この人がブルーノ・ティリーさまです〜 …っと言ってもオリーブ園にお越し下さる方で、この方を知っている人はまあ、いないとは思います(^^; 元々、日本ではWRCはマイナーモータースポーツ扱いですし、WRCで優勝したこともありませんし… この画像は1000湖ラリーでの一枚だそうで、WRC関係の個人HomePageを開いていらっしゃる、BARIさまが撮影されたものです。この度、オリーブ園への掲載の許可を許可していただきましたので、晴れて公開することが出来るようになりました〜 BARIさま、どうもありがとうございました。 BARIさま曰く、『ティリーはメッチャイイ人』とのことです。嫌な人じゃなくて良かった〜 でも、いい人過ぎて勝てないのかも(^^; |
こちらはティリーの写真を頂いた時にサービスしていただいた一枚です〜 ティリーが乗っていた車ではないのですが、フォードエスコートという、1995、96、98とティリーがWRCで乗っていたのと同じ車です(厳密には違うのですが)。 WRCで競技する車は、市販車を基本型にしています。エスコートはなじみが薄いかと思いますが、他にはインプレッサ、カローラ、ランサーなどには、みなさまも聞き覚えがあるかも? |
こちらもサービスして頂いた一枚です。真ん中に立っているのがトミ・マキネンだというのは分かるのですが、他は誰なんでしょう(^^; すみません、好きではあるのですが、詳しくはないんです、私。 やはり勝利といえばシャンペンシャワーですよね〜 どうして、日本の野球ではビールかけなんでしょう。 |
WRCというのはワールドラリーチャンピオンシップの略で、ヨーロッパではF1と同じくらい、ものすご〜く人気があるモータースポーツで、例えばヨーロッパのゲーム市場、プレステのソフトでも、コリンマクレーラリー(コリン・マクレーはドライバーの名前)やトミ・マキネンラリーというラリーのゲームが出ているくらい、メジャーな存在でもあります。日本でイマイチ受けない理由としては、日本で開催されないことが大きな要因かも知れません。サーキットというクローズドな場所での競技とは違い、一般公道、林道などを使用するラリー'という競技は、利権の絡みや役所同士の管轄の問題など、F1と比べるとずっと難しいものであることは確かです。奥深さや迫力など、個人的にはF1より上だと思うのですが、何とも残念ではあります。 ちなみにラリーというとパリダカール(今はこうは言いませんけど)を思い出される方もいるかもしれませんが、パリダカールなどはラリーレイドといってラリーとは別物だったりします。WRCでは舗装路(ターマックと言います)や未舗装路(グラベルと言います)の一応、道を走りますので、競技車両は普通車を基本としていますし、バイクやトラックは出ません〜 車にはドライバーとナビゲータの二人一組で乗ります。同じコースをぐるぐる回るサーキットのレースと異なり、一定の区間を走りきるラリーでは全てのコースをドライバーが覚えることは不可能です。競技前に予め試走を行い、各コーナーのきつさやコース上の注意点などをノートに記載し、競技時にナビゲータが指示を出しながら、ドライバーが運転するのがラリーのやり方です。ナビゲータがノートを読み間違えたため、コースアウトというのもある話です〜 ラリーについての詳しい説明はとてもしきれません〜 私が知っているラリーのマンガというと新谷かおるの『ガッデム』くらいです。少し古い作品なので、現在の規則とは少し違う部分もありますが、ラリーの雰囲気はよく分かるものだと思います。良かったら読んで下さい〜 さて、ティリーさまなのですが、この人、ベルギーの人です。'62年生まれでターマック(舗装路)の早さでは定評がありますが、今ひとつ運がなく、まだWRCで優勝したことはありません。'95年ツール・ド・コルスではゴールまで後少しというところで、車両が壊れたためリタイヤとなりました(これはメチャメチャ惜しかった)。スポンサーの関係から、'97年はフォードから放出されましたし、'98年は再びシートを得たものの、競技車両であるエスコート自体、来年からは新型の車になるために、満足な性能アップはされず、戦闘力に欠けるマシンでの戦いとなったようです(更に不運な事故により骨折→欠場も余儀なくされたり…)。 ですが、来年からはスバルに移籍が決定しています。個人的にフォードはイマイチ、信用できないような気がするのですが(偏見(^^;)、スバルなら大丈夫なのではないでしょうか〜? 何とか来年こそ、初優勝!をして欲しいと思います。がんばれ〜 さて、この度、画像使用を許していただいた、BARIさまですが、HomePageを開いていらっしゃいます。恐らく、日本で一番賑やかなWRCのサイトなのではないでしょうか? リンクを貼っておきますので、興味を持たれた方はちょっと覗いてみるとおもしろかも〜 生画像(?)もたくさんアップされていますよ〜 こんなに面白いモータースポーツを埋もれさせておくのは、ホントに勿体ないです。少しでも人気が出てくれるとうれしいな〜と思います。BARIさま、画像使用の件、ありがとうございました〜 これからもWRCの人気アップのためにもガンバって下さい〜 ☆追記 今更、更新するのも何かなぁ〜とは思いつつ。その後のティリーさまなのですが… '99はスバルで参戦するも途中でクビ(涙)、RACでシュコダのオクタビアWRCでスポット参戦し4位、2000年はプライベートのカローラWRCで、モンテカルロに5位に入った後、シトロエンのクサラキットカーでヨーロッパのラリー選手権を戦い、シーズン2位。2001年はシュコダでオクタビアWRCに乗るも良い成績を残せず…。2002年はプライベートのプジョー206WRCに乗り、ドイツラリーで5位(プライベーターでは1位)。 2003年、長年、コ・ドライバーを勤めたステファン・プレボとのコンビを解消(プレボはフランソワ・デュバルのコ・ドライバーとしてフォードに。何でもティリーはオファーを受けるよう、プレボを励ましたとか)。そしてこの年は、206WRCでヨーロッパ選手権を戦い、見事チャンピオンに。2004年はシトロエンのサクソとC2のスーパー1600でヨーロッパ選手権を戦ったとのこと(Rally-Xのニュース記事へリンク)。 そして今年なのですが…。オフィシャルサイトにある5/9付けのニュースを見るところ、どうやらグッドイヤーのタイヤ開発に関わるみたいです?(フランス語→英語→日本語の機械翻訳では、意味がかなりチンプンカンプンなのですが、英語翻訳の『"Goodyear" to work as test pilot on their premises』などを見ると、そういう意味かと)。つまりこれはラリードライバーとして引退する、っということなのでしょうか!? 考えてみれば、マキネンもマクレーもサインツも引退し(サインツはこの前、復活したけれど、あくまで特別出演とのこと)、WRCのドライバーもすっかり様変わりしています。42歳という年齢を考えれば、悲しいですが引退という話があっても、不思議ではないのかもしれないです。 出来ればWRCで1勝はして欲しかったなぁ〜っと思う。『彼は最高のセカンドドライバーだ』とは、カルロス・サインツの言葉でしたっけ。運がなかったというのもあるだろうし、いい人すぎるというのもあったのかも知れない。でも、1勝出来なかったとしても、'95年ツール・ド・コルスで、誰よりも速かったティリーさまは、やっぱり一番格好良かった。 J'ai toujours un volant entre les mains ! 翻訳によれば、僕はいつだってハンドルを握っているよ!、みたいな意味のようです。格好良いなぁ…。どんな形であれ、いつまでも走り続けて欲しいと思います。 ☆リンク ☆BARIの戯言リターンズ ☆ゲーム ゲーム関係の通販サイトで、PC版Colin McRae Rally 2.0(日本語版サイトはこちら)が安かったので、今更ですが、通販のついでに買ってしまいました。 古いGameですが、いくつかの改造テクスチャや、テクスチャ改造ツールが見つかったので、ティリーさま仕様にして遊んでます(こんな感じ)。 唯一、WRCの名を冠する、PlayStation2のWRCは、2001年をベースとしているので、ティリーさまが出ているはず。続編では多分、出てないでしょうから、そのうち、元祖WRCを買おうかな…。game的には色々問題があるっぽいのですが。 1998/12/21作製 2005/06/07追記 |