著作権の有効期限の由来


そもそもの始まりは…

何年か前のNHKスペシャルで、やっていた物を記憶をたよりに書き出しています。そのため、内容があやふやです。間違いがあると思いますがとりあえず…。

最初に著作権を明確にしたのは、アメリカです。
一番最初の形は、著作物を作った者が死んだ後に残された家族がせめて、子供が成人するまでの間暮らして行けるようにするために20年間は、著作物が保護され、お金がその家族にわたるようにした制度です。20年経つとその著作物は、公共の物となり、誰でも自由に見たり聞いたり変更したりできるようになったのです。

最初の形は、あくまでも残された家族のための物だったのです。で、ここで面白いのは、保護期間が過ぎるとみんなの物になるということです。
一般に音楽、小説、漫画、とかは、本来の意味でオリジナルといえるのはあまり無く、よくよく見てみると、一定のパターンの組み合わせや、別の作家の影響をあからさまに受けていたりします。要するに過去に作られた物を参考にして新しい物を作り出すという事を繰り返しやって発展しているのです。
それは、どんな人でも何かを始める時、最初は「模倣」から始めると思います。そしてそこから上達して行くと自分として独自の物が徐々に加わって行くというのがほとんどだと思います。
こういったことが、必要なだと分かっている人が作ったので、一定期間がすぎると公共の財産となるという形になったのです。要するに作者が死んだ後も永遠に子孫や、権利を譲り受けた物が所有する有形の財産ではなく、いつかは、公共の物にならなければならないといことです。

今の著作権の考え方が最初の頃とだいぶ変質しているのが分かると思います。

投稿日時: 土 - 2月 28, 2004 at 01:42 午後