2010 フランス公演日記
本文へジャンプ 4月28日 

2010年 フランス公演日記

2010年3月23日(火)〜4月1日(木)
3月30日(火) 鷲の巣村エズ

今日はフランス最終日。
丸1日オフなので少し足を伸ばして遠出してみることにした。
近くに“鷲の巣村”と呼ばれる崖の上の村エズという所に行ってみることに。
お香班と伊藤さんは今朝カンヌを発った。
残った落語班は、朝ロビーに集まってまず太鼓類を梱包。
太鼓二つをスーツケースにそれぞれ入れ、段ボールに入れる。
他のお香道具と一緒に日本まで郵送する。
そして、他のホテルに投宿している撮影班とカンヌ駅で合流して、列車でまずはニースへ。
40分ほどでニースに着いて、そこからバスに乗ろうとしたが時間が合わず、
タクシー2台に分乗してエズまで行くことにした。
天気予報は雨と言う事なので我々はホテルで傘を借りていた。
パラパラと断続的に雨が降っている。
ニース市内は渋滞で市内を抜けるのに30分近くかかってしまった。
やがてタクシーは山に向かって走り、小1時間でエズに到着。
小雨がパラついている。
まずは腹ごしらえをしてからと、レストランに入りそれぞれ注文。
食事の途中でアコーデオンの流しのじいさんなどもテーブルにやってくる。
ところが食事の途中から雨が激しくなり、村全体が雲の中で何も見えない。
食事が終わってからしばらくレストラン前のテントで様子見。
少し小降りになってきたので村に上っていくことにした。
傘を差しながら坂道を上るが、観光客は先ほどの激しい雨で村から降りたか、
エズの村は誰もいない。
でも迷路のような細いくねくね道が続く古い家並みは本当に雰囲気が良く、
宮崎駿のアニメの世界のよう。
雨もほとんどやんできて、雲も切れて下界が見えた。
しばらく細い路地を散策してたら、また雨が降り出した。
古い街並みは所々にレストランやホテル土産物屋などあったりするので、
雨が治まるまで土産物屋をのぞくことにする。
でも店を出てくると雨はどんどん激しくなり、道が川になってる。
しばらく雨宿りしてまた小雨になった頃を見計らって、
村から降りて村の入り口にある土産物屋を一軒ずつのぞいて降りていった。
帰りはバス。
山を下りるともう天気は回復してきた。
バスターミナルでトラムに乗り換えてニース駅へ。
ニース駅に着く頃には青空まで見えてきた。
また列車に乗ってカンヌに戻り、駅で一旦解散。
僕は駅からすぐ近くの小さな山シュバリエ山に登ってみた。
山と言っても10分ほどで登れる丘で、古い城壁跡から町が一望できる。
帰りにまた土産物屋をのぞいて一旦ホテルに戻ってメールチェックなどして、
フランス公演の打ち上げ。
昨日の昼食で行ったベトナム料理屋LE JADEがうまかったので、
打ち上げもここにした。
ワインで盛り上がり、また昨日と同じアイリッシュパブで仕上げ。
明日フランスを発つ。



古い街並みが残るエズで。
雨はやんだが雲の中。


細い路地が迷路のように続く。


シュバリエ山からはカンヌの街が一望できる。



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