□■ 6日目 * 11/22 ■□
"PINNNCLES ONE DAY TOUR"
by Redback Safaris
(ピナクルズ、Hangover Bay、サンドサーフィン)
 

 
6:00起床。目覚まし時計が必要なのは今日で終わり。イカレポンチな時計だけど無事機能を果たしてくれてよかった…。今日は泊まっているブリタニア・ユースホステルの前までピナクルズのツアーの車が迎えに来てくれる。ピナクルズへ行くツアーはいくつかあって、私が選んだツアーは 『エアコン付きの4WDでピナクルズ』と『白い砂浜のビーチ』へ行くのと『砂丘でスノーボードが出来る』というのが売り。ピナクルズへ行ってコアラを見る(抱っこはできない)というツアーもあったけど、今回はアクティブな旅になっているのでサンドボードもやらなくちゃでしょーと思い、この Redback Safaris に決めた。バスでピナクルズへ行くツアーもあるけど、それだと砂漠の中には入れないとのことだ。
 
7:10に Redback Safaris と書いてある車が来たけど通りすぎて角を曲がったノースブリッジ・ユースホステルに行ってしまった。あれ?!と行ってみるとツアーガイドが持っていた紙に私の名前がなかった。自分で予約したのならものすごく不安になるけど、パース・ツーリスト・インフォメーションの日本人のお姉さんに予約をお願いしたから間違えていることはない。ツアーガイドのお兄さんは違う車が迎えに来るよと言って出発してしまった。ブリタニアに戻り車が来るのを待っていたけど待ち合わせ時間を30分過ぎても来ない。予約してくれたヨシコさんは「この間、私もピナクルズのツアーに参加したけど集合時間より30分送れてバスが来たから、車が来なくても心配しないで気長に待ってて」と言っていたけどやっぱり不安だ。ユースホステルの入り口で待っている人にピナクルズのツアーを待っているのか聞いたら、ロットネス島へ行くんだと行っていた。頭の中でRedbackに電話する文章を考えながら、明日は日本に帰るし、もうピナクルズへは行かれないのかとちょっと思い始めていたら、車が来た。35分遅れ。ガイドのおっちゃんは「寝坊しちゃったよ〜」なんて言っていた。おいおい…。
 

参加したツアーのパンフレット

 ガイド兼運転手のおっちゃん、日本人の女の子3人、男の子1人、インドネシア人2人、ドイツ人女性2人、イギリス人カップル1組の総勢11人を乗せたトラックは一路ピナクルズへ向った。途中の休憩のときあまりの蝿の多さに驚いた。アフリカの旅番組とか見てると顔に3匹くらい蝿がとまって平気な顔してるけど、まさにあんな感じ。じっとしてるとリュックに10匹くらい蝿がとまってるし、顔にも…。とにかくじっとしていられない。ワーホリの女の子ケイコちゃんは「ピナクルズはもっとすごいよ」と言っていた。うっ…。車を乗り降りするときに車内に蝿がいっぱい入ってきちゃうから、出発と同時に窓を開け、みんなで蝿を車外に追い出した。
 
 ガイドのおっちゃんの提案で自己紹介をすることになった。私は名前を言ってからちょっと考えて、"I'm sorry, I can't speak English" と言ったらみんなが「そんなことないわよ」って言ってくれた。インドネシア人の女の子はひとりはシンガポールに留学中で、もうひとりはシンガポールで仕事をしているそうだ。イギリス人カップルはタイ、マレーシア、インドネシアと南下してきてオーストラリアの次はフィジーなどミクロネシアの島へ行き、アメリカ、メキシコ…と旅を続けるのだそう。カップルで世界一周だなんてうらやましすぎるゾ。
 
ピナクルズに到着!でも私は着いた場所はミニピナクルズだと思っていた。これは前菜で次にメインがあるのだと…。確かに地面は砂漠なんだけど、周りに木がたくさん生えてるし、もっと地平線とかあるような広大な砂漠だと思っていたから、ちょっと間抜けな感じだった(公園の一部しか見てないんだと思う)。そして蝿!もんのすごい数だ。写真を撮るとき意外は顔をめがけてくる蝿をずーっと手ではらっていた。なんか文句ばっかり言ってるけど、青い空と黄色い砂漠の景色はすばらしく、灼熱の太陽の下、砂漠を歩いてワイルドって感じだった。
  
 
 

 
  
次に Hangover Bay へ行った。ピナクルズのツアーにはピナクルズ以外におまけの売りがあって、国立公園に行ってコアラを見る(たしか抱っこはできなかったと思う)とか…あと忘れちゃったけど、いろんなツアーがあった。サンドボードができるのが魅力で私はレッド・バックにした。Hangover Bay は特に気にも止めず「そこでランチするのかなー」くらいにしか思っていなかった。でもでも!すごいよ、このビーチ!まーっしろな砂浜で海の透明度も抜群。私は今までにビーチといえばハワイかバリ島か…くらいしか行ったことないけど、どこよりもキレイだった。フィリピンの小さい島とかモルディブとかはこんなんなのかなーと思っちゃうくらい美しかった。私は水着は持ってきていなかったので、ここではケイコちゃんとのんびりおしゃべりをしていた。佐野量子似のケイコちゃんは21歳だったかな?とにかく若いけど、自分は同い年くらいの子たちとは話が合わないと言っていた。ふたりで「今の若い子は…」みたいな話をしていて、確かに28歳の私と話が合うのだ。そういえば、私がロッキンハムでイルカと泳いだ話をしたら、ケイコちゃんは「モンキーマイアに行ったけど、海岸にくるイルカに餌をあげるだけでちっとも良くなかった」と言っていた。
 
 
 
 
 
ランチはお土産屋さんみたいなところで、インドネシア人のふたりとケイコちゃんと4人で一緒にサンドウィッチを作って食べた。留学生の子はチリソースをた〜っぷり塗っていて、もうひとりのインドネシア人の子に「チリクイーン」とか言われていた。チリソースたっぷりのサンドウィッチを熱いコーヒーと一緒に食べていて、「冷たい飲み物じゃなくて大丈夫?」って聞いたら、「熱い飲み物は飲んだときにカーッと辛いけど辛さが引くのが早い。冷たい飲み物はたくさん飲まないと辛さが引かない」と言っていた。なるほどねぇ。
 
インドネシアといえばバリ島。私はバリ島に行ったことがあると言ったら「バリ島とロンボク島はベリービューティフル!日本人の女の子がいっぱい来ます。でもバリの男性には気を付けて!」と言っていた。
 
次はサンドボードをしに真っ白い砂丘へ行った。足が砂に埋まりながら砂丘を登ると、ずーっと砂丘が広がっていて驚いた。うしろを向くと真っ青な海。この景色は感動した。スノーボードの板みたいなのの裏にロウを擦り付けてお尻の下に敷き、一気に砂丘を滑り降りる。ものすごくおもしろい!砂丘を登るのは辛いけど、何度も夢中で滑った。
 
 
山の向こうも砂丘がいっぱい
 
 
これは滑ってないの。ただ板の上に乗ってるだけ
そして、おっちゃんに転べと言われ、寝っ転がってみた
ホントだってば
 
楽しいサンドボードはあっという間に終わってしまい、パースの街へ戻った。帰り道、グランドにカンガルーみたいなのの小さいのを見つけ、車を降りてそっと近づいて見たた。カンガルーって近くで見ると意外と大きくて怖いらしいけど、この子たちはそんなに大きくなくて愛くるしい顔をしていて、うらめしや〜のポーズがとってもかわいい。ピョンピョン跳ねているのも見た。これで充分オーストラリアを満喫したなーと思った。
 
  
 
今夜はオーストラリア最後の夜なので、心残りのないように昨日行ったアジア料理の屋台に行ったけど休みでがっかり。すっかりラーメンモードになっていたので、ユースの下にあるチャイナレストランでワンタンエッグヌードルを食べた。これまたすんごくおいしい!!さっぱりスープに細い麺が最高。おいしいついでにフライド・バナナ・スティッキー・ライスというデザートも頼んだ。“スティッキー”の意味がわからず店員さんに聞いたら、どうも私が想像していた“スティック状のもの”とは違うみたい。どんなものが来るかドキドキしていたら、バナナのまわりにごはんをまぶして油で揚げたものの上にアイスクリームがのっていた。スティッキーとはネバネバするということで、ごはんがちょっとお餅みたいになっていて、中身のバナナもまったりしていて、まわりがカリッとしていてなかなかおいしかった。これで sticky という意味は忘れない。
 
  
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