2010 フランス公演日記 |
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2010年 フランス公演日記 2010年3月23日(火)〜4月1日(木) 3月31日(水) さよならフランス 朝ロビーに集合してチェックアウト。 来た時と同じようにガラガラとスーツケースを引いて、地下道を通って駅の反対側へ。 カンヌから列車でニースまで行き、ニース空港からフランクフルトを経由して関空まで帰る。 カンヌ駅前で撮影班と合流。 撮影班はこの後パリへ移動するが、我々がカンヌを列車で発つところも撮影するという。 大荷物があるが、列車は自転車まで乗せる人が多いので広いラゲッジスペースがある。 昨日エズまで行ったとき、ニース空港は市街地のニース・ヴィル駅ではなく、 一つ手前の駅の方が近いとわかったので、そこで降りることにした。 ところが手前の駅で降りて驚いた。 駅前には空港行きのバス乗り場もトラムもタクシーも何もない。 確かに列車から空港が見えていて、ここが一番空港に近い駅のはずなのに・・・。 駅前でフリーペーパーを配っているお姉さんに、カーンが道を尋ねたが英語が通じない。 フランスではこう言うことがよくある。 英語が通じる人を探しに駅舎にカーンが入って行った。 待ってる間にサラリーマンが通りかかってどうしたのかと聞くので、 空港への行き方を聞いた。 親切に教えてくれるが、何か複雑でよくわからない。 なんか坂を下って左に曲がって橋を越えて・・・。 空港近くの駅で空港までの交通機関がそんなに離れているとは思えない。 礼を言って別れた後カーンが戻って来た。 教えてもらったもののカーンももひとつよくわかってないよう。 言われるままガラガラとスーツケース引いて坂を下り左に曲がったら、 上を道路が通っている。 橋というのはこのことのよう。 すぐまた右に曲がって進むがそれらしい物がない。 本当にこっちでいいのか、でもずいぶん前をスーツケースを引いてスタスタ行く女性がいる。 カーンに聞くとあの黄色の建物の向こうだという。 駅から500mぐらい離れてる。 空港行きのバス停がそんな駅から離れたところにあるなんて信じられない。 カーンの言う通りその黄色の建物の向こうにバス停はあった。 無料の循環バスのようだが、何もない寂しげな所にぽつりとある。 空港に近い駅で空港行きの無料バスがこんなわからない所にあるなんて・・・ バスに荷物を積み込むと、結構たくさんバス停に止まる。 その度に荷物を持った人が何人か乗り込んできて、満員になった。 ニース空港は国内線と国際線でターミナルが違う。 地方空港の割に大きな空港。 飛行機のチェックインも一苦労。 最近はどこでも機械を操作して自分で搭乗手続きをしないといけない。 パスポートをかざして、預ける荷物の数入力して、席を選んで、マイレージカード入れて・・・ 本当に邪魔くさい。 みんなここで戸惑うので行列ができ、係員が来て対応する。 それなら初めから人間がすればいいのに。 日本語を選択すれば日本語表記になるのだが、 最初のフランス語表記がまず一瞥して戦意喪失させる。 英語なら何となくわかって日本語表示が無くてもできたりするが、 フランス語は全くわからない。 パリのメトロの自動券売機も観光客達がみんな券売機前で戸惑ってた。 結局僕も並んで人の窓口で切符買った。 少し遅れたが、飛行機は無事フランクフルトに飛び、 フランクフルトで乗り換えて次の日の朝関空に到着した。 フランスでの公演は3度目だが、前回のコルマールといい、 今回のヴィルファバールといい、地方都市にはこう言った 日本の文化を伝える公演があまりないのでお客さんも興味津々。 これからも首都だけではなく、地方にも足を伸ばして 上方落語を伝えたい。 もどる |
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