2002年のドイツと日本の出来事
2002年
・ユーロ紙幣とユーロ硬貨の流通開始。ユーロ圏では紙幣のデザインは共通だが硬貨は異なる
・ドイツ・マルクのみで表示された切手と葉書(ステーショナリー全般)が7月から無効になる
・改正民事訴訟法の施行
・FIFAワールドカップでドイツチームが準優勝
平成
14年
・小澤征爾、日本人指揮者として初めてウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで指揮
・記録的な暖冬、夏は猛暑
・日本と韓国でFIFAワールドカップ同時開催
・学校週5日制、ゆとり教育実施
・ノーベル物理学賞、ノーベル化学賞受賞。日本初のダブル受賞

トップページへ (TOP)

2001年発行のドイツ切手へ

2003年発行のドイツ切手へ


2002年に発行されたドイツの切手

1Euro(ユーロ) = 100Cent(セント)

2002年以降に発行された切手は、有効期限がありません。

2002.1.1 (火曜 Dienstag, Tuesday)

1.自動化切手(額面印字切手) 通常切手 通貨単位変更

 1999年に発行された自動化切手(利用者が購入する時に額面を印字して発売する切手)の通貨単位変更です。

1Cent〜3681Cent ポストホルン

 


2002.1.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)

2.ユーロ紙幣・硬貨使用開始

 2002年1月1日(火)からユーロ圏で統一紙幣と硬貨が使用されるのを記念して発行されました。額面の56Centは、旧ドイツ・マルクの110Pfennigに相当します。
 同時にセルフ糊のコイル切手も発行されました。目打ち穴が小さい方がシートからのもの、目打ち穴が大きい方がコイル切手からのものです。

56Cent
ユーロの通貨単位のマーク
56Cent コイル切手

・発行枚数は、シートが5236万枚、コイル切手が6346万5000枚です。


2002.1.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)

3.環境保護 付加金付き

 環境保護を宣伝する目的で発行されました。

56+26Cent
森と草原

・発行枚数は、213万枚です。


2002.1.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)

4.バウツェン1000年

 1002年にバウツェンがcivitas Budusinという名前で登場してから1000年を迎えるのを記念して発行されました。この名前の由来には、Budが国境を意味するという説と、9世紀頃にスラブ人のBudissentius伯が建設したという説があります。なお、バウツェンはソルブ語地域でもあり、ソルブ語ではBudysinと表記されます。(sは上にvがついた文字)
 3月7日(木)にセルフ糊の切手帳も発行されました。目打ち穴が小さい方がシートからのもので、目打ち穴が大きい方が切手帳からのものです。

56Cent
バウツェンの町並み

・発行枚数は、3087万2000枚です。


2002.1.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)

5.ドホナーニ生誕100年

 法律家のハンス・フォン・ドホナーニ(1902生-1945没)の生誕100年を記念して発行されました。ドホナーニはハンガリーの作曲家ドホナーニ・エルネー(1877-1960)の長男としてウィーンで生まれ、両親の離婚後にベルリンに移り、ベルリン大学で法学を学びました。当時の第一党に対する抵抗運動を続けていましたが、汚職事件で逮捕された後で総統の暗殺計画に関与していたことが発覚し、即決裁判で絞首刑となりました。なお、実際の誕生日は、1月1日です。
 この切手には試作品が存在しますが、そのうちおよそ320シート(3200枚)が廃棄されずに誤って郵便局に配給され、通常のシートと一緒に発売されました。

56Cent
ドホナーニ

・発行枚数は、2200万枚です。


2002.1.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)

6.信教の自由のキャンペーン

 信教の自由を宣伝する目的で発行されました。

56Cent
相互に認め合うことを意味する矢印とハート

・発行枚数は、2300万枚です。


2002.2.7 (木曜 Donnerstag, Thursday)

7.スポーツ振興 付加金付き

 スポーツ振興のための基金を目的とした付加金付き切手が発行されました。ソルトレイクシティ・冬季オリンピックにちなんでウィンタースポーツがテーマになっています。
 同時に組み合わせ切手帳が発行されました。両者はわずかな色の違いとスクリーンの違いがあるので、区別が可能です。

51+26Cent
バイアスロン
56+26Cent
スピードスケート
56+26Cent
ハイジャンプ
153+51Cent
ローデル(競技用滑走そり)

4.45Euro
表紙とシートとの間にある間紙をかぶせたところ
表紙

・発行枚数は、51+26Cent切手が353万4904枚、56+26Cent切手が339万4904枚、56+26Cent切手が339万4904枚、153+51Cent切手が330万4904枚です。これらは、切手帳シート56万4904枚を含みます。


2002.2.7 (木曜 Donnerstag, Thursday)

8.アドルフ・フライヘルル・フォン・クニッゲ生誕250年

 作家のアドルフ・フライヘルル・フォン・クニッゲ(1752生-1796没)の生誕250年を記念して発行されました。森鴎外が1898年に「知恵袋」として翻訳したクニッゲの著作「人との交流について」は1788年に書かれたもので、後にクニッゲ本として広く知られるようになり、クニッゲという単語が作法やマナーを意味するまでになりました。なお、実際の誕生日は、10月16日です。

56Cent
クニッゲの肖像と「人との交流について」の表紙

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.2.7 (木曜 Donnerstag, Thursday)

9.ベルリン地下鉄100年

 1902年2月18日(火)にベルリン市内で地下鉄が公式に開業してから100年を迎えるのを記念して発行されました。最初の路線は、シュトララウアー門とポツダム広場の間でしたが、3月にはポツダム広場と動物園の間が開業し、8月にはシュトララウアー門からワルシャワ橋まで延長されました。なお、試運転としてすでに2月15日(土)にポツダム広場=動物園=シュトララウアー門=ポツダム広場を車両が走っており、この日を地下鉄最初の日と扱う説もあります。

56Cent
地下鉄の車両

・発行枚数は、5000万枚です。


2002.3.7 (木曜 Donnerstag, Thursday)

10.ドイツの文化

 ドイツの文化を紹介する目的で発行されました。

56Cent
ヨハン・クリストフ・シュスター(1759-1823)が製作した回転式計算機(1820〜1822)

・発行枚数は、3017万枚です。


2002.3.7 (木曜 Donnerstag, Thursday)

11.デッゲンドルフ1000年

 レーゲンスブルクのニーダーミュンスター修道院にあるハインリヒ2世の1002年11月20日付けの記録に、デッゲンドルフの名前が登場してから1000年を迎えるのを記念して発行されました。

56Cent
デッゲンドルフの町並み

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.3.7 (木曜 Donnerstag, Thursday)

12.バウツェン1000年 切手帳

 1月10日(木)に発行された切手と同じ図案のセルフ糊の切手帳が発行されました。目打ち穴が小さい方がシートからのもので、目打ち穴が大きい方が切手帳からのものです。

56Cent 切手帳
バウツェンの町並み

・発行枚数は、5715万枚です。


2002.4.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

13.自動化切手(額面印字切手) 通常切手 図案変更

 1月1日に発行された自動化切手(利用者が購入する時に額面を印字して発売する切手)の図案変更です。

1Cent〜3681Cent 郵便ポスト

 


2002.4.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

14.エクスベルク財団150年

 司祭のヨゼフ・プロプスト(1816-1884)が、エクスベルクのヴァルファールト教会で14人の知的障がいを持つ子供達のために援助を行ってから150年を迎えるのを記念して発行されました。プロプストが死去する時におよそ190名、1902年には229名の知的障がい者が収容されていましたが、1938年に弾圧を受け342名中248名が殺害されました。

56Cent
エクスベルクのヴァルファールト教会

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.4.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

15.フリーメイソン博物館100年

 出版業のゲオルグ・ニーレンハイム(1866-1932)がバイロイトでフリーメイソン関連の展示を行ってから100年を迎えるのを記念して発行されました。これがきっかけとなり、後に会員の手によりフリーメイソン博物館が設立されました。

56Cent
フリーメイソン博物館(中央)と所蔵品

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.4.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

16.バーデン=ヴュルテンベルク州50年

 1952年4月25日(金)にヴュルテンベルク=バーデン州とヴュルテンベルク=ホーエンツォレルン州とバーデン州の3つが、バーデン=ヴュルテンベルク州として合併してから50年を迎えるのを記念して発行されました。

56Cent
紋章の獅子の部分

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.4.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

17.連邦雇用保険局50年

 1952年に連邦雇用保険局が設立されてから50年を迎えるのを記念して発行されました。

153Cent
労働(Arbeit、アルバイト)の頭文字のA

・発行枚数は、5000万枚です。


2002.4.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

18.Postシリーズ

 恒例のPostシリーズの切手です。

56Cent
飛行機雲で描いた「Post」の文字

・発行枚数は、6116万5000枚です。


2002.4.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

19.ヨハン・ハインリッヒ・フォス生誕250年 コイル切手

 2001年2月8日(木)に発行されたヨハン・ハインリッヒ・フォス生誕250年切手(マルク・ユーロ併記)のセルフ糊コイル切手です。目打ち穴が小さい方がシートからのもので、目打ち穴が大きい方がコイル切手からのものです。

300Pfennig/153Cent コイル切手
フォスの横顔のシルエット、ILIAS(フォスが翻訳したホメーロスの叙事詩イーリアス)の文字、ペンを持つ手

・発行枚数は、3981万8000枚です。


2002.5.2 (木曜 Donnerstag, Thursday)

20.ヨーロッパ切手

 恒例のヨーロッパ切手です。
 7月4日(木)にセルフ糊コイル切手が発行されました。目打ち穴が小さい方がシートからのもので、目打ち穴が大きい方がコイル切手からのものです。

56Cent
ピエロ

・発行枚数は、1億3000万枚です。


2002.5.2 (木曜 Donnerstag, Thursday)

21.文化と自然の継承

 文化と自然の継承を宣伝する目的で発行されました。
 8月8日(木)にセルフ糊切手帳が発行されました。目打ち穴が小さい方がシートからのもので、目打ち穴が大きい方が切手帳からのものです。

56Cent
デッサウ=ヴェルリッツの風景

・発行枚数は、5000万枚です。


2002.5.2 (木曜 Donnerstag, Thursday)

22.マルティン・ルター大学500年

 マルティン・ルター大学(マルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルク)の前身であるヴィッテンベルク大学が1502年にザクセン選帝侯フリードリヒ3世(1463-1525)によって設立されてから500年を迎えるのを記念して発行されました。ヴィッテンベルク大学は、1694年にブランデンブルク選帝侯フリードリヒ3世によって設立されたハレ大学と1817年に合併し、ヴィッテンベルクで教えていたマルティン・ルター(1483-1546)の名前を冠してマルティン・ルター大学と名付けられましたが、さらに1933年11月10日(金)にマルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルクという名前になりました。

56Cent
学生の横顔(左)とザクセン選帝侯フリードリヒ3世の肖像(右)

・発行枚数は、5000万枚です。


2002.5.2 (木曜 Donnerstag, Thursday)

23.アルブレヒト・ダニエル・テーア生誕100年

 農学の創設者であるアルブレヒト・ダニエル・テーア(1752生-1828没)の生誕250年を記念して発行されました。なお、実際の誕生日は、5月14日です。

225Cent
テーアの肖像

・スクリーンの角度に45度と15度の2種類があります。
・発行枚数は、2162万8000枚です。


2002.5.2 (木曜 Donnerstag, Thursday)

24.子供の礼拝150年

 子供の礼拝が150年を迎えるのを記念して発行されました。もともとは、1850年の冬にエアランゲンのノイシュテッター教会で子供達による初めての礼拝が行われたのがきっかけで、またたく間にドイツ各地に広がり、1852年には様式が確立されました。この礼拝が19世紀末後に教会の日曜学校へと発展していきました。

56Cent
ステンドグラス風にデザイン化された「子供の礼拝」の文字

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.5.2 (木曜 Donnerstag, Thursday)

25.第11回ドクメンタ 小型シート

 6月8日(土)から9月15日(日)にかけてカッセルで開かれる第11回ドクメンタを記念して小型シートが発行されました。小型シートの左には、過去のドクメンタのシンボルマークが描かれています。

56Cent
ドクメンタの文字

・発行枚数は、660万シートです。


2002.5.2 (木曜 Donnerstag, Thursday)

26.第17回FIFAワールドカップ

 5月31日(金)から6月30日(日)にかけて日本と韓国で同時開催された第17回FIFAワールドカップを記念して連刷切手が発行されました。左側の切手は、ボールの形に切り取ることができます。

56Cent/56Cent
各国の国旗/プレー中の選手

・発行枚数は、各4000万枚です。


2002.6.6 (木曜 Donnerstag, Thursday)

27.青少年切手 付加金付き

 青少年育成のための基金を目的とした付加金付き切手が発行されました。テーマは、子供のおもちゃです。

51+26Cent
チェスの駒
51+26Cent
クレーン車
56+26Cent
人形
56+26Cent
テディベア
153+51Cent
電動の機関車

・発行枚数は、51+26Cent切手が177万枚、51+26Cent切手が176万枚、56+26Cent切手が178万枚、56+26Cent切手が185万枚、153+51Cent切手は176万枚です。


2002.6.6 (木曜 Donnerstag, Thursday)

28.絶滅の危機に瀕する動物

 絶滅の危機に瀕する動物を紹介する目的で発行されました。

51Cent
カタツムリの一種(学名:Vertigo moulinsiana)
56Cent
カワシンジュガイ(学名:Margaritifera margaritifera)

・発行枚数は、51Cent切手が5000万枚、56Cent切手が3010万枚です。


2002.6.6 (木曜 Donnerstag, Thursday)

29.エルンスト・ヴィルヘルム・ナイ生誕100年

 画家のエルンスト・ヴィルヘルム・ナイ(1902生-1968没)の生誕100年を記念して発行されました。なお、実際の誕生日は、6月11日です。

56Cent
エルンスト・ヴィルヘルム・ナイ画「赤の中の黄色い羽根」

・発行枚数は、4000万枚です。


2002.7.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

30.ドイツの国立公園 小型シート

 ドイツの国立公園を紹介する目的で小型シートが発行されました。

56Cent
ホーホハルツ(高地ハルツ)国立公園のブロッケン山

・発行枚数は、700万シートです。


2002.7.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

31.ニュルンベルクのゲルマン国立博物館150年

 ドイツの先史時代から現在まで130万点もの所蔵品を保有するゲルマン国立博物館が開館150年を迎えるのを記念して発行されました。ゲルマン国立博物館の公式ホームページは、こちらです。

56Cent
イスラエルの芸術家のダニ・カラヴァン(1930-)の作品「人権の道」

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.7.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

32.ヘルマン・ヘッセ生誕125年

 作家のヘルマン・ヘッセ(1877生-1962没)の生誕125年を記念して発行されました。なお、実際の誕生日は、7月2日です。

56Cent
ヘッセ

・発行枚数は、2500万枚です。


2002.7.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

33.飢餓救済

 飢餓救済を宣伝する目的で発行されました。

51Cent
水彩画による飢餓救済のシンボル

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.7.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)

34.ヨーロッパ切手 コイル切手

 5月2日(木)に発行されたヨーロッパ切手と同じ図案のセルフ糊コイル切手が発行されました。目打ち穴が小さい方がシートからのもので、目打ち穴が大きい方がコイル切手からのものです。

56Cent コイル切手
ピエロ

・発行枚数は、3857万8000枚です。


2002.8.8 (木曜 Donnerstag, Thursday)

35.実直な民主主義者

 民主主義に生涯を捧げた人を紹介する目的で発行されました。

56Cent
ヨセフ・フェルダー(1900-2000) 政治家。1933年3月24日(金)、すでに政権を掌握した第一党に対する全権委任法の投票で反対票を投じたドイツ社会民主党議員94人の1人。

・発行枚数は、2500万枚です。


2002.8.8 (木曜 Donnerstag, Thursday)

36.文化と自然の継承

 文化と自然の継承を宣伝する目的で発行されました。

56Cent
ベルリンの博物館島

・発行枚数は、2256万枚です。


2002.8.8 (木曜 Donnerstag, Thursday)

37.消防士

 消防士の活動を宣伝する目的で発行されました。

56Cent
消火活動を行う消防士

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.8.8 (木曜 Donnerstag, Thursday)

38.ベルリン・コミュニケーション博物館

 1872年に世界最初のコミュニケーション博物館として設立されたベルリンのコミュニケーション博物館を宣伝する目的で発行されました。

153Cent
博物館の前景

・発行枚数は、4000万枚です。


2002.8.8 (木曜 Donnerstag, Thursday)

39.文化と自然の継承 切手帳

 5月2日(木)に発行された切手と同じ図案のセルフ糊切手帳が発行されました。目打ち穴が小さい方がシートからのもので、目打ち穴が大きい方が切手帳からのものです。

56Cent 切手帳
デッサウ=ヴェルリッツの風景

・発行枚数は、7692万枚です。


2002.8.30 (金曜 Freitag, Friday)

40.水害救済 付加金付き

 8月9日(金)からの大雨で翌週にかけてエルベ川が増水して水害が発生し、被災した住民を救済する目的で発行されました。切手は1998年6月10日(水)発行の環境保護切手の図案を流用して、額面と題字を差し替えています。
 急遽作成するので臨時の機械を使用したためか、目打ち違いが2種類あります。13×13 1/2と13×14の2種類で、縦方向の目打ちの細かい方(14)が少ないです。
 またスクリーンも2種類あってモアレのありなしで区別ができます。モアレありの方は、青い部分がごくわずかに白っぽいのが特徴ですが、肉眼では難しく、下の図のように拡大してみないと正確には区別ができません。
 この目打ち違い2種類とモアレのありなしは組み合わせがあり、合計で4種類のバラエティが存在します。

56+44Cent
海岸と波

モアレなし
モアレあり

・発行枚数は、674万枚です。


2002.9.5 (木曜 Donnerstag, Thursday)

41.20世紀のドイツの画家

 20世紀のドイツの画家を紹介する目的で発行されました。

112Cent
エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー(1880-1938)画「赤いエリーザベト河岸」(1913)

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.9.5 (木曜 Donnerstag, Thursday)

42.子供達のために 小型シート

 「子供達のために」をテーマとした切手です。

56Cent
親指の写真に子供が描いた絵

・発行枚数は、800万シートです。


2002.9.5 (木曜 Donnerstag, Thursday)

43.ドイツの考古学

 ドイツの考古学を紹介する目的で発行されました。

51Cent
ヴルムリンゲンで出土したローマ時代の農家の浴場跡(270年頃)

・発行枚数は、4000万枚です。


2002.10.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)

44.ゲーリケ生誕400年

 科学者のオットー・フォン・ゲーリケ(1602生-1686没)の生誕400年を記念して発行されました。ゲーリケは、真空ポンプを発明したことで有名です。これを使って、2つの半球状容器を組み合わせて中の空気を抜き、両側から引っ張っても離れないことを示しました。なお、実際の誕生日は、11月20日です。

153Cent
1663年にブランデンブルク選帝侯フリードリヒ・ヴィルヘルムの前で行った真空の実験を描いた絵
(中が真空になった半球状容器を、24頭の馬を使って両側から引っ張っても離れないことを示した)

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.10.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)

45.ハインリヒ・フォン・クライスト生誕225年

 作家のベルント・ハインリヒ・ヴィルヘルム・フォン・クライスト(1777生-1811没)の生誕225年を記念して発行されました。なお、実際の誕生日は、10月18日です。(ただし、本人は10日と主張。)

56Cent
クライストの肖像

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.10.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)

46.オイゲン・ヨッフム生誕100年

 指揮者のオイゲン・ヨッフム(1902生-1987没)の生誕100年を記念して発行されました。なお、実際の誕生日は、11月1日です。

56Cent
1971年のバイロイト音楽祭で「パルジファル」のリハーサルを行うヨッフム

・発行枚数は、2500万枚です。


2002.11.7 (木曜 Donnerstag, Thursday)

47.市民教育局設立50年

 1952年11月25日(火)に政治教育を推進する市民教育局が設立されてから50年を迎えるのを記念して発行されました。

56Cent
ドイツの国旗の色と白色の矢印を組み合わせたもの

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.11.7 (木曜 Donnerstag, Thursday)

48.テレビ放送50年

 1952年12月25日(木)にドイツで戦後最初のテレビ放送が始まってから50年を迎えるのを記念して発行されました。

56Cent
時計(左)と目(右)

・発行枚数は、3000万枚です。


2002.11.7 (木曜 Donnerstag, Thursday)

49.クリスマス切手 付加金付き

 恒例のクリスマスの付加金付き切手です。

51+26Cent
フランドルの画家のロヒール・ファン・デル・ウェイデン(1399/1400-1464)画「受胎告知」
56+26Cent
同「聖母子」

・発行枚数は、51+26Cent切手が310万枚、56+26Cent切手が565万枚です。 


2002.12.5 (木曜 Donnerstag, Thursday)

50.社会福祉 付加金付き

 恒例の社会福祉の付加金付き切手です。テーマは、自動車です。
 2003年1月1日(水)からの郵便料金改定で、葉書が51Centから45Centに、国内スタンダード書状が56Centから55Centに、国内大型書状が153Centから144Centに値下げされるため、その料金を先取りした形になっています。これは、旧料金のままでは社会福祉切手の売れ行きにも影響するので、通常の10月ではなく、料金値下げぎりぎりの12月に発行したと思われます。なお、クリスマス切手は年内に使うため、値下げ前の料金で発行されています。

45+20Cent
BMW イセッタ 300 (1960)
55+25Cent
トラバント P 50 (1961)
55+25Cent
メルセデス 300 SL (1954)
55+25Cent
フォルクスワーゲン ケファー (1949)
144+56Cent
ボルクヴァルト イザベラ クーペ (1957)

・発行枚数は、45+20Cent切手が458万枚、55+25Cent切手が600万枚、55+25Cent切手が680万枚、55+25Cent切手が730万枚、144+56Cent切手が590万枚です。


2002.12.5 (木曜 Donnerstag, Thursday)

51.20世紀のドイツの画家

 20世紀のドイツの画家を紹介する目的で発行されました。2003年1月1日(水)からの国内スタンダード書状の料金を先取りしており、需要が多いと思われたのか、記念切手としては珍しく多い発行枚数です。

55Cent
リオネル・ファイニンガー(1871-1956)画「ハレのマルクト教会」

・発行枚数は、1億3000万枚です。


2002.12.27 (金曜 Freitag, Friday)

52.ドイツの女性シリーズ追加 通常切手

 ドイツの女性シリーズ(ユーロ単位)の第1弾です。2003年1月1日(水)からの郵便料金改定に備えて発行されました。

45Cent アンネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ(1797-1848) 詩人
国内葉書、ヨーロッパ宛葉書(2003年1月1日〜)
55Cent ヒルデガルト・フリーダ・アルベルティーネ・クネーフ(1925-2002) 女優
20gまでのスタンダード書状(*)(2003年1月1日〜)
(*)最大寸法:235ミリ×125ミリ×5ミリ、最大重量20g
144Cent エスター・ドロテア・フォン・キルヒホフ(1894-1946) 詩人、ジャーナリスト、聖職者
500gまでの大型書状(*)(2003年1月1日〜)
(*)最大寸法:353ミリ×250ミリ×20ミリ、最大重量500g

・発行枚数は、45Cent切手が2億2032万枚、55Cent切手が11億4326万枚、144Cent切手が2億4390万枚です。


2002.12.27 (金曜 Freitag, Friday)

53.名所シリーズ追加 通常切手

 名所シリーズ(ユーロ単位)の第1弾です。2003年1月1日(水)からの郵便料金改定に備えて発行されました。
 全額面にコイル切手がありますが、55Cent切手には、さらにセルフ糊のコイル切手があります。目打ち穴が小さい方がシートからのもので、目打ち穴が大きい方がセルフ糊のコイル切手からのものです。
 45Cent切手と55Cent切手に上辺または下辺が無目打ちのものがありますが、セルフ糊の切手帳からのものです。

44Cent ベルリンのフィルハーモニー
56Centとの加貼りで100Centにするためのもの
45Cent テニングの倉庫
国内葉書、ヨーロッパ宛葉書(2003年1月1日〜)
55Cent フランクフルト・アム・マインの旧オペラ座
20gまでのスタンダード書状(*)(2003年1月1日〜)
(*)最大寸法:235ミリ×125ミリ×5ミリ、最大重量20g
55Cent コイル切手(セルフ糊)
100Cent トリーアのポルタ・ニグラ
50gまでのコンパクト書状(*)(2003年1月1日〜)
(*)最大寸法:235ミリ×125ミリ×10ミリ、最大重量50g
160Cent デッサウのバウハウス
投函郵便用の書留料(*)
(*)料金受取人払いや配達証明と組み合わせることができない書留

・コイル切手があります。
・発行枚数は、44Cent切手が8542万1000枚、45Cent切手が1億8182万4000枚、55Cent切手が5億4095万5000枚、100Cent切手が1億1918万枚、160Cent切手が7876万枚です。


2002.12.27 (金曜 Freitag, Friday)

54.名所シリーズ切手帳 通常切手

 名所シリーズのセルフ糊切手帳です。45Cent切手が4枚、55Cent切手が8枚組み合わされて、売価が6.2Euro(=620Cent)です。切手は上辺または下辺に目打ちがありませんので、シートからのものと容易に区別できます。

6.2Euro
切手帳の裏表紙(左)と表紙(右)

・発行枚数は、不明です。

2001年発行のドイツ切手へ

2003年発行のドイツ切手へ

トップページへ (TOP)

Copyright © S.Stein 2001-2020