2007 ニューヨーク公演日記
本文へジャンプ 8月10日 

2007年 ニューヨーク公演日記

2007年8月1日(水)〜8日(水)


8月2日(木)ヤンキースとシカゴ


劇場は今日は公演が入っているとかで使えず、舞台設営などの段取りは明日の公演日の朝からとなった。
他のメンバーは1日自由時間とし、朝から僕とマイケルは僕の部屋にこもって字幕の修正。
昼過ぎにあらかた修正が終わったので、僕も少し街に出てみる。
高橋さんにミュージカル「シカゴ」のディスカウント・クーポンをプリントアウトしてもらい、劇場で$111の席を$65で購入。
その後ヤンキースタジアムへ。
今日はヤンキースの試合がホームで1時からあるが、もうすでに2時を回っている。
喬若も見れたら試合を見たいと言うのでとりあえず球場に行ってみる。
駅の前がすぐ球場で駅から出るなりダフ屋に声をかけられる。
強烈にアタックしてくるがチケットブースは全部閉まってる。
イニングを聞くと3回だと言う。試合が始まって2時間近く経つというのに本当だろうか。
しきりにすべてソールドアウトだ、安くしとくと付きまとう。
少し値引き交渉して結局ダフ屋から額面$73の席を$30で購入。
ところが席がバラバラだった。
僕がゲートを通って、喬若が通ろうとしたら、喬若のカバンが大きすぎるとセキュリティーに言われ、
どこかに預けないといけない。
おまけに彼が着ていたレッドソックスのTシャツもだめだという。
喬若は松坂大輔に似ているのでレッドソックスのTシャツを着てきてた。
今日はホワイトソックス戦なのに・・・・。
親切なダフ屋で俺が預ける所に連れて行ってやると、喬若をどこかに連れて行った。
中でしばらく待ってると着替えた喬若も来て、それぞれの席へ。
ダフ屋から額面より安く買った席だけど意外にいい席だった。
僕の席はバックネット裏で通路より後。球場全体が正面からよく見える。
3回までは乱打戦だったようで10−8でヤンキースが負けている。
3時を回っているのにまだ4回。
試合を見ていると隣のアメリカ人がしきりに話しかけてくる。
日本人だとわかると「ボストンに日本のピッチャーがいるな」「ダイスケ・マツザカか?」「そうそう」
「シアトルのイチローも知ってるぞ」と日本人選手の名をいくつも出してくる。
そしてこの席をいくらで買ったと聞くので、$30だと答えると、一瞬「え!?」と言う表情になり、
会話が途切れた。
あんたはいくらで買ったと聞くと$85だと言う。
彼らは額面$73だけどボックス席を$85で買えたので満足してたら、隣の日本人が$30で買っていた。
少しショックだったよう。
いい席だけど売れ残って1席ずつになった席で、すでに3回を過ぎてたので
ダフ屋もただの紙切れになる前にとかなりダンピングしたよう。
結局ヤンキースは負けたけど松井も見られたし、席も安くなったしで僕らは満足。
地下鉄で喬若と別れ、少し街を散策して「シカゴ」の劇場へ。
選んだ席はメザニン・フロント(2階の正面前方)。
ダンスはすばらしいけどやはり時差ボケで睡魔が波状攻撃で訪れる。
日本人にとってこのブロードウェー観劇というのは、過酷な睡魔との戦いがついて回る。
芝居の後またホテル近くのカーネギー・デリでビールを買って、寝酒を飲んで床についた。
明日から公演が始まる。



ヤンキースタジアムでのセルフショット。
バックネット裏で球場全体がよく見渡せる。


打席に立つ松井。この日は4打数1安打。
読売新聞が巨人カラーでフェンスに広告を出している。


「シカゴ」のアンバサダー劇場にやってきた観客達。
8時前でも外はまだ明るい。



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