<NEWS>(文責;れい/監修;とし)



(1) DEPARUTURE TIME
この曲きくと「気負わずがんばろ!」って気持ちが軽くなります。
ユーロな感覚の導入部、ギターのリフもベースラインも音数は少ないけど、速いしキープするのはかなり難しそう。さすが!
ギターソロ後半のツインになるフレーズが好きです。追いかけあうようにはいってくる2本のギター、そしてひとつになりハモりのライトハンド(今はタッピングっていうんですかね。)ツインギターバンドの醍醐味が味わえます。
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(2) 真昼の月 〜MOON AT MID DAY
23枚目シングル。
歌詞がやさしく、女としてはぐっと来ます(笑)。コーラスが美しくライブ盤でもちゃんと再現されてます
珍しく?篁さんの曲のギターソロを清水さんがとり、ソロ終盤のスケールで上昇するとこが、次にあるコーラスのブレイクに効果的につながってます。
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(3) デジタリアン・ラプソディ
緊張感のある、ちょっとオカルトチックなキーボードのリフから始まるハードロック?ですかね。
AメロからBメロへ移るときの躍動感が好き。リズムキープが難しそうなコーダへの移行もさすがです。
タイトルどおり今のデジタルな生活を皮肉っている。そこに悲哀を感じる。好きな曲です。
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(4) BRAND NEW SONG
22枚目シングル。
シャリンとしたアルペジオ(?これがスイープピッキングってやつですかね。)のイントロが印象的。いいメロディに、いいハモりです。
ドラムは歯切れがよくて抜けがよくて実に気持ちいいです。それにしてもこのスピードで刻めるシングルのバスドラって・・・
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(5) 火の鳥〜FIRE BIRD〜
生ギターのアルペジオ、弦を滑らせるキュッて音や、ベースソロに切なさを感じます。
歌い上げるヴォーカルが後半にむかってどんどん説得力をまして引き込まれていきます。
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(6) NO GOOD NEWS TODAY
篁さんが自分らしい曲としてあげていたかっこいい曲です。
ラジオっぽい音で始まって・・・ボーカルのエフェクト、ギターのリフやソロ、曲の長さ、かなりパンキッシュな曲。
このアルバムの中では一番ギターリフが効いてます。篁さんは、ギターのリフをバックにちょっとエキセントリックなソロ弾くの似合いますね。ギター小僧の姿を見ます。
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(7)CRIMSON RED
ハードロックです。サビの「赤く染まる瞳で〜」は独特のメロディーです。清水さんですかね。でしょうね。
ツインボーカルに近い3度のハモリが、全体に勢いを与えています。
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(8)虚空の迷宮〜typeβ〜
アニメの主題歌だそうです。
まさにドラマティックなメロディー展開です。体育会系の掛け声(?)もよい。
イントロのツインギターのフレーズは定番かとは思いますが、同じフレーズがラストのヴォーカルにかぶさる時、安心感で泣きそうになります。(なんのこっちゃ)ところどころのミュート気味のフレーズもゾクゾクします。(完全に趣味の世界です。気にしないでください。)
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(9)DANGEROUS VOYAGE 〜失楽園への旅〜
湯沢さんの曲だからでしょうか、ちょっとこのアルバムの中でも異質な感じです。プログレですかね。
ギターソロが掛け合いのせいか(ですよね。)、よりそれぞれの個性を出したフレーズになってると思います。
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(10) SAVE YOUR SOUL〜美しきクリシェに背を向けて〜
勢いのあるアルバムの最後をしめるのにぴったり。
スピード感あふれながら、スケールの大きさもかね揃えてる。歌詞もこれまでの聖飢魔IIにないような開放された内容。
変拍子を感じさせる決めっぽいユニゾンで始まるイントロは、間奏や歌中にも登場するテーマのようなフレーズですが、一瞬勢いを遮り、それがかえって次に流れ込む勢いを作ってるようで効果的。後半ブレイク後の順を追った展開にも登場し引き付けられます。
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<MOVE>(文責;れい/監修;とし)


(1)エガオノママデ
閣下の切ないボーカルで始まり、とにかく驚きます。
続くボトルネックサウンドでドラマを呼びます。これからこのアルバムでどんな世界が展開されるのか、示唆するような大切な1曲めです。
(間奏のギターソロのボトルネックのフレーズから、ピックアップの切替えで音色を変えた、ウーマントーンが気持ち良い。文責;とし)
エンディングのピアノと掛け合いのブルージーなギターもいい。
同曲がライブ盤ではロック色の強い演奏になっており違いが楽しめます。
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(2)MASQUERADE
25枚目シングルです。
シンセが多用されたポップな曲。これもこのアルバムを象徴する曲だと思います。ちょっと世の中を皮肉った歌詞は聖飢魔Uのおはこですが、悪魔としてでなく人間として世間をみた感じがこれまでと違って、それはアルバム全体を通して感じられます。
ただしきれいなサウンドに、歪んだハードなギター。ここが聖飢魔IIらしさですかね。
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(3)スキャンダラスな絆
印象的な(ちょっと原住民の太鼓みたいな)フロアタムのリズムの後にエッジの効いたかっこいいギター。
歪んだ音とクリーンな音のギターのカッティングがきいてて、展開上のつなぎ方やメロディーラインに清水サウンドを感じます。
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(4)空の雫
24枚目シングル。
特別なフレーズじゃないのですが、シンセに続くギターのイントロに泣けます。歌にはいってまた泣けます。
「今だけの空を見上げてなにかを掴み取る、それだけの力でいい。」
そう、生きてく上でそんな大袈裟な力はいらないんですよね。あとちょっとの勇気がほしいとき励まされます。
詞とメロディーの勝利。ベスト5に入る好きな曲です。
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(5)サクラちってサクラ咲いて
清水さんがもっとも自分らしさがでてるという曲です。
大人のメロディー。トータルに計算された作品だと思います。うちのだんなもいちおしの曲。(まぁそれはそれとして・・・)
ゆったりとした空間の広がりを感じるアレンジもよいです。驚いたのは、フェイドアウトしていく、エンディングのギターソロのフレーズがライブでそのまま再現されていたこと、ほんとに最後の消え入りそうな一瞬まで一緒です。ライブ盤と聞き比べてみてください。作り込んでらっしゃるとは思ってましたが、そこまでとは…
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(6)無冠の帝王〜EMPEROR WITHOUT A CROWN〜
キーボードのあと、ベースから始まりユニゾンに移るテクニカルなイントロと間奏、そしてエンディング。全体的に耳に残るフレーズです。跳ね物系。
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(7)オトナやめたいわ
(1)とは違ったスライドギターの感じが楽しくて、ブラスはいっちゃって、シンセ(打楽器?)はゴキゴキいってて、また新しい聖飢魔IIが聴けます。
きっと清水さんや石川さんは楽しんで演奏されたんだろうなと思う曲。ドラムの小技も効いてます。踊れる曲。
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(8)A FAKE OF MYSELF
いろんなパートがいろいろな動きしていて、それでもバラバラにならずちゃんと曲になってるのだから計算し尽くされてるんでしょうね。
アレンジ力とそれを表現できる演奏力が集結した曲だと思います。クラシカルロックという感じ。サビのベースフレーズがまたいい!
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(9)人生ゲーム
導入は変拍子ではいるものの、打って変わってわかりやすいきれいなハードロックです。
メンバー構成から考えても、ここまでキーボードがフィーチャーされた曲は珍しいです。ソロもアナログっぽいシンセだし、キーボーディストがメインのバンドみたい。個人的には好きですけど。
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(10)STILL ALIVE
うーん。きれいな曲で「僕」という人称で歌う小暮氏にまずびっくり。
彼の声にあってる曲だと思います。聴きいってしまう。でもバックはこのメンバーでなくてもよかったかなぁ。
ってちょっと思います。ソロアルバムに良い感じ。
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<LIVING LEGEND>(文責;れい)


(1)HEAVY METAL IS DEAD
これぞ、聖飢魔IIのヘヴィメタでしょ!って曲です。フェイク気味のヴォーカルも昔ながらのファンにはちょっと嬉しい。
今ここまでやるかって感じです。
現代に警鐘を鳴らしたような皮肉ったような歌詞は、このアルバム全体で感じる世界。
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(2)SILENCE OR VIOLENSE?
アルペジオから、ガチョーンとギターのかっこいいリフにはいって、ハーモニクスと・・・好きですねぇ。
サビのギターのカッティングフレーズも酔えます。
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(3)GLORIA GLORIA
ヘヴィでうねりのあるギターに、ゆったりとしたヴォーカルとシンセの音。
バックの動きが少ない中で、Bメロの一瞬のユニゾンやサビのベースフレーズは魅力的。
スライドギターがゆったり感に拍車をかけ、気持ちのよいグルーブ感です。
イントロやエンディングで出てくる、さりげなくインパクトのあるシンセもよい。
キーボードの松崎さんはギターバンドのアンサンブルをよく考えてらっしゃる方だと思います。
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(4)戦慄のドナドナ
なんたってドナドナですから、荷馬車でてきますから・・・
これは歌詞が強烈です。辛辣な言葉遊びみたいな。
曲は展開に「そうくるか」っていうドラマがあります。
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(5)20世紀狂詩曲
最後のシングルです。
ラップなのかと思ったら「演説メタル」だそうです。
バックがテンポがあって、早いユニゾンで動いてるせいか、イントロからやたら力強くてインパクトがあってかっこいいです。
初めて聴いたとき「おっこの後どんな歌がくるんだろ」と期待しましたから。
「メロディーなんかいらないから、強いこと喋れ!」って話になったのは正解かもしれません。アイディアの勝利!
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(6)THIS WORLD IS HELL
これは「陽水メタル」だそうです。(笑)
あまりに井上陽水っぽいといわれて、Aメロに早口で喋りをいれたとか。
重い曲ですが、ソロへのテンポの展開が曲にメリハリをつけています。ギターソロは交互?相変わらずそれぞれの味がでています。
個人的にはサビのシンセフレーズが好き。下手したら間延びしそうなスローなメロディーにうまく絡んでる。メロディーをいかすような単音のフレーズって好きなんです。
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(7)LOVE≒defence of your complex
いいですねぇ。なんか複雑なリフで始まります。
繰り返されるベースフレーズと絡むギター、そしてそこにのるメロディー。未熟者の私はコードあってるのかと思ってしまったりして・・・
ソロは清水さん。結構速いです。フラット5th出てきます。
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(8)死の協奏曲(コンチェルト)
イントロのピアノ、グリークはいってます。(私、高1の音楽のレポートでグリークのピアノコンチェルトの分析やらされたんですよ・・・余談)
ギターのカッティング(清水さんいわくトッピング)も耳に残ります。オクターブと5度、1度、フラット7度だそうです。
ソロ直前のドラムフィルがかっこいい。ギターも負けないように「体力の限りを尽くして、6連から入ってみました(笑)。」そうです。
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(9)FROM HERE TO ETERNITY
最後のシングルにはいってます。
バックが凝った作品が多く、つい楽器隊に耳がむいてしまうアルバムの中で、やっぱり閣下のヴォーカルはいいわ、とほっとする1曲です。
切なくってセクシーで・・・コーラスも甘い。
リディアンはいったギターソロも泣ける。その後ろでなぜかとても勢いのあるドラムもドラマティック。
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(10)CENTURY OF THE RAISING ARMS
やさしいメロディーと叙情的?な歌詞がほろっとくる、アップテンポのハードロック。
切れのよいリズムセクションが、シンプルな名曲を支えています。
こちらはドリアンはいったギターソロ。
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(11)ROCK’N RENAISSANCE
クラシカルなコーラスに続く、これまたギターリフの効いたしかも英詞のヘヴィメタ。反対される前に「とっとと歌入れしてしまった。」そうです。
珍しくギターとキーボードが掛け合いのソロになってます。
前半のギターは清水さんだと思いますが、今回のアルバム彼のソロが速い・・・気がします。(だからどうしたですが)
ベースとドラム随所に小技はいってます。
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(12)REVOLUTION HAS COME
最後のシングルに収められてます。
メロディーで聴かせる、余計な飾りのない疾走感溢れるヘヴィメタ。
篁さんが「いい曲をヘヴィメタで書きたいっていう欲求のかたまりだね、これは。」というだけある。
力強い「Hey!」と甘美なコーラスのコントラストも絶妙!
篁さんのソロ、速いです。しかも最近では珍しいフルピッキング(タッピングとか使わず)だそうです。
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(13)GO AHEAD!
シンセの張り詰めたフレーズからギターの早いパッセージへ。テンションは保たれたまま、続くチョーキングヴィブラートの壮大さ、緊張がいっきに高まった時、アコースティックギターの響きに一筋の光を見る。道は自ずと拓けてくる、しかし行き先を決めるのは自分・・・そんなドラマを感じます。
聖飢魔IIのラストアルバムの最後を飾るのにふさわしい、詞、曲ともに重くスケールの大きな作品です。
それにしてもこの変拍子はいった複雑な曲を「初見の状態でちゃんと弾ける喜びはあったな。ミュージシャン冥利に尽きる」って話にはぶっ飛びました。すごいメンバーだ!
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