうです。 今回落札したレンズは、シグマの28-200mm F3.5-5.6 COMPACT HYPERZOOM。すでにデジタル一眼対応のDG MACROが出ているため、一世代前の型落ちモデルになります。大きさや重さ、フィルター径、最短撮影距離、レンズ構成などは全く同じでコーティングのみの違いみたいです。 ただ、シグマのレンズはPENTAXのレンズと比べて、距離輪とズームの回転方向が逆になるのでちょっと使いずらいかも知れません。 今回いい物を安くで落札できたので、現在続けて300mmの単体望遠レンズか70-300mm位のズームレンズを探しています。 PENTAXの良いところは、かなり古いレンズや他メーカ製のレンズでも、取付さえできれば撮影に使える点です。某CANONなどは、新しいボディが出るたびに、レンズ専門メーカのもの(シグマやトキナーなど)を使えないように改良しています。そのため、オークションでEFマウントのAFレンズを落札しても、ほとんど使えません。 その点、PENTAXのデジタルカメラは、Kマウントであればすべてそのまま使えますし、KAなら全モードで撮影OK。AFがつけば現行のレンズとほぼ同じ使い勝手になります。この良い点は最新機種のK100Dにも受け継がれています。 シグマレンズのちょっと怪しい新旧判断 |
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M42レンズの魅力 | ||||||||||||
PENTAXのカメラには、約40年前のM42マウントレンズが、アダプタ(純正で\1,000!)を介して取り付けることが出来ます。しかし試してみるレンズを持ち合わせていませんでしたので、またまたオークションで探し、PENTAXのフィルム一眼レフ、KMとS2+スーパータクマー55mmF1.8のセットを\3,000強で落札しました。 カメラ本体は分解組み立ての勉強用に、またレンズはどうせ汚れているだろうからこれも分解の練習になればと思い購入しました。しかし届いたレンズは外観も綺麗で、レンズもホコリこそ混入していますがカビはありません。いったん分解清掃して再組み立てを行い撮影してみましたが、全然問題なく綺麗に写りました。 ちょっと再組み立てに失敗し、キズを作ってしまいましたが実質\1,000程で入手できたのですから文句ありません。他のM42レンズを物色してしまいそうです。(^_^;)
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eneloop(エネループ) | ||||||||||||
カメラでは無く、充電式電池の話です。昨年発売された話題の充電式乾電池eneloopをistDsと共に購入してきました。 この電池、充電された状態での長期保存が可能で購入後、そのまますぐ使えることがうたい文句になっています。しかし購入直後のeneloopをistDsに装着し使ってみましたが、数十枚撮影しただけでバッテリー警告が出て落ちてしまいました。”なんだ、たいしたことがないな”と思いつつ、充電を行いました1時間ほどで充電が完了(充電器はPanasonicのBQ390)。”本当に充電できたんかいな”と思いつつ、istDsに装着しテスト撮影をくりかえしました。 50枚くらい撮影すると、istDsの電池残量表示が一つ減ってしまいました。しかしこれからがeneloopの不思議な所です。しばらくすると、電池残量が満タンに復活するのです。ネットでの検索でも同じような事例が見つかりましたので、ストロボの連続使用なので一時的に電圧が下がってもしばらくすると元に戻るのではないかと思われます。 その後も、同じようなことを繰り返しながら今日(3/2)現在約200枚撮影(ストロボ使用率ほぼ100%)していますが、未だに電池残量は満タンのままです。なかなかよさそうですので、電池相性の激しいコンデジNikon COOLPIX3200にも使ってみようかと思っています。 2006年03月25日 450枚撮影でやっと、電池残量表示が一つ減りました。このあと何枚撮影できるか引き続きテストを行います。 2006年03月27日 昨日、電池残量表示が一つ減っていたのですがまた満タンに復活しました。それにしても不思議な電池です。 2006年04月06日 650枚撮影しましたが、まだ電池残量表示は満タンのままです。2月17日に充電し使い始めてから約1ヶ月半経っていますが、まだまだ大丈夫そうです。それにしても今までになかった凄い充電式電池です。eneloopが気に入ったので、またまた追加で8本購入してきました。(計20本) 2006年04月15日 700枚撮影で、電池残量がゼロになり撮影できなくなりました。しかし電源を切って数分放置すると、また電池残量が復活し撮影できるようになりました。 やっぱり不思議な電池です。すでに充電してから約2ケ月たちますが、何処までいくのでしょうか。 2006年04月23日 撮影枚数は780枚を越えました。しかし、電池残量は満タンから一つ減ったあたりをうろうろしています。これでは、予備で購入したeneloopの出番がいつまで経ってもありません(^_^;)。 2006年04月29日 じつは、まだeneloopがんばっています。すでに撮影枚数は860枚。最近は室内撮りが多いため、ストロボ使用率100%なのですが、相変わらず電池残量は満タンです。ゴールデンウィークに入りましたので、持ち出すことが多くなりますが、予備電池を持参しさらに記録を続けていきたいと思います。 2006年05月03日 やっと電池がなくなりました。撮影枚数は940枚、最初に充電してから約3ヶ月も持ちました。これだけ長持ちすれば何も言うことがありません。 2006年07月 2回目の電池交換を行いました。前回交換から約900枚撮影で電池残量が無くなりました。だいたい900枚は撮影できるようです。それにしてもeneloopの実力は凄いものです。今までのどの充電電池(ニッカド、ニッケル水素、リチウムなど)よりも優れています。 |
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うらメニュー | ||||||||||||
istDシリーズには、サービスマン向けの調整メニューが隠されています。色々な調整や確認が出来るようになっていますが、ここではAFのピント調整画面の出し方を説明します istDs〜K100D・・・istDでも、うらメニューは存在しますがAF調整が出来ないようです 1.AE-LとINFOボタンを押しながら電源を入れます。 2.5秒以内にMENU→MENU→INFOと押します。 3.「うらメニュー1」が表示されます。 4.DEBUG MODEをDISからENにしてOKを押します。 5.自動的にリセットされ、WAIT HS...が表示されますので、MENUのボタンを押します 6.詳細設定の一番下にAFテストが追加されていますので、Focus Corrの項目を選択状態(青色)にして値を調整します。 7.調整が完了しましたら、再度「うらメニュー1」を出し、DEBUG MODEをENからDISに戻します。 K10D(Ver1.10まで)・・・最新ファームでは表示されないようです(未確認) 1.再生ボタンとOKボタンを押しながら電源を入れます。 2.5秒以内にFn→Fn→INFO→MENUと押します。 3.「うらメニュー1」が表示されます 4.あとは、上記istDシリーズと同じ操作です 参考資料(istDsで確認) うらメニュー1 DEBUG MODE DIS CARDDOOR OPEN DIS WRITE CF VNDR DIS SCRIPT EN MODE DIS USR DAT CLEAR SWITCH TEST RELEASE AGING LENS COM CHECK EXIT うらメニュー2(うらメニュー1でMENUを押す) EEPROM LOAD EEPROM STORE CPU ROM STORE EEPROM READ/WRITE DSP ROM STORE AF PINT DISP EXIT |
以前購入したデジタルカメラの使用記はここ(EOS KissD他)