フリーマントル ノース・フリーマントル ![]() ![]() マーケットを出てすぐフリーマントル旧刑務所に着いた。ここもパースに来たら必ず訪れたかった観光ポイントのひとつ。前に友人に借りた「ショーシャンクの青空」(正しい名前は忘れてしまった)という映画の舞台だかロケ地だかになったと前に新聞で読んだことがあって、ぜひ行ってみたいと思っていた。まず、受付のようなところで電話の子機のような通訳してくれる機械を借りた。トラベラーズチェックで払おうとしたら使えないと言われてしまった。しかたなく1枚だけ入っていた$10札を払ってしまった。トラベラーズチェックはこうなるとただの紙切れだ。残りのコインを数えてみたら$7あった。私のこのときの全財産だ。パースの街に戻る電車賃は$2.5なのでとりあえず帰ることは出来るけど、なんだか不安だ。 お金を払って外に出たらおねえさんが「こっち、こっち」と手招きしていて、行ってみるともう男性の旧刑務所内を見学するツアーは始まっていた。とってもやさしそうなおじさんと一緒に総勢12人くらいで説明を聞きながら旧刑務所内を見学する。いちいち扉の鍵を閉めたりしていて厳重体制だった。おじさんは説明を始める前に必ず私に「ニヒャクジュウゴゥ」と言って教えてくれた。その番号を押すと日本語の説明テープを聞くことが出来る。テープの説明よりたいがいはおじさんの説明のほうが長くて、私はちょっと損した気分だった。昔は焼きたてのパンは体に良くないと言われていたようで、服役していた囚人たちも1日ずらしてパンを食べていたそうだ。焼きたてのパンほどおいしいものはないのに。ここの独房にはトイレがなく、バケツがトイレ代わりだった。囚人たちは午前中は働いて、午後は夕食まで暑い日も寒い日も雨の日も運動場(写真)で過ごしていた。 ![]() 見学が終わって、女性刑務所のツアーが始まっているとのことだったので、私とイギリス人の女性で追いかけていった。ツアーの人たちは塔の上にいるんだけど、そこへの行き方が分からず二人でおろおろしていた。そうこうしているうちにツアーの人たちが降りてきて無事合流。こっちはなんだかあんんまり覚えていない。 ![]() フリーマントルからロットネス島へのフェリー(ROTTNES EXPRESS)が出ていると地球の歩き方に載っていたので行ってみた。今から行くとフェリー代は$34するのに島には1時間しかいることが出来ないので諦める。気が向いたら最終日に行こう。 フリーマントルから電車に乗って次のノースフリーマントルで降りてみた。近くにとってもきれいで広々としたビーチがある。そこでさっきかったメロンを食べようとしたらスプーンがないのに気がついて、しょうがないからペットボトルのふたを使って食べた。蝿がよってくるかと思ったらそうでもなく、食べていないときの方が蝿と戦っていた。ビーチで寝転がってぼーっとしていたら靴下焼けをしてしまい、あわてて裸足になって焼けたところにだけ日焼け止めを塗った。けど遅かった…。日本に帰ったら冬だからよかった…。でもフリーマントルにいた時点で鼻の頭は真っ赤っかでみっともないことになってしまった。2時間くらいそこにいてパースに戻った。 ![]() ノースフリーマントルのビーチ(名前は不明) 夕食はノースブリッジのアジアンモールへ行ってみた。シーフード焼きビーフンを注文した。一口食べてあまりのおいしさに目が丸くなった。このうれしい気持ちを誰かと分かち合いたかった。やっぱり食事のときひとりっていうのは寂しい。今日は日曜日。明日からの仕事に備えてか、昨日、一昨日の騒々しさが嘘のよう。今日はゆっくり眠れそう。
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