1952年に発行されたベルリン(西ベルリン)の切手
1Deutsche Mark(ドイチェ・マルク) = 100Pfennig(ペニヒ)
1952.1.27 (日曜 Sonntag, Sunday)
1.自由の鐘奉納 第2次シリーズ(その2)
シェーネベルク市庁舎の鐘楼に奉納された自由の鐘を記念して発行された切手の第2次シリーズの続きです。10Pfennig、20Pfennig切手は、前年に発行されています。
鐘を鳴らすための金属部分(いわゆる鐘の舌)が右にあることに注意してください。
このシリーズには、第1次と第3次もあります。
5Pfennig | |
30Pfennig | |
40Pfennig |
・発行枚数は、各100万枚です。
・有効期限は、1955年12月31日です。
第2次シリーズ |
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1952.3.26 (水曜 Mittwoch, Wednesday)
2.ベートーヴェン没後125年
作曲家ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770生-1827没)の没後125年を記念して発行されました。
30Pfennig ベートーヴェンのデスマスク |
・発行枚数は、100万枚です。
・有効期限は、1953年12月31日です。
1952.6.20 (金曜 Freitag, Friday)
3.プレオリンピック
1952年7月19日から8月3日まで行われるヘルシンキオリンピックの予選を記念して発行されました。ドイツの第二次世界大戦後の夏季オリンピックへの参加は、ヘルシンキオリンピックが最初です。日本も同じく、この年から参加していますが、ソビエトも初参加しています。なお、西ドイツのメダルの獲得数は、金0、銀7、銅17で総合28位でした。(日本は、金1、銀6、銅2で総合17位。1位はアメリカで、金40、銀19、銅17。)
4Pfennig 聖火を持つ手と五輪と月桂樹 | |
10Pfennig 同上 | |
20Pfennig 同上 |
・発行枚数は、4Pfennig切手が100万枚、10Pfennig、20Pfennig切手が各50万枚です。
・有効期限は、1953年12月31日です。
1952.10.12 (日曜 Sonntag, Sunday)
4.ベルリンの著名人 その1
ベルリンにちなんだ著名人シリーズの切手です。20Pfennig切手を皮切りに、合計10種類が翌年の1953年にかけて五月雨式に発行されました。広くベルリンをアピールするためか、それまでの記念切手よりもかなり増刷しています。
この切手は、10月12日のジーメンス記念式典会場で発売され、10月13日から西ベルリン地区の郵便局で発売されました。
20Pfennig エルンスト・ヴェルナー・フォン・ジーメンス(1816生-1892没) 電気技術者、発明家。ハノーバー近郊で14人兄弟の4番目に生まれる。兄弟には鉄鋼用のシーメンス平炉やガラス用のシーメンス炉の発明者がいる。1847年に彼が設立したジーメンス・ハルスケ電機会社は、後のジーメンス(シーメンス)社である。電気機関車やエレベータ等を発明。ベルリンで没する。 |
・発行枚数は、700万枚です。
・有効期限は、1955年12月31日です。
1952.11.22 (土曜 Sonnabend, Saturday)
5.ベルリンの著名人 その2
ベルリンにちなんだ著名人シリーズの第2弾です。
4Pfennig カール・フリードリヒ・ツェルター(1758生-1832没) ベルリン生まれの作曲家、ベルリン・リート楽派。11月22日は、没後120年でもある。 |
・発行枚数は、1800万枚です。
・有効期限は、1955年12月31日です。
1952.12.23 (火曜 Dienstag, Tuesday)
6.ベルリンの著名人 その3
ベルリンにちなんだ著名人シリーズの第3弾です。
10Pfennig アドルフ・フォン・メンツェル(1815生-1905没) 画家、銅版画家。ブレスラウ(現ポーランド、ブロツラフ)で生まれ、1830年に一家でベルリンに転居。 1833年にベルリンで作品を発表以来、多数の作品を精力的に描き、ベルリンで大規模な個展も開く。ベルリンで没する。 |
・発行枚数は、800万枚です。
・有効期限は、1955年12月31日です。
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