第二回・ブルース・コーヒー[ビッグ]
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原材料名・・・砂糖、コーヒー、加糖れん乳、乳化剤

1.うんちく

チェリオ。
サンガリアに並ぶ凶悪メーカーとして名高い。
チェリオは会社の名前と同じ「チェリオ」という製品を安価に販売し、
そしてここがサンガリアと違う点だが、「ライフガード」で大成功を収め、
しかし、その成功を前向きに活かせない会社である。

その製品は全てひとくせもふたくせもある商品ばかり。
粉薬の味がする、などはもはやデフォルトである。

そんなチェリオの自販機が、魔都秋葉原にある。
ボクたちは、何度も文字とほとんど大差のない「煮え湯」を飲まされ続けてきた。
それらのドリンク類もやがて、ここに加えられることであろう。

このブルースコーヒーもその一つである。
350mlと、「がぶ飲みミルクコーヒー(サッポロ)」並みに大きい缶は、何か不穏当のものを予測させ、
アクアリバイブか、セーフガードかと周りで予想していたKOU君や、HAL君の予想を裏切る爆笑の選択。
缶のプリントがやけに古いが、賞味期限はちゃんとしていたので、
チェリオはちゃんと生産を続けている模様。まだつぶれてなかったのか。

しかし、缶の脇にいまどき「空き缶は必ず空き缶入れかくずかごに」と書いてあり、
時代と、・・リサイクルは?と言う二つの気持ちが去来し、
「コーヒーとミルクの成分が分離し、沈殿する場合がありますが、品質に影響はありません」
と書いてあっても、そのほかに問題がありそうで。
あー。さっさと飲むか。

2.試飲

さて。これほどの期待できるドリンクは初めてなので
少し緊張してアホかお前。

えー。それじゃあアムロ行きまーす(投げやり)
甘ッ!
やたら甘い・・。
後味にコーヒーらしい渋みがかすかにするけれど、すぐに甘みに飲み込まれ押しつぶされている。
風味が若干妙だけれど、気にならない。
って言うか・・。

全然飲めるんですけど。

・・・失敗か・・。
失敗です。
甘いって言ったって、歯がしみるほど甘い「MAXCOFFEE(コカコーラ)」ほど甘くないし。
偶然だけれど、前述の「がぶ飲み〜」と似た趣。
で、「がぶ飲み」って結構味が薄い、と言うか薄めたような味(でもわりと美味しい)
だけれど、こっちは「がぶ飲み」ほど薄くない(でもやっぱり若干薄い)し。

強いて言うなら、「がぶ飲み」よりもコーヒーっぽくないため、
「甘い水」というイメージがどうしても。

「がぶ飲み」との比較みたいだけれど、本当によく似ている。
で、結論を言うと、わずかに「がぶ飲み」よりもまずい程度。
甘いけれど、我慢の聞かない甘さではない。
それどころか、つかれているときはぜひ摂取したくなる程度の甘さ。
コーヒー味はあまりしないけれど。


けなす気分で書き始めて、
わりと美味しくて、方向転換をしている様子が、ありありと描かれた文ですね(笑)

チェリオの自販機は、秋葉原駅からあきばお〜一號店方向に歩いていって、
八百屋の脇をのぞくと立っています。
普通におすすめできます、ブルースコーヒー。
これ、きちんと展開したらそれなりに売れる気がする。

特性(コーヒー)・・・45点
味・・・65点
後味・・・60点
総合点・・・55点
評価額・・・100円(120円)

デスドリンクのコーナーで、
三発目にして普通に美味しいものを引き当てる。

・・・・企画失敗・・。
しかし、これはこれで個人的には収穫である。

具体的に言うと、
「絶対来るライスシャワーに全額つぎ込んだら四コーナーで故障、予後不良で薬殺」
って気分です。で、その時のボクの立場は、ライスシャワーのライバル馬の調教師(笑)
「死んでくれてラッキーだけど、競馬界としては損失だなぁ・・」

例えがわかりにくいですね。

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