<J.I.Hip Shotって?>
Live 2000.11.19 2001.8.18
■南青山MANDALA 2001.8.18
台風の接近にともなってかはっきりしないお天気の東京地方、しかしパラついた雨も夕方にはあがり、ライヴをハシゴの私は、秋葉原のコピバンライヴ会場から外苑前に向かう。
久しぶり、2回目のJ.I.Hip
Shotのライヴです。
場所は南青山マンダラ。お店にはいると別行動のツレをみつけて、正面ほぼ一番後ろの席につく。お客さんは50〜60人といったところでしょうか。
前回のマンダラより少なめかな、圧倒的に女性が多いです。
「トイレで石川さんにあって、用足しながら、"ラ・ライヴ頑張ってください。"っていっちゃったよ。」というツレの笑い話をきいてるうちに開始時間に…。
19:15、ドイツ語の歌(多分 笑)をフィーチュアしたバロック風のSEが流れ、荘厳な雰囲気の中、キャップをかぶったベースの石川俊介さんを先頭にメンバーが現れる。
ギター、西山"はんこ屋"史生氏、キーボード中村健治氏、そしてドラムJIMI橋爪氏とおなじみのメンバーです。
1曲目、プログレですかね、はんこ屋さんが書き下ろしたというタテのりで重めの感じの曲でした。
はんこ屋さんはレスポール、石川さんはアトリエZの青い4弦ベース、ちょっと難解なピアノソロがかっこいい健治さんは相変わらずのローランドD-50。
そしてJIMIさんはシンバル位置が高いと(笑)。
2曲目、これもタテだったかな?ギターはストラトキャスターにかわり、アーミング使いが見せ場。
シンドラっぽいドラムや効果音っぽいシンセにすべるようにはいるギターがまたいいんだ。今回もはんこ屋さんの音はどれも好みです。(あっ石川さんは早々に帽子とる。)
ふとツレが「(作品として)練りこんでるよな。ツアーやるんだっけ?」と耳うちする。
確かに、バンドのまとまりを感じる曲が続きます。
そしてバグパイプとマーチングバンドを思い出すようなはいりの3曲目。
哀愁のあるメロディからやがて、アップテンポに曲は展開する。
マメにピックアップを切替ながら進むギターソロがまたかっこいい〜(惚)。
お洒落なハットもかっこよい〜(惚)。
「久し振りのライヴ。別にRXのレコーディングが伸びたせいとかそんなことはないんやけど(笑)」とJIMIさん。メンバー紹介を兼ねてのMC。
「石川さん何かはなしますか?」
「…なんかしゃべんないといけない空気が…(笑)。11月に東北ツアーやるんですよ。だから今日はその試写会とゆーか、(笑)」と石川さん。
「台風11号もきてることだしどんどんいっちゃいましょうか。石川俊介をフィーチュアして「ワイン仲間」「ファイヤー・セルフ」(だったかな?)。
そしてもう1曲はさて何がでるでしょう。お楽しみに」とJIMIさんの紹介で曲が続く。
「ワイン仲間」ははんこ屋さんのアルバムにはいっているアルペジオがやさしい曲。ベースはサンバーストの5弦に…。
そして「ファイヤー・セルフ」くった感じがむずかしそうな。ギターアルペジオの裏のベースソロが泣ける。
わりと心を揺り動かす曲が続くかな?。
そしてまた、ためるような切ない曲。この曲は?
「クイーンを語らせたら…」というJIMIさん、クイーンのナンバーから「ホワイト・クイーン」でした。
寡黙なはんこ屋さんにMCは振られます。
「しばらく人と(人前で?)話してないから。・・・ライヴ告知していいですか?」はにかむはんこ屋さん。
音楽ライターの熊谷美広さんがいらしてたようで、はなしは9月19日におこなわれる「Jam
For Joy」へ。
JIMIさんが「俺と石川さん出ます。そーいえば前に石川くんの友達のゼノン石川さん(笑)と一緒に<タイタニックのテーマ>やったことあるんよ。俺たちが<タイタニックのテーマ>(笑)。」と。
「あっ俺もそれみてた。」と石川さん(^^;。
そして香港ではんこ屋さんがつくったという「ホテル・ミラマー」。
外出すると忘れちゃうのにホテルにもどると思い出すという、それで手書きの五線譜作ってかきとめたとか。
「あらまー」「おやまー」とちゃかすメンバー(^^;。
そのノリからは想像もつかない(笑)、スローで幻想的な、でもほとばしるものがあるというか、力強く情熱的なものも感じるナンバーで、怒ったように(?)歯を食いしばったようにベースを弾く石川さんが印象的でした。
えっと8曲め?打って変わって、ピアノの変拍子で始まるアップテンポの曲。7拍子だ。ドラムソロが続きます。なぜかわからないのですが、JIMIさんのソロには今回も魂もってかれそうになった(^^;。
アップテンポの曲が続く、フュージョンロック?芯のある太いギターの音、はんこ屋さんっぽくない(よく存じ上げてるわけではないですが…)激しい動きとロックな音がいい。
そしてベースソロ。客席を練り歩く石川さん。今日のお客さんはちょっとおとなしめ?それでも歓声がとびます。
さらにアップテンポの曲はつづく。16系?シャッフルと8ビートが交互にくりかえされる曲。ユニゾンの決めがかっこいい。でもさすがに疲れがみえるような?
がんばれ〜! ラストだから〜!
<アンコール>
JIMIさんが戻る、メンバーを呼び戻す「キーボード、石川っあっごめんなさい(^^;)。中村健治!」
なかなか現れない健治さん(笑)。やっとあらわれてベースをつかもうとする(爆)。おいしいです。「この人ホンマに弾けるから困るの」とJIMIさん。あはは。
ショルダーキーボードを持った健治さん。ストラトのはんこ屋さん。
またしてもロックなフュージョン。まさにツインギターを彷彿させ、ベンダーを多用した太いリード系のシンセ音がさらにロック色を強める。
石川さんの早いベースフレーズは、ギターの早弾きとの掛け合いに負けない迫力。
やっぱり石川さん上手いです。聞かせるのはスラッピーなベースだけじゃない。伊達に長年ロックバンドにいたわけじゃないと(^^;。
楽器をおいて舞台に横一列にならんだ4人のメンバー。丁寧にお辞儀をして(しすぎて地にうまりそうだった^^;)、バックステージへと帰っていきました。
う〜ん、J.I.Hip
Shot、やっぱりジャンルがわからない。今回は以前きいたときよりハードなイメージがしました。そこがまた不思議に魅力的なバンドです。
前半の曲を中心にまとまった感じと、後半のフリーなソロまわしの部分とのメリハリがよかったです。
あとは…スタミナつけてツアーがんばってください!お疲れさまでした。
(2001年8月19日)
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