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結婚した頃はST162の流面形セリカだったな・・・
この車は、私の記念すべき 新車一号 なのだが、事故ったり、エンジンぶっ壊したり・・・
でも、一番・・・愛着を持って接した車かな?
あの、大雪の中央自動車道でのクラッシュが無ければな・・・

CELICAカタログ イオST162
この車、イマ見ても本当にイカシてる(タイヤが小さいのが難だが・・・)と思う。
そして、こいつは本当に良く走った。3年で6万5千キロ・・・・
諏訪と伊豆の実家の往復や、諏訪と名古屋との往復+通勤で毎日30km
通勤時は裏道を行くと原村下のワインディング(農道だけど・・・)があり
毎朝のように区間タイムを計っていた。
全く馬鹿な息子であった。

−1987年5月−

早朝、八ヶ岳北西の日本の国道最高地点2,127mのR299麦草峠へ
(麦草峠は南側が良いんだな・・・北側はただの山道。いつも南斜面=諏訪側で遊んでいた)
とりあえず乗っているカローラIIで攻めに行く。
上りはパワーの無さで問題外・・・空気が薄いという悪条件もあるがアクセルべた踏みでもタイヤすら鳴かない。
下り・・・これは車のパワーは要らない、車のコーナリング性能と腕だけ・・・が頼みなのだ・・・
しかし、こりゃまた、両方ともショボイのでどうにもならない。
はじめの頃は結構それなり(に速い)であったが、何せカローラIIはエンジンブレーキが余んまり効かないので、
どうしてもフットブレーキに頼ってしまう。
この車はバリバリのFFなのでコナーの突っ込みでブレーキング(ヒールアンドトゥでシフトダウンもする・・・)→
早めにステア(ステアしても真っ直ぐ走る)→ブレーキ解除・・・タックインが発生しクィっと曲がる(ハズだ!)
という車の特性に依存した神頼み走法をしていたのである。

3本目の下りをやっているときに破綻の時が来た・・・
ブレーキはとっくの昔にフェードしており自分で分かっていたからいいのだが、
だらけたブレーキを解除しても曲がると思っていた車が曲がってくれないのである・・・
アリャリャやっちゃた〜・・・と、あえなく(スローモーションを見るように)コースアウト。
一般道なのでコースアウトするとどうなるか想像がつくと思いますが−−どーにもなりませんでした。
ちょうどコースアウトした所には路肩に車一台分ぐらいの砂利の駐車スペースがあり(その先ガードレールは無かった)、
そこに奇跡的に突っ込んだ・・・時にタイヤが縁石に思いっきり引っかかり→減速→運転席後輪を斜面に落として停車。
(その1年3ヵ月後同じコーナーでセリカで今度はスピンしましたが・・・)
かっこ悪いことにエンジンはストールしていましたが、エンジンをかけFFなので難なく脱出。

バクバクいう心臓と震える手足で車を転がし、そのまま茅野へ下る。
途中でUCC缶コーヒーを自販機で買い心を落ち着ける・・・
「こんな車じゃダメだ!どうしてもセリカを買おう!」
このまま6ヶ月もしたら下取り車が無くなって(壊しちゃって)セリカが買えなくなってしまうからなのだが・・・
独身であったので誰に相談する必要も無くR20へ出てそのままトヨタカローラの茅野店へ直行したのである。

つづかない>>