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2007年 ニューヨーク公演日記
2007年8月1日(水)〜8日(水)
8月4日(土)公演2日目
今日の開演は7時からなのでホテルの出発は4時40分。
それまで各自自由行動にした。
朝からタクシーで船着き場に行き、サークルラインに乗って自由の女神を見に行くことにした。
マンハッタンの南端のバッテリーパークからでも自由の女神は小さくしか見えず、船に乗らないとよく見えない。
切符を買って並んでいると、福矢が偶然現れた。
二人で船に乗って75分のハドソン川遊覧。
マンハッタンやニュージャージーを眺めながら自由の女神の前を通り、バッテリーパークでUターン。
元の船着き場に戻る。
船着き場で福矢と別れバスでグランド・セントラル・ステーションへ。
週末だからかバスの運転手は、本当は右側にしか停まらないのに「次は左側に停車します。ウソ」とか
「シートベルトをお閉めください、離陸します」とか、バス停の度にジョークを言う。
グランドセントラルのオイスターバーでビールを飲みながらクラムチャウダーと牡蠣で昼食。
昼からMOMA(近代美術館)に行き、さっと作品を鑑賞してホテルに戻った。
今日も暑い。NYに来てから暑い日が続き気温は32〜3度だけど湿気が多いようで蒸し暑く
、外を歩くとだらだら汗が流れる。
2月に来たときは−10℃の極寒の世界だったのに・・・
5時に劇場に入って準備。
鳴り物を組むぐらいなので準備もそれほど時間かからない。
楽屋に入ると僕の記事が掲載されたNYポストが届けられていた。
NYでは有名な新聞と言うことだったが、本来は芝居など記者が見て批評を書くので
3日ぐらいの公演では記事になることがない。
7月頭に来た時に、そこを何とかと頼み込み、着物で出掛けて行って
談話室のようなところで記者の前で落語のさわりを演じて見せた。
高橋さんにパソコンの字幕を操作してもらい、小咄や扇子・手拭いの使い方など実演して、
落語とはどんな物か説明した。
その甲斐あって写真入りでかなり大きく扱ってもらえた。
今日明日のアメリカ人の集客に少しは役立つだろう。
ところがまたしても字幕トラブル。
客入れしてからスクリーンを見るとタイトルの文字がすごく小さい。
昨日画面に文字が収まらず、すべての字幕を小さくしたが、今日はプロジェクターもちゃんと機能してる、
それで文字を大きくするようにインカムでマイケルに指示。
すでに客入れしてるので客に見えないようにPCからの信号を切って作業するように言った。
ところがそれがいけなかったのか、またしてもプロジェクター画面が小さくなり文字が切れる。
仕方がないので今日も小さな文字でやらないといけなくなってしまった。
後でマイケルに聞くと大きな文字よりも小さい方が読むのに目線の移動が少なくて早く読めるので、
これはこれでよかったという。
見やすかろうとあまり大きな文字にするのも考えもののよう。
7年間字幕で12カ国公演してきても、まだいろいろ発見があるもんや。
今日は200人ちょっとの入りだけど、今日もいいお客さんでとても反応もよい。
出だし、連日の睡眠不足と酒で少し喉が疲れてかすれ気味だったけど、
後半の皿屋敷の時はもう普通に戻っていた。
考えたら昨日はリハも含めて4席やってるし。
何とか喉も持ってくれますように。
終演後地元紙のインタビューの後、今日はインド料理で打ち上げ。
朝日新聞の篠塚さん、今回協賛していただいているオートバックスの天満さんや、
地元紙の記者の方なども含め20人ほどでワイワイ食事。
明日は最終日。後1日がんばろう。
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自由の女神をバックに。
自由の女神は船に乗らないとこんなに大きく見えない。
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NewYork Postに載った僕の記事。
写真は2月に来た時にタイムズスクエアで撮った物。
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前半は「お玉牛」。
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