2010 フランス公演日記
本文へジャンプ 4月14日 

2010年 フランス公演日記

2010年3月23日(火)〜4月1日(木)
3月27日(土) パリ公演2日目


今日も日本文化会館での公演は8時からだけど、
せっかくだから昼間に日本人向けの公演を設定した。
俳優のステファンにパリでの会場を見つけてもらった。
ステファンと奥さんで演出家のサンドリアーヌは芝居の構想を練るため、
フランス政府から派遣されて京都に半年滞在していた。
その芝居の題材が落語だったため、僕も何度かインタビューを受けたり、
古道具屋で買った三味線の皮を張り替えるために三味線屋を紹介したりと、
親交が続いていた。
でも日本人客を集めたり事務局となる人物が必要で、
日本語のできないステファンでは無理なので、
また知り合いのつてを頼って、パリでお菓子関連のライターで通訳もしている
斎藤さんに公演事務局をお願いした。
パリの9区にあるトレヴィス劇場は初めは170席と言う事だったが、
実際は270席の大きな劇場だった。
実際に宣伝を始めたのが2週間ほど前だったので、こんな大きな会場は必要ない。
古いけど落語がしやすそうな劇場。
使えそうな台に毛せんを掛け高座設営完了。
今日は日本人だけの公演なので
スクリーンやプロジェクターなどいらないので設営は楽。
音響・照明を調整して、昼過ぎにはほぼ準備できた。
近所の中華で麺類などみんなでズルズルすする。
ぼちぼちこういうあっさり系の物が欲しくなる時期。
ここもスタッフ休憩に1時間半あったけど、
料理が出るのが遅く、食事が終わったのはサウンドチェックの予定時刻前だった。
どうも1時間の昼休みでは食事ができない国らしい。
この公演は鳴り物の福矢やひろばも1席ずつやり、僕が2席。
お客さんは少なかったけど、皆久しぶりの落語に大いに笑って帰ってもらった。
終演後撤収してすぐに日本文化会館へ。
鳴り物やプロジェクターをセットして開演1時間前の7時まで自由時間にした。
みんなそれぞれ街に散って行き、僕は1時間ほどでメトロでモンマルトルまで行って
すぐに戻って来た。
今日も一杯のお客さんで、ノリもいい。
これでパリの3公演も終わり、残るはカンヌ1公演のみ。
夜はステファンにお奨めのレストラン紹介してもらって、オペラ座の近所までまたタクシーで移動。
エスカルゴ、おいしゅうございました。
明日はカンヌに移動する。



パリ9区にあるトレヴィス劇場。


古いけどいい雰囲気。ひろばを高座に座らせて照明調節中。


ステファンはパリでの3公演すべて見て、自分の芝居の参考にすべく
イラスト入りでメモってた。



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