最終更新日:2000/07/15
オリンパスC2000Zoomについて 元に戻る

2000/03/12デジカメ買い換えました
旧製品ですがOLYMPUS C2000ZOOMです。
211万画素と、最近の300万画素クラスには画素数ではかなり見劣りしますが、コンパクトさと画質の良さで決めました。
何よりも\70,000弱で購入できたことが大きいですが。
あと\10,000出せばC2020やCOOLPIX950もありましたが、やはりCOOLPIXの大きさは耐え難いものがありました。
PowerShotS10もありましたが、使い捨てのリチウム電池は経済的にくるしいものが。
SmartMediaだけがちょっと不満ですが、これからしばらくはC2000ZOOMを使って行きたいと思います。
C2000ZOOMについて
いまさらこんな古いデジカメについて書いても仕方ないでしょうが、一応使用記もかねて書かせていただきます。
購入のきっかけ
前々からほしかった、C2000シリーズが\69,800と安くなっていたので衝動買いしてしまいました。
\79,800でC2020もあったのですが、この\10,000が出せませんでした。
早速使ってみてどうか
良くない点(普通購入してすぐ悪い点探す人もめずらしいでしょ)
1.電池蓋が目茶固い。女性ではまず閉められないでしょう。
2.SmartMediaの挿入方法がわかりにくい。手でかなり奥まで押し込まないと飛び出てきます。最初そのまま蓋をしめてカードエラーになりました(^^ゞ
3.レンズキャップを外すのが面倒。そのまま何回も電源を入れてしまい、ズームレンズを”ウンウン”うならせてしまいました。
4.ストラップが大げさ。前のC820Lもそうですがハンドストラップで十分と思うのですが、たいそうな首からかけるタイプがついてます。
5.モード切替がわかりにくい。色々多機能すぎて説明書なしでは苦しいかも。
6.やっぱり最悪電源SW。2020で改良されたのは知っていましたが最悪です。家の子もいきなり電源SWをシャッターと間違って押しました。わたしも使用開始一時間ほどで十回ぐらい電源を切ってしまいました。
7.持ちにくい。左手の置き場がありません。
8.フィルターがそのままでつかない。レンズにネジは切ってあるんですが、ズームでレンズが繰り出すため意味無しです。
良い点
1.記録時間が早い。640*480、1024*768、1600*1200いづれの撮影モードでも最高で2秒位です。以前のC820Lの20秒以上と大違いです。ただ、あまり記録時間が早すぎて撮影したデータを確認する間がありません。
2.ストロボの外部シンクロがある。これは購入して初めて知りました(研究不足?)
3.ニッケル水素電池とチャージャー付き。すでに持っていましたが2つあると便利なのでありがたいです。
4.光学3倍ズームと広角側F2.0の明るいレンズ。さらにデジタルズームがx1、x1.6、x2、x2.5と細かく設定できるので便利。
撮影データのサイズと記録時間の詳細
画質モード データサイズ 撮影時間 備考
SQ(640*480) 約60kbyte 1秒以内 SQモードは640*480と1024*768のどちらか切換式
SQ(1024*768) 約150kbyte 1秒以内
HQ(1600*1200) 約400kbyte 約2秒 PhotoShopのjpegオプション高画質6程度
SHQ(1600*1200jpg) 約1,000kbyte 約2秒 低圧縮モード。SETUPでjpgとTIFF切換
SHQ(1600*1200TIFF) 約6,000kbyte 約30秒 無圧縮データ
さすがにTIFF無圧縮モードは使うことは無いでしょう。
1600*1200でも記録時間が早いのは驚きです。圧縮したjpgデータもC820Lのようにブロックノイズが目立たない高画質です。
注意!!
SmartMediaをパソコンでフォーマットすると記録時間が、8〜10秒位かかるようになってしまいます。
特に32Mbyteのカードで顕著に現れました。注意しましょう。
元に戻すには、C2000ZでフォーマットすればOKです。

裏技
あちこちのホームページですでに紹介されているのですが、シャッター速度を1/2秒以下に設定することができます。
1.撮影モードを”S”にする
2.シャッター速度を1/2秒にする
3.”ON”のボタンを押しながら、十字カーソルキーの下向きを押すと赤字でシャッター速度が表示されます。これで最高16秒まで設定できます。この場合絞りはF2に固定されるのですが、シャッター半押しで”ON”を押すとF11に変わります。
実際に使ってみて
1.電源を切ると測光方式、フォーカス設定、ISO感度は初期値に戻ります。ストロボと画質設定は保持されます。
2.電源入りとシャッタは間違わなくなりました。
3.”P”モードでも夜景が結構綺麗に撮れます。さらに長時間露出モードを使用すると色々遊べます。
4.デジタルズーム結構使えます。
5.動作は機敏です。C820Lからの買い換えなのでなおさらです。以前にも増して撮影枚数が増えそうです。
6.電池が消耗してくると、撮影後一旦ブラックアウトする仕様?はC820Lから引き継がれています。
7.液晶モニタで見た画像の明るさより、実際に記録された画像のほうが0.3EVほど暗くなります。
外部ストロボ
せっかくシンクロ端子がついているので、昔使っていたグリップタイプのストロボを装着してみました。
SUNPAKのauto4205Gで秒間5コマの高速モータドライブにも追従できるパワーセーブモード付の製品です。(約20年前に購入)
ガイドナンバーは42と大きく、C2000ZをF2.0とすると21m先まで光が届きます。
また上90゚左右330゜にヘッドを振ることができます。

今頃になって、このストロボがデジタルカメラと一緒に使用されることになろうとは予想しませんでした。
撮影サンプル
C2000Zの実力拝見
1.1600*1200(SHQ)で撮影した約920Kbyteのデータ(1/8だけをトリミングして抜き出し)→画像1
2.そのデータをPM750CでA4用紙一杯に印刷し、スキャナで300dpiにて1/8だけ取り込み→画像2
さすが200画素クラスのデジカメです。A4サイズ一杯でも綺麗に印刷できます。
さらにEPSON PMシリーズの高画質も再認識しました。
約10Kbyteです。表示までしばらく待ってね。 約10Kbyteです。表示までしばらく待ってね。
画像1 画像2

C820LとC2000ZOOMの比較(1024*768で撮影したデータの一部をトリミング)
C820L(81万画素) C2000ZOOM
200万画素オーバーのC2000と比べると81万画素のC820Lは全然比較対象になりません。誰が見ても一目瞭然ですね。
その上、C820Lの画像は384KbyteでC2000ZOOMは137Kbyteです。C820Lのjpeg圧縮が悪すぎるのでしょう。
約一月使ってみて
約1000枚の撮影をしました。気がついたことを列記してみます。
1.快適さ(非常に快適○)
以前記録時間が目茶遅のC820Lを使用していたので、撮影間隔が短くなり撮影枚数がおのずと増えました。
決定的シーンを良く撮り逃していたのがなくなり、非常に快適です。

2.操作性(電源スイッチが×)
やっぱり急いでいる時は電源スイッチとシャッターボタンを押し間違えます。これはC2020Z以降改良されていますので古いC2000Zを買ったため仕方ありません。

3.電池のもち(結構持ちます○)
標準付属のニッケル水素(1600mA)で十分持ちます。予備にもう一組ニッケル水素をもっていますので万全です。
ただ、無くなりかけると一気にダメになります。ストロボ使用時は消耗が激しいので室内撮影がメインのときは気を付けましょう。液晶ONで撮影後、液晶が一旦消えるようになってくるとそろそろ寿命です。

4.購入してから知ったこと(デジカメ一般)
a.撮影する際の解像度の選択が少ない機種がたくさんあります。C2000Zのように最高解像度(1600x1200)、中程度(1024x768)、低解像度(640x480)というのは少ないようです。機種によっては最高解像度の次がいきなり低解像度というのがあるようです。ちょっとしたスナップには不適切です。特に最近の300万画素機だと撮影枚数や、撮影後のデータの扱いに苦労します。
b.マニュアル設定あるいは、絞り優先やシャッタースピード優先の撮影方法が切り替えられる機種で、その設定範囲がいいかげんなものがあります。普通のカメラを使っていた人から見ると驚きです。例えばシャッタースピードは早い−普通−遅いの3段階なんて機種もあります。1/3EVステップで変更出来る機種は少ないようです。
c.オートフォーカスが合致するまでシャッターがおりないと言う事実を知りませんでした。
d.電源ONで望遠側にズーミングしてしまう機種があるようです。ぱっと電源ONして撮影といった時に望遠ではちょっと苦しいものがあります。