※ Windows Vista / 7 ※ 目次
12/08/28
互換性情報 |
Windows7でゲームが動作するのかの検証情報を幾つか紹介。ただしOS側もゲーム側も随時アップデートされているので、完全に信頼出来るデータでは無い点に注意。64ビット版に特化した情報サイトは見当たらない。 Windows 7 Compatibility Center(PC Gamingのアイコン) Windows 7 アプリケーション動作報告リスト Windows 7 Supported Games OCAU Wiki 日本語Wiki 同じくVistaの情報。 http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/compatible/ http://www.iexbeta.com/wiki/index.php/Windows_Vista_RTM_Software_Compatibility_List http://www.gamespot.com/features/6154735/index.html 日本語Wiki |
基本事項 |
*サービスパック Vista / 7共に最新のサービスパックの適用をしておくべきである。2012/08現在、VistaはSP2、7はSP1が最新。それとMicrosoft Updateを使用して重要な更新は漏れなく適用しておく。 *自動再起動 初期設定では重大なエラーが発生した場合に自動的にPCが再起動するようになっており、どんなエラーが発生したのかのメッセージが確認出来ないケースがある。システムのプロパティを開いて、詳細設定タブ → 起動と回復 → 「自動的に再起動する」のチェックを外す。 *64ビット版 Vista / 7対応と記載されているゲームであっても、64ビット版では32ビット版とは話が変わって来る。64ビット版への言及が無い場合、問題が無いかどうか公式掲示板等で確認しておくべき。 *必要環境 Vista / 7はOS自体の動作負荷が高い為に、XPに比較して多くのリソースを必要とする。その為にXP以前のゲームを動作させる場合、そのゲームの”XPにおける必要環境”よりも高い性能のPCが要求されるのが普通である。 一番影響を受けるのはメインメモリで、XPでの最低必要メモリよりも256MBから512MB増加した容量が必要と考えた方が良いだろう。例えば最低でも512MBが必要と書かれているXP時代のゲームを動かしたい場合、現在のVistaに512MBしかメモリが搭載されていないなら、動作しないか酷いパフォーマンスでしか動かない可能性がある。CPUも最低能力よりも若干速さが必要になる。 *互換モード XPと同様に過去のOSとの互換モードを持っている。Vista / 7登場以前のゲームで、インストールまたは動作が上手く行かない場合、互換モードで動かすという対策を行ってみる。 起動させる実行ファイルかそのショートカットを右クリックしてプロパティを表示→互換性タブを選択→互換モードでこのプログラムを実行するにチェックを入れて、Windows XP (Service Pack 2)等のゲームに合わせたOSを選択する。 「視覚テーマを無効」はAero等の画面設定を基本的な物に切り替えて起動させるの意味。「デスクトップコンポジションを無効」はタイトルバー系統の表示を基本に戻す。「高DPI設定では画面のスケーリングを無効」はフォントサイズの設定をデフォルトにする設定。互換性タブだけでは問題が解消しない時に試してみる。 *StarForce コピープロテクト技術の一つで、Vista / 7以降のOSでは問題が発生する恐れがある。。詳しい解説はコピープロテクトの項を参照。 |
User Account Control(UAC) |
VistaにはUAC(ユーザー アカウント制御)と呼ばれるセキュリティ機構が搭載されており、これがゲームの動作に問題を起こす可能性がある。 簡単にこのUACについて解説すると、XPでは管理者としてログオンすればそのまま制限無しにマシンをどうにでも扱う事が可能だった。しかしこの状態では悪意を持ったプログラムがユーザーを騙して活動する事が可能になってしまい、セキュリティ面では大きな問題とされていた。つまり管理者としてログオンした状態では、ユーザーの知らない所で動くプログラムもその活動に制限を受けないので、上手くユーザーを誘導して妙なプログラムをインストールさせてしまったりが可能だったのである。 そこでVistaでは管理者としてログオンしていても、システムに影響を与えるような各プログラムの動作(インストール等)については、逐次許可を得る必要があるという設定にされている。これだと悪意を持ったプログラムが動作しようとしても監視に引っ掛かるので、その時点で不審なプログラムであればユーザーがチェック可能になる。しかしこの監視機能がゲームのインストールや動作を妨害してしまって悪影響を及ぼすのも避けられず、物によってはトラブルになるという話である。 Windows7ではこの監視機能があまりにも煩わしいという評判から、ユーザーに同意を求めるタイプのプログラムが減らされ、またユーザー側でどの程度セキュリティを固くするかを設定出来る様にもなっている。公式の解説。詳しい解説は検索すれば他に幾らでも出て来る。 ゲームに関わる件としては、以下の様な障害が発生する場合にはこのUACの影響を疑ってみた方が良いだろう。大雑把に言うと、通常のデスクトップではUACからのメッセージが出て許可を求められるが、ゲームは全画面を占拠してシステムのリソースも大幅に喰っているので、この許可メッセージが正常に表示されずにそのままエラーになってしまうという状況である。 ※インストールに失敗する ※セーブ中に落ちる ※Punkbusterを使用しているマルチプレイで接続が出来ない 対策としては、まず起動させる実行ファイルかそのショートカットを右クリックしてやり、「管理者として実行」を選択して動作させる。これではダメな場合には、右クリックしてプロパティを表示→互換性タブを選択→特権レベルの項で「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れる。しかしこの方法では何か別の実行ファイルが連動して動作している際に、そちらの方で問題が発生してしまうと防ぎようがない。そこで完全に停止させる方法も存在するが、セキュリティ面を考えると常時そうしておくのは問題あり。ゲームが済んだらすぐに元に戻した方が無難。 |