2002 ドイツ公演日記
本文へジャンプ 1月17日〜25日 



1月17日(木) 日本出発


今日からドイツ公演が始まる。
昨年夏の英仏公演の準備を進めているとき、ベルリンから招待状が来た。
ベルリンで「maulhelden」第1回国際言葉の芸術祭を開催する。
世界からいろんなコメディーを集めての芸術祭で
是非参加してほしいというような文面だった。
ケルンの日本文化会館からあなたのことを聞いたとある。
ケルンの日本文化会館は直接コンタクトはしてなかったが、
エジンバラフェスなどの公演が向こうに聞こえていたのかもしれない。
エジンバラにまでmaulheldenの担当者のシモンさんが来て
落語を聞いてくれた。
その後いろいろな交渉のあとケルンの日本文化会館と
ミュンヘンの日本領事館も加わって今回の3カ所の公演が決まった。
今回のツアーメンバーはいつものプロデューサー、マイケル・ジャックソンと
三味線のマルコ(住田益子)に、新しく太鼓担当の桂都んぼ君が加わった。
都合で成田発となったので伊丹空港に6:45集合。
6:30には全員が集まっていた。
まず伊丹から成田、成田からフランクフルト、フランクフルトからベルリンと
飛行機を3度乗り継いでベルリンまで向かう。
伊丹で荷物をベルリンまでノータッチで運んでもらう交渉をして、
最終目的地ベルリンまで運んでもらうことになった。
それぞれのスーツケースに大太鼓・締太鼓、座布団・毛せん、字幕機材など、
昨年の英仏公演に比べると少ないが総重量は95kg。
移動の度にこの荷物を運ばないといけない。
8時に伊丹を発ち、9:10に成田へ。
成田でお金を新しくなったユーロに両替。
成田で3時間ほど時間をつぶしてフランクフルトへ。
約12時間のフライトだがすごく空いていて一人で3席ほど使える。
エコノミーだったけどゆったりした旅だった。
時間どおり16時半頃フランクフルト着。
空港内は所々に雪が残っている。
かなり広い空港で滑走路からデッキまでが遠い。
着陸して地べたを走ってる時間がかなり長い。
飛行機を降りてから外を見るとはるか遠くに管制塔がぼんやり見える。
さすが欧州のハブ空港。
空港内、かなりの距離を移動して国内線へ。
すこし時間をつぶして18:30ベルリンへ。
これまた時間どおり19:35ベルリン、テーゲル空港着。
フィンガーデッキを出るとすぐに荷物の受け渡しコンベアーがあって、
そこを出るとすぐにタクシー乗り場があった。
こんなに飛行機から外が近い空港は初めて。
ワゴンタクシーに荷物を積み込みホテルへ。
ベルリンの宿はフォーラムホテル。
2年前の英国公演の最初の公演はロンドンのフォーラムホテルの宴会場だった。
同じ系列のホテル。
ところがフロントで名前を言うが予約が入ってない。
「KATURA」「MISHIMA」「JACKSON」どの名前もない。
調べてもらうと明日18日からの宿泊となってた。
maulheldenの事務局のミスのよう。
今までが順調に来ていたので、まずはご挨拶程度の小さなトラブル。
海外公演では何も起こらない方が少ない。
僕と都んぼ君がツインで、マイケル、マルコはそれぞれシングル。
部屋に入って電話回線を調べると、壁から直接コードがはえていて、
電話に直付けになっていた。
これではメールもHP更新できない。まいった。
とりあえず2階レストランで食事して11時頃部屋に戻る。
昨夜あまり寝てなかったので都んぼ君が風呂に入っているうちに眠ってしまった。



ドイツの国民性を知るため、フランクフルト空港で
一番下世話な新聞に目を通す小春団治氏


今年から流通が始まったユーロ紙幣


maulheldenのパンフレットに載った写真。結構扱いがいい。



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