最終更新日:2011/10/31 | |
ThinkPad X40、X41の部屋 | 元に戻る |
簡単なスペック紹介 |
2003年12月発売 発売当時のPCWatch記事 当初はBaniasコアの超低電圧版PentiumM 1GHzでスタート(2371-4xx)。オンメモリ256MbyteでHDDは1.8インチ 20Gbyte。OSはすべてWindowsXP Professionalとなっていました。チップセットはビデオ内蔵の855GME。チップセット内蔵のグラフィックとなりましたので、性能はMobilityRadeonのX31より劣ります。 メモリスロットは1個で、最大1GbyteのDDRメモリが搭載できます。しかし現在DDRのメモリはあまり安くなく、512Mで\3,000、1Gでは\6,000位します。なお後継のX41はDDR2のメモリになりましたので、メモリは安く済みます。 サイズは268×211×20.6〜26.9mm、質量は1.23kg(無線LANモデルは1.24kg)と軽量です。全体のサイズはX31より小さくなりましたが、キーボードピッチはまったく同じで快適に作業ができます。(ThinkPad史上最薄のX300が18.6〜23.4mmなので、わずか2mmしか違わない薄さ!です) 1スピンドルノートなので、CDROMを使用する場合は別途ドッキングステーションが必要です。X40専用のウルトラベースX4が同時に発売されましたが、脱着式ドライブがX31までの12.7mm厚のウルトラベイ2000ではなく、9.5mm厚のウルトラベイスリムに変更となりました。このため、今までのウルトラベイ2000のドライブは使えません。 軽量化のため、標準バッテリーは薄型の4セルとなっています。容量が少ないためX31のようにフルパワーで3時間の駆動は難しいですが、8セルの大容量バッテリーなら、PentiumM 1GHzのモデルで約6時間使用できます。 ただし、X41のPentiumM 1.6GHzモデルは消費電力が大きいので、大容量バッテリーを使用しても最大で4時間半位しか使えません。 2004年2月 発売当時のPCWatch記事 CPUが低電圧版PentiumM 1.2GHzのモデルが追加されました(2371-7xx)。超低電圧版は1GHzのままです(2371-1xx)。 2004年6月 発売当時のPCWatch記事 CPUが低電圧版PentiumM 1.3GHzのモデルが追加されました(2371-7xx)。 2004年10月 発売当時のPCWatch記事 CPUがDothanコアの低電圧版PentiumM 738(1.4GHz)と(2371-Gxx)、Baniasコアの超低電圧版のPentiumM 713(1.1GHz)に変更されました(2371-Axx)。 Dothanコアは90nmプロセス技術で製造され、セカンドキャッシュが1MB→2MBに増加しています。 2005年4月 発売当時のPCWatch記事 CPUが低電圧版PentiumM 758(1.5GHz)に変更され、オンボードメモリが512MBになりました(2371-Kxx)。超低電圧版もDothanコアのPentiumM 733(1.1GHz)に変更されました(2371-Bxx)。 同時に後継のX41シリーズが発売されました。外観はX40とほぼ同じですが、中身はまったく違うものです。 CPUは低電圧版PentiumM 758(1.5GHz)、チップセットはIntel 915GM Express(FSB 400MHz、ビデオ機能内蔵)、オンボードメモリ512MBでDDR2のメモリとなっています(2525-5xx)。 しかし、CPUが速度アップしたため、稼動時間が短くなり、さらに質量も1.27kg(標準バッテリー搭載機。大容量バッテリー搭載機は1.49kg)に増加しました。 2005年10月 発売当時のPCWatch記事 X4xシリーズ最後のモデルチェンジが行われ、X40(2371-Qxx)、X41(2525-Exx、Cxx、4xx)ともCPUが低電圧版PentiumM 778(1.6GHz)になりました。X40には超低電圧版PentiumM 753(1.2GHz)もあります(2371-Mxx)。 |
所有しているX40、X41 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
入手時のスペック:PentiumM(Banias) 1.0GHz、HDD 20Gbyte、メモリ256Mbyte(オンボード)。ウルトラベースX4付 2009年5月、オークションにて\11,000で入手しました。オークションの説明でPentium M 1.0GHzと記載されていましたが、筐体に張られている機種は2371-7FJとなっていました。”ひょっとして”と期待しましたが、BIOSで確認したところ、中身は2371-KJ0でした。(2371-KJ0を検索しても出てきません。2371-13Jの派生形のようです) 入手時からキーボードのトラックポイントが暴走していました。事前にわかっていたのですが、ドライバーかBIOSの設定で直るだろうと安易に考えていました。結局どうやっても暴走はとまらず、新たにキーボードを探すはめになりました。2009年6月 キーボードをNMB製に交換 また、ウルトラベースX4が付属されていたのですが、ドライブがついていなかったのも想定外でした。X40シリーズから、ウルトラベイスリムに規格変更されたため、今まで所有していたウルトラベイ2000のドライブが使えないのです。ドライブがないと何のためのウルトラベースかわかりません。現在、オークションでドライブを探している最中です。2009年6月コンボドライブ入手 バッテリーは半分残っており、まあ使える状態。ほとんど残量のない拡張バッテリーもオマケでついていました。なによりも入手困難な1.8インチHDD(DtoD有)が付属していたのが大きな収穫です。 2009年12月 液晶パネルをIDTech製に交換しました |
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入手時のスペック:PentiumM(Banias) 1.0GHz、HDDなし、メモリ256Mbyte(オンボード) 2009年6月、"起動しない"と書かれたジャンク品をわずか\3,600で落札しました。T22やX31のように起動不良の原因を探るべく、わざわざ不動品を落札したのですが、期待に反して普通に起動してしまいました。(起動不良の原因は、DCジャックのハンダ割れでした) キーボードはChicony製で無変換キーが土台ごと無くなっていますが、キートップの文字消えやテカリが全くなく新品同様。無変換キーだけをジャンクで入手して使えるようにするつもりです。2009年8月 キーボード交換 液晶画面は、パネル表面の当たりこそ無いが、白濁、白点が大量にあり、おまけに中に異物の混入が。さらに、下部の左右にはカゲリも生じており最悪の状態です。2009年7月 液晶パネル交換 2010年1月 上半身とパームレスト、キーボードを2371-BRJに提供 2010年2月 ジャンク品の液晶、カバーとNMB製キーボードを取り付け |
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入手時のスペック:PentiumM 738(Dothan) 1.4GHz、メモリ512Mbyte(オンボード)、HDD・液晶パネル・キーボードなし 2009年8月、動作するかどうかわからないジャンク品として\1,500で入手。液晶パネル、ケーブル、インバータ、キーボード欠品の状態。X40の持病である、左右USBポート不良のシステムボードでした。 しかしDothanコアで1.4GHzのPentiumM搭載なので、捨てるにはもったいないと思い不足部品を最小限の出費でそろえて、動作するように再生しました。 液晶パネルはX40 2号機で交換し不要になったものを再利用。液晶ケーブル、インバータはそれぞれ破格の\105で入手。キーボードもX40 2号機のものを使用。HDDは少々壊れかけている20Gのものを流用しました。 2009年12月現在の状況 Teamの16GbyteCFを使用した疑似SSDに変更し、寝室用のパソコンとして活用しています。 |
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入手時のスペック:PentiumM 713(Banias) 1.1GHz、メモリ256Mbyte(オンボード)、HDD・液晶パネル・キーボードなし 2009年12月 SSDやHDDの実験用に、ジャンク品を集めて製作しました。USBポートが使えない下半身と、圧迫痕の修理に失敗した液晶パネル(上半身)を組みあわせたものです。 実験が容易にできるように、パームレストは外したままとなっています(^_^;)。 |
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スペック:PentiumM 733(Dothan) 1.1GHz、メモリ256Mbyte(オンボード)、HDD・液晶パネル・キーボードなし 2010年01月 システムボードのみを\2,000で入手し、余っていたボトムケースに組み込みました。上半身とパームレスト、キーボードを2371-1EJから移植して使用可能な状態に復元。 ZIF-IDE変換したHDDや、eSATAをIDEに変換したものなどをHDD代わりに使用しています。 |
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スペック:PentiumM 753(Dothan) 1.2GHz、メモリ256Mbyte(オンボード)、HDD・液晶パネル・キーボードなし 2010年04月 システムボードのみを\1,000で入手。SVP有りでしたので、EEPROMをジャンクのX40と入れ替えて解除しました。 超低電圧版の最終型だったので入手し修理しましたが、すでに5台もX40があるので使う予定はありません(^^;)。
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入手時のスペック:PentiumM 758(Dothan) 1.5GHz、HDDなし、メモリ512Mbyte(オンボード) 2009年8月、オークションで\4,700即決にて入手。HDDが欠品しているだけで、他の部品はすべてありました。ただし、外観は再塗装されており最悪の状態でしたので、剥離しオリジナルの状態に戻しました。 キーボードも”かな”が塗りつぶしてあったので、こちらも剥離で元に戻しました。剥離後の状態は、文字消えやテカリもなく良好でした。 指紋認証付のキーボードベゼルは、左右が割れてバラバラになっていますので、後日オークションで探して交換する予定です。 2009年9月 キーボードとキーボードベゼルを交換しました。 2009年12月 512Mbyteメモリを増設し、EeePC901-16G用SSD+SATAアダプタの32GByteSSDで運用中。 2010年10月現在の状態 BIOSをVer1.0にダウンし、起動時の2010エラーを回避。電源ONからデスクトップ表示まで約30秒で起動できるようになりました。 |
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入手時のスペック:PentiumM 778(Dothan) 1.6GHz、HDDなし、メモリ512Mbyte(オンボード) 2009年9月、オークションにて\4,600で入手。”起動しない”と記載されたジャンク品で、X41 1号機を修理するための部品取りとして入手しました。しかし、X40 2号機同様の簡単な修理で直ってしまったので、こちらをメインとして使用できるように1号機から部品を移植しました。 液晶パネルは、トップカバーが一部破損していたのでX41 1号機と入れ替え、紛失していた”Q”のキートップはジャンク品から移植。 2009年12月現在の状態 40GByteHDDを装着、512Mbyteメモリを増設しメイン機として使用中です。 液晶パネルはIDTech製、キーボードはChicony製に交換しました。 |
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まとめ(覚書)
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ウルトラベースX4 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
USBポートが3個、RS232C、パラレル、VGA、PS2マウス&キーボード、LAN、モデムのポートがついています。 ベゼルがフラットで傾斜がないタイプですが、取り付けてもそんなに違和感はありません。 使用されているドライブは、PanasonicのUJDA775でした。 2009/09 さらにもう1台入手しました。今度はドライブ付(Panasonic UJDA765 39T2505)で\2,500と激安。 その後、スーパーマルチドライブ(39T2851)も購入しました。PanasonicのUJ862で、DVD-R書き込みが8倍速、-R DLも書き込みできる高機能タイプです。 T41用のコンボドライブ(Panasonic UJDA745 92P6581)もX4xのウルトラベイに使用できます。 |
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X31との比較 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
X31は約23mmありますが、X40はわずか15mmと大変薄くなっています。ウルトラベースX4を取り付けた状態でも、32mmほどです。 薄くなっても強度は十分あり、液晶パネルを開いた状態でパームレスト部分を持っても、ゆがんだりしません。X3xシリーズで同様の持ち方をすると、パームレスト部分(角や真ん中)にヒビが入ることがあります。 |
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キーボードについて | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーボードは縦、横のサイズ、キーピッチ共X31シリーズと同じですが、互換性はありません。 キーボードはメーカ違いで2種類あります。 P.NO 93P4687(FRN 93P4686)とP.NO 39T0922(FRN 42T3033)は同じで、Made in China。Chicony製。 P.NO 93P4629(FRN 93P4628)とP.NO 39T0831(FRN ???????)も同じで、MADE IN THAILAND。NMB製。
キートップの構造が異なるため、部品の流用は相互にできません。ただし、トラックポインタのボタン内のラバードームは流用できます(形状は若干異なります)。 キートップの構造と外し方
どちらも上側から外しますが、Chicony製のほうが固めです。パンタグラフの破損を防止するため、片側ずつ外したほうが安全です。 NMB製のものは はめ方は、NMB製のほうが簡単です。 Chicony製のほうは、パンタグラフが下がっているため、キートップ裏の突起に引っ掛けるのが難しいです。 どちらのキーボードもトラックポインタ付近のみ、上下反対の構造になっていますので、隙間から眺めて外す方向を考えてください。特にChicony製は間違えると、キートップ裏の突起が割れてしまって修復できなくなります。 反対になっているキー Chicony・・・・G、H NMB・・・・F、G、H、J なお、Chicony製のカーソルキーやファンクションキー、Enterキーは右側から外します NMB製のカーソルキーと上部のファンクションキーはパンタグラフの方向が他のキーと上下反対、”け”や”む”、Alt、Escなどの幅が小さいキーは左90度、Backspace、Enterキーは右90度回転しています。 |
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バッテリーについて | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
X40シリーズのバッテリーは形状の違うものが3種類あります。
大容量バッテリーのリコンディショニングは独特です。2種類のセルを使用しているため、一旦40〜43%くらいのところで再学習が行われます。(BBenchでグラフが横一直線になります) その後、再度放電がはじまり、2%で2回目の学習が行われます。(最初が円筒セルで、次が薄型セルです) セルの換装 大容量、標準とも薄型セルが使用されています。大容量バッテリーは薄型セルがダメになると充電ができなくなります。X40のバッテリー換装は使える薄型セルの入手が一番の問題です。 セルの換装にあたり、薄型セルを使用しているバッテリーパックを探しました。SHARP MURAMASAのものが薄型であることがわかり、早速オークションで入手しました。
X40の拡張バッテリーを利用した、リチウムバッテリー充電器で、4本づつ充電してみたところ残容量が20Wh程度のものが2セット(計8本)あり、十分使えることがわかりました。 このセルは、容量が低下した標準バッテリーのセルと入れ替えて活用する予定です。 今回実験でわかったのですが、X40のバッテリー制御基板はセルを脱着すると残容量が0%になります。今回のようにセルの良否確認で次々脱着する実験には向いていません。(おまけに基板の保護回路が弱く、ヒューズが飛ぶ前にチップが壊れます) バッテリー制御基板の解析 当初はEEPROMの種類がわかりませんでしたが、標準と拡張の01M***がEEPROMであることが分かりました(大容量はS24C0)。このEEPROMはS24C1の互換品で、EEPROMライターで24C01を選択して読み出しができました。 各バッテリーのEEPROM
細かい内容は解析出来ていませんが、最低限必要な満充電容量とサイクル数のデータは判明しました。X30シリーズのバッテリー同様、00h〜01hがサイクル数、02h〜03hが満充電容量となります。 例)サイクル数585、満充電容量1785mWhのバッテリー 00 01h・・・02 49 02 03h・・・06 F9 0249を10進数に変換すると585、同様に06F9を10進数に変換すると1785となります。 2010/03/26追記 大容量バッテリーのデータは、標準・拡張とは異なり下記のようになっています 例)サイクル数271、満充電容量2891mWhのバッテリー 00 01h・・・01 10 02 03h・・・02 94 0110を10進数に変換すると272、0294を10進数に変換すると660となます。これが楕円セルのデータです。 10 11h・・・01 0E 12 13h・・・08 B7 010Eを10進数に変換すると270、08B7を10進数に変換すると2231となります。これが丸型セルのデータです。 満充電容量はこの2つを足します。660+2231=2891mWh サイクルカウントは、272と270の間の271回となります。サイクルカウントを2にする場合は、0001hを3、1011hを1にします。 |
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使ってみて | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
DtoDを使用して出荷時の状態に戻してみました。しかし、てんこ盛りのユーティリティと評判の悪い1.8インチHDDのため、WindowsXPの起動時間はかなり遅いです。起動時にWindowsXPの下で流れるバーが20回以上見れてしまいます。 やはり噂どうりHDDが遅いためかと思い、ベンチマークテストを実施。しかし8年くらい前の流体軸受け2.5インチHDD、IBM Travelstar 40GNとほとんど同じでした。 ★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ M/B Name Processor Pentium III 998.52MHz[GenuineIntel family 6 model 9 step 5] VideoCard Intel(R) 82852/82855 GM/GME Graphics Controller Resolution 1024x768 (16Bit color) Memory 514,416 KByte OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 3 Date 2009/06/06 06:16 Intel(R) 82801DBM Ultra ATA Storage Controller - 24CA プライマリ IDE チャネル HITACHI_DK14FA-20B Intel(R) 82801DBM Ultra ATA Storage Controller - 24CA セカンダリ IDE チャネル
なんとか速くならないかと、不要と思われるユーティリティをアンインストールしたところ、バーの回数は14回となりました。しかし、まだまだ遅いので、WindowsXPのクリーンインストールを実施。その結果、バーの回数は11回と速くなりました。 (ちなみにX31は標準のTravelstar 40GNで12回なので、遅いといわれているX40のほうが速くなりました。) 起動時間は、BIOSのThinkPadロゴが消えてから、デスクトップ画面表示まで約36秒、砂時計が消えるのが約45秒です。 結局、クリーンインストールするので、DtoDが残っていても意味がありません。(ライセンスの問題のみ) |
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内蔵SDカードスロットの速度 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
X40はそれまでのXシリーズのCFスロットを捨て、SDカードスロットがつくようになりました。当初はSDのみだったのですが、WindowsXP
SP3でSDHCにも対応しました。 どのくらいの速度が出るのか、試してみました。
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無線LAN | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回入手したX40には無線LANカードがついていませんでしたが、アンテナは内蔵されていたのでminiPCIの無線LANカードを入手し内蔵しました。
ThinkPad用miniPCI無線LANカードの種類(Atherosチップ)
ThinkPad用miniPCI無線LANカードの種類(Intel2915チップ)
ThinkPad用miniPCI無線LANカードの種類(Intel2200チップ)
miniPCI無線LANカード一覧
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Bluetooth | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
X40にはIntegrated Bluetooth III with 56K
Modem(通称BMDC-2、BMDC200b)、X41にはBMDC200に加え、Integrated
Bluetooth IV with 56K Modem(通称BMDC-3、BMDC300)が使用できます。 BMDC300はA2DPが使えますので、ステレオヘッドホンの使用ができます。しかし、通常のドライバーではA2DPが使えませんので、Z6xシリーズ用の、Bluetooth with Enhanced Data Rate ソフトウェア(Windows XP/2000)を使用します。 Bluetooth with Enhanced Data Rate ソフトウェア IIも使用できると思いますが、未確認です。 |
ドライバー関係のリンク |
X40 WindowsXP用 LAN・・・・インテル PRO/1000 LAN アダプタ ソフトウェア 2009/05/25 Ver. 8.7.9.0 (ビルド 135400) バッテリーメータ・・・・Lenovo 省電力マネージャ 2009/06/24 Ver. 1.60(要.NetFrameWork 3.0以降) ※Lenovo 省電力機能設定パッケージも使用できます。 電源設定は、HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\PowerCfg\PowerPolicies に保存されています。 省電力・・・・Lenovo ThinkPad 省電力ドライバー 2009/06/23 Ver. 1.53 オンスクリーン表示・・・・Lenovo ホットキー機能 2009/06/24 Ver. 2.20.0001 モデム・・・・Integrated 56K Modemプログラム 2006/03/14 Ver.7.34.00.50 ※setupでインストールすると必要ないものまで入るので、C:\DRIVERS\WIN\SWMDMCNT\WIN2KXP\ICHを直接指定したほうが良いかも オーディオ・・・・オーディオ・ドライバー 2005/10/05 Ver.5.12.01.5410 ディスプレイドライバー・・・・ディスプレイドライバー 2005/05/30 Ver.6.14.10.3943 無線LAN・・・・ThinkPad ワイヤレスLAN (11a/b/g) 2007/06/15 Ver.4.1.2.156 ※AR5BMB-44 P/N 73P4303(39T0429) Atherosチップ用です。 X41 WindowsXP用 バッテリーメータ・・・・X40と共通 オンスクリーン表示・・・・X40と共通 省電力・・・・X40と共通 モデム・・・・X40と共通 LAN・・・・Broadcom NetXtreme ファスト/ギガビット イーサネット ソフトウェア 2008/10/28 Ver.10.35.0.0 (リリース 10.4.4) ディスプレイドライバ・・・・ディスプレイ・ドライバー(INTEL 910GML/15GM) 2006/08/25 Ver.6.14.10.4631 オーディオ・・・・オーディオ・ドライバー (対象デバイス SoundMax Integrated Digital Audio) 2006/03/14 Ver.5.12.01.5300 無線LAN・・・・インテル ワイヤレスLAN(11abgn,abg,bg) 2009/04/03 Ver. 12.04.0000 ※インテルPROワイヤレス2915ABG MiniPCIアダプタ P/N 41N2992(39T0391)用です セキュリティチップ・・・・ Atmel TPM (Trusted Platform Module) デバイス 2008/02/26 Ver.3.0.0.15 ※不明なデバイス(Intel 82801FBM LPC Interface Controller - 2641) と表示されるものです 指紋認証・・・・ThinkVantage 指紋認証ソフトウェア 5.6 2007/10/03 Ver.5.6.2 ※Biometricと表示されるものです Bluetooth・・・・Bluetooth with Wnhanced Data Rate ソフトウエア 2008/10/01 Ver.5.5.0.4700 ※Integrated Bluetooth IV ソフトウェア (Windows 2000/XP) は、A2DPが使えません おまけ X41の古いBIOS http://www-307.ibm.com/pc/support/site.wss/document.do?lndocid=MIGR-59205 |
DtoD領域のバックアップ |
ThinkPadのDtoD領域は、BuffaloのポータブルHDD(HD-PSG120U2-WH)でバックアップしています。このHDDは、ブート時に仮想CDとして認識でき、AcronicsTrueImageLEを起動することができます。しかし、このソフトを使用してDtoD領域のみをバックアップし、復元しても正常に起動できません。HDD全体をバックアップすれば、正常に復元できますが、DtoD領域とCドライブ両方のバックアップとなり、容量が大きくなります。 そこで、バックアップ時にはCドライブをフォーマットして、HDD全体をバックアップしています。 Cドライブをフォーマットすると、AccessIBMでRescue and Recovery画面が出なくなることがあります。その場合は、IBMのサイトから修復ソフトをダウンロードし、実行すればRescue and Recovery画面が出るようになります。 リカバリー修復ディスケット - Rescue and Recovery このソフトはRescue and Recovery Ver1.0〜Ver4.2まですべてに対応しています。 使い方はIBMの下記サイトを参照してください F11キー/Access IBM ボタンで Rescue and Recovery 画面に入れない場合の対処方法 (Rescue and Recovery リカバリー修復ディスケットの使用方法) - デスクトップ/ノートブック全般 なお今回のX40の場合は、Rescue and Recovery画面でCDもしくはDVDのリカバリーディスクを作成することができます。 |
液晶パネルの修理 | |||||||||||||||||||
圧迫による白濁や白点などが生じた液晶パネルの修理にチャレンジしてみました。
液晶パネルの色 X40用の液晶パネルも、経年変化で黄色っぽくなるようです。
SAMSUNG製のものは、全部変色するのでしょうか。 所有している液晶パネルの状態 なぜか、左上に圧痕がつきやすいようです。また、他機種では考えられないほど、内部にゴミが入りやすい構造のようです。 2009年9月 2371-GDJ用の液晶パネルを分解清掃しました。手順は↓ |
液晶パネルの分解方法 | ||||||||||||||||||
SAMSUNG製パネルの分解方法です
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SAMSUNG製とIDTech製液晶の違い | ||||||||||||||
SAMSUNG製
IDTech製
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部品いろいろ | ||
X40とX41のパーツの互換性について、わかる範囲でまとめてみました メモリスロットカバー 初期のX40についています 後期のX40についています DothanコアのタイプのX40とX41についています ベースカバー X40用とX41用は異なります。X41用はメモリスロット部のチップを冷やすヒートパイプがあり、カバーの一部に切り欠きが入っています。 ただし、DothanコアのX40はX41と同じベースカバーを使用しています。 CPUファン X40用とX41用は異なります。X41用はチップセットを冷却するためのヒートパイプがついています。 さらにX40用はDothanコアのタイプと、Baniasコアのタイプでコネクタのピン数が異なっていますので互換性はありません(差し替えれば使えます)。 X41用も2種類あります。FRU P/N 26R9618が一般的なX41、X41T用です。X41TのULV用で26R9619というものがありますが、ヒートパイプの数が1本少なく、吹き出し口の形状がX40と同じフィン付になっています。また、コネクタのピン数も異なります(26R9618 3Pin、26R9619 4pin)。 間違って入手してしまい、現在1.5GHzのX41で使用していますが、ファン回転時の音がかなり耳につきます。 →フィン(はね)が1枚欠けていた冷却ファンの修理交換用に購入したものでしたが、音がうるさすぎるので結局外してしまいました。ちなみに、欠けていたフィンはプラリペアで無事修復できました(^o^)。
液晶パネル SAMSUNG製(LTN121XA-L01 92P6728)とIDTech製(IAXG02S 92P6687)の2種類あります。どちらもX40、X41に取り付けでき、ケーブルも互換性があります。 キーボード NMB製(93P4628)とChicony製(93P4686)の2種類あります。どちらもX40、X41に取り付けできます。 キーボードベゼル(パームレスト) X41用はすべて指紋認証がついているものになります。しかし指紋認証が不要であれば、X40用を取り付けることもできます。 逆にX40へX41用を取り付けることはできません。指紋認証ユニットとスピーカ及びシステムボード上の部品が干渉します。 |
1.8インチHDDについて | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
X40とX41はHDDが1.8インチのサイズしか使えません。さらに、インターフェースが日立形という特殊なもので、現在は生産中止になっており入手が困難です。X40、X41を今後も使用していく場合はHDDの確保が必須となります。 X40、X41で使用できるHDDやSSDについてまとめてみました |
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標準のHDD 初期のX40には、日立GSTのTravelstar C4K40(DK14FA-20B)が使用されていました。20GByteで、4200rpmとなります。上位機種には、同じC4K40の40GByteも使われていました。 後期型のX40と、X41にはC4K60の40GByteと60GByteが使用されていました。C4K40よりも若干性能が上になります。
日立GSTのIDEコネクタタイプの1.8インチHDDは60GByteが最高で、それより大きい容量のものはありません。
補修部品 X40、X41のHDDが壊れた場合、IBMに修理を依頼すると代替えのHDDに交換するようです。この修理用HDDは、日立GSTのC4K60ですが、インタフェースがZIFコネクタになっています。当然このままでは使用できませんので、専用の変換ケーブルとケースに入っています。C4K60のZIFコネクタタイプは、東芝の1.8インチHDDと同じ寸法になりますので、このケースが入手できれば、東芝のHDDを搭載することができます。
ZIF-IDE変換基板を使用した換装 入手困難な日立形HDDではなく、現在も入手ができる東芝製のHDDを使用する方法です。東芝製のHDDはコネクタが前述した補修部品のものと同様で、ZIFタイプになります。当然そのままでは取り付けできませんので、変換基板とケーブルを使用してX40、X41に搭載します。 ただし、この変換基板はもともと2.5インチHDDのノートパソコンに1.8インチHDDを接続するためのものなので、基板上に5Vから3.3Vに電圧を落とすレギュレータが搭載されています。もともと3.3VでHDDを動作させているX40、X41に使用すると、このレギュレータが正常に動作せず、電圧不足となります。 この基板を使用する場合は、レギュレータ右側にある3本の足の内、上2本を短絡しなければいけません(あえて、取り外す必要はありません)。この作業が面倒な場合は、改造済みのものがPS/PLAZA WAKAMATSUで販売されています。 基板の改造ができましたら、東芝製のHDDを接続します。接続に使用するFFCケーブルは変換基板に付属しています。両端が青のものと、片側が白のものの2種類あります。両端が青のものは日立製のZIFコネクタタイプ(C4K60 slimなど)に使用するものなので、東芝製HDDの場合は使用しません。 片側が白の部分をHDD側、青の部分を変換基板に挿入して使用します。どちらのコネクタにもロックがありますので、注意が必要です。 変換基板とFFCケーブルを装着したHDDをX40、X41に装着しようとしてもそのままでは取り付けができません。一番の問題は横幅が日立GSTHDDの69.5mmに対し東芝製HDDは71mmと1.5mm大きくなっていることです。X40、X41のパームレストを外し、HDDの脱着を容易にするガイドレールを取り外さないと装着できません。作業手順と装着時のイメージなどは、前述のPS/PLAZA WAKAMATSUに詳しく説明されています。 わたしは、ガイドレールを削りケースをプラ板で製作して、純正のHDD同様に脱着ができるよう改造しています。 擬似SSD HDDの入手が困難なので、CF(コンパクトフラッシュ)を使用した、擬似SSDをHDDの代わりとして使用する方法です。CF-IDEの変換基板は色々なものが出ていますが、あまり古いものだとDMA転送に対応しておらず速度が異常に遅くなるので注意が必要です。 私の所有しているものはすべてDMAに対応しています。 使用するCFにより、読み書きの速度は大きく変わります。300倍速以上の高速CFを使用しないと、動作が遅くイライラすることになります。速度の遅いCFを使用する場合は、プチフリ対策ソフトのFlashFireを使用すればある程度は使えるようになります。 わたしは現在、Transcendのx133とTeamの133xを使っています。TranscendはFlashFireなしでもそこそこ使えますが、TeamのCFはとても使えません。CFの値段は以外と高く、x133の16GByteでも\4,000程度、高速の300倍速では\10,000位となります。擬似SSDに使用するには、コストパフォーマンスがあまり良いとは言えません。
安価で入手できるmicroSDHCを使用した擬似SSDを構築する方法もあります。しかし、CFの場合と異なりSD-IDE変換チップが必要となりますので、変換基板の価格が高くなります。さらに変換に使用しているチップメーカが少なく、性能も良くないため速度がかなり遅くなります。 しかし、microSDHCは8GByteで約\1,800と激安なので、いろいろなOSをmicroSDHCに入れて交換しながら使用することができます。memtestやBIOSアップデートなど、DOSのアプリケーションを実行したいときなどは、使わなくなった小容量のSDカードがあれば十分使えます。X40にはUSB接続のフロッピードライブしか無いので、このような使い方も”有り”かと思います。(USBが壊れたX40だと、ウルトラベースが無いとCDも使えず、BIOSのアップデートすらできません) SATA-SSD X40、X41はIDE接続のHDDしか接続出来ません。しかし、SATAをIDEに変換するアダプタがあります。このアダプタ、本来は2.5インチのSATA-HDDを使用するためのもので、サイズが大きくどう考えてもそのままでは、X40やX41に使うことはできません。 コネクタによる接続をあきらめて、SATAのSSDを直結する改造を行い、1.8インチサイズのSSDを製作することがうまく出来ました。 使用するSATA-IDE変換基板は、TEFTEC変換名人のSATA-44Aです。 次は、残りのスペースに収まりそうなSATA-SSDの選定です。 この状態でも両面テープなどで固定すれば充分使用出来ます。 SATA接続でコンパクトなSSDが入手できれば、なんでもX40に装着して使用することが出来ます。 そこで、最近新たに取り組んだものが、EeePC901-16G専用のSSDを使用したSSDの製作です。BUFFALOから出ている、SHD-ES9M32Gをアウトレットにて安価で入手し、同様の改造を施しました。 SHD-ES9Mには64GByteのモデルもあります。こちらを使用すれば、\12,000(アウトレット価格)ほどで64GByteのSSDを製作することが出来ます。 注意! この改造で使用できるEeePC901用のSSDは、SATAのBUFFALO SHD-ES9MシリーズとSUPER TALENT FPM&FPDシリーズのみです。他のSSDはすべてPATAなので使えません。 SNV125-S2/30GBを使用したSSD 2.5インチSATAのSSDですが、中を開けてみるとスカスカで東芝のハーフスリムSSDモジュールが入っています。かなり小さいものなので、SATA-44Aと合わせてX40、X41に装着することが可能です。
変換名人 SATA-44Aについて SATA接続のHDDやSSDを、2.5インチIDEポートに接続できるようにする、変換アダプターです。あえて2.5インチ用と記されているのは、基板上に5Vから変換チップ用の1.8Vと3.3V電源を作り出すレギュレータ(AMS1117)が乗っているためです。 1.8Vの変換は入力が3.3Vでも問題ないのですが、3.3V変換は本来入力電圧が4.75V以上ないと正常に動作しません。しかし、X40、X41は3.3Vの電圧が高めなのか、問題なく動作してくれますので、特に基板を改造しなくても使用することができます(もし動作しない場合は、AMS1117-3.3の2-3pinを短絡すればOK)。 SATAデバイス駆動用の電源は基板上のレギュレータを使用せず、IDEポートから直接供給されています。したがって2.5インチのパソコンに接続した場合は5V、1.8インチのパソコンに接続した場合は3.3Vがかかることになります。 変換チップはマークが消されていますが、JMicronのJM20330が使用されています。この変換チップは変換効率が大変良く、Readで80MB/secとIDEポートの限界速度が出ます。 基板上にアクセス確認用のLED(D3)がありますが、点灯しません。回路設計が間違っており、本来JM20330の34pinに接続されるはずのパターンが抜けています。そのため、この変換基板を取り付けてSATAデバイスを接続すると、パソコン本体のアクセスランプも点灯しません。しかし、独自に回路を解析したところ、配線を1本追加するだけで点灯するようになりました。
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