2010 フランス公演日記 |
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2010年 フランス公演日記 2010年3月23日(火))〜4月1日(木) 3月23日(火) 日本出発 今日からフランス公演。 国連とカーネギーのNY公演から1ヶ月しか経ってないので準備が慌ただしかった。 11時関空発なので集合は9時。 今回は落語だけではなく、お香の紹介もあって「ウィットとパフューム」の国に 日本の「笑いと香り」を伝えるというのがテーマ。 僕のお香「香はるだんじ」を作ってもらってるお香屋さんの田中さん一行3人と、 いつもの鳴り物担当桂福矢、桂ひろば、三味線の花登益子に、 前回のNY公演から加わってくれてる友人のティム・カーンが字幕担当。 総勢8人でフランクフルト経由でパリへ向かう。 僕は貯まってたマイルが今月末に2万マイルぐらい消えるので、ビジネスクラスにアップグレードした。 荷物の積める重量も増えるし。 今回はこの荷物がネックだった。 最近欧州線はどことも荷物制限が厳しく、一人20kgまで。 太鼓や字幕機材、お香の道具などを入れると個人の荷物を減らしても 50kgぐらいオーバーしてしまう。 超過料金は往復で30万円を超える。 それで太鼓とお香道具は最初の公演地ヴィルファバールに別送した。 それでも17万ほどかかるが仕方がない。 フランクフルトで乗り継ぎ時間が1時間ちょっとしかなく、広い空港内の移動などあって、 間に合うか心配したけど追い風で早く着いたので、入国手続きもあったけど余裕だった。 午後6時頃パリのシャルル・ド・ゴール空港到着。 空港には今回支援していただいてる笹川日仏財団の伊藤さんと、DVDの撮影班が待っていた。 伊藤さんは2006年のフランス公演でもお世話になった。今回で2度目。 DVDはこのフランス公演の模様を撮影し、先月のNY公演のために作った4カ国語の字幕を選択して、 外国人も落語を楽しめるようにするもの。 今回は12人というかなり大所帯の公演となった。 ヴィルファバールまでは当初列車で移動するはずだったけど、 鉄道ストが予定されていたため、バスをチャーターしていた。 それぞれの荷物をバスに積み込んで3時間半ほどで着くと思っていたが 、渋滞や運転手の規定の休憩やらで5時間ほどかかってしまった。 夜中の12時過ぎにヴィルファバール到着。暗くてよくわからないけどすごい田舎のよう。 今回の公演場所は当地の指揮者ジェロームさんが作ったホールで、 アーティストが泊まれるように宿泊施設もある。 と言うより、周りにはホテルも何もないから宿泊施設も併設しはったよう。 暗いけど雰囲気のいい中庭がある。 それぞれ個室があてがわれ、部屋に荷物を置いて食堂で軽食をいただく。ワインが赤とロゼ、 樽ごと置かれているのがうれしい。さすがフランス。しかも飲み放題。 2時頃解散して部屋に戻った。 古い農家を改造して作られたホールFerme de Villefavard。 夜はライトアップされている。 ワイン飲みながら軽く食事。趣のある薪ストーブが食堂の中央に。 修道院のようにシンプルな僕の部屋。 もどる |
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