戻る    
表紙を飾った列車たち  ▲2008年度 2006年度▼
2007年度の表紙に使用した写真とコメントの一覧表です。

 

写真
11.7-12.31

彩光る

紅葉とは置き手紙だと思う
これからしばらく眠りの時
その前の
伝えたいメッセージかもしれない
集大成かもしれない
あなたへの想いかもしれない
きらり
紅色に光る木々の向こう

JR小海線(海尻〜松原湖)2007.11
Canon 5D, EF24-105mm F4 IS


写真
9.22-11.6

巡る時

短い時間の間に
空は姿、色、表情を変えていた
まるで生き物の様だった
シャッターを押した後
何故かお礼をしたくなった
撮らせてくれてありがとう

JR中央東線(すずらんの里〜青柳)2007.9
Canon 5D, EF17-40mm F4


写真
8.16-9.21

空よ

天を仰ぐとき
地に立っていることを意識するようになった
全ての存在の中に
空がある

JR篠ノ井線(聖高原〜冠着)2007.8
Canon 5D, EF17-40mm F4


写真
7.4-8.15

ノクターン

湿った空気が
今の自分に丁度いい
傘に当たる雨の音でさえも
何か愛おしく感じる
紅茶を入れながら
ショパンが聴きたくなった

JR篠ノ井線(姨捨〜稲荷山)2007.7
Canon 5D, Tamron SP AF28-75F2.8 XR Di


写真
5.7-7.3

若葉色の風

色がないはずの風は
ここを通り抜けると
若葉の色に染められていく
葉が風になり
風が光となる
遠い光に

JR篠ノ井線(姨捨〜稲荷山)2007.5
Canon 5D, EF17-40mm F4


写真
4.6-5.6

花ひらく

花は過去も未来も知らない
ただ今を咲き誇っている
これからどんな天気になろうとも
瞬間を生きているだけの様に思える
花のごとく今に生きてゆきたい

しなの鉄道線(戸倉〜屋代)2007.4
Canon 5D, EF17-40mm F4


写真
3.5-4.5

去りゆきし後

去りゆきし後
何もがなくなるのでなく
生まれくるものがあると知りました
刻んだ想いを離してゆく
ありがとうと言えるように

JR信越本線(黒姫〜妙高高原)2007.3
Canon 5D, EF24-105mm F4 IS


写真
1.22-3.4

青い空と白い雪と

見上げると
僕の見たかった空があった
青くて青い空
地上に落ちる雪は
なぜ青でなく白いのだろう?
天に問いてみる

JR大糸線(ヤナバスキー場前〜南神城)2007.1
Canon 5D, EF17-40mm F4