9月25日(木) 脇野沢〜十三湖

朝、YH近くの牛の首というところへカモシカを見に行く。
YHの人によると、今このあたりには3頭のカモシカがいてかなりの確率でカモシカに
あえるという。
そうか、本命ぐりぐりやな、よっしゃ、と軽い気持ちで出かけたのだが、結果はだめだ
った。時間が30分ぐらいしかなくてあせってしまい、ゆっくり山を見ることができな
かった。残念。
かわりといってはなんだが、ジャンさんの乗った青森行き高速フェリーが見えた。
思い切り手を振ったが、見えただろうか?

脇野沢の村の中では、畑にずいぶんものものしい柵がしてある。
以前テレビで見たことがあるのだが、これはニホンザルの食害から作物をまもるための
もので、電流が流れているのだ。柵にバッテリーが取り付けられていた。
どのくらい効果があるのだろう。さすがにさわってみる気にはならなかったが、
YHの人は触ったことがあるという。
「けっこうびりっときますよ。死ぬほどじゃないけど」
とのこと。
「さわってみます?」
ときかれたが、やっぱり
「いや、やめときます」

10時10分発のフェリーで、脇野沢から津軽半島の蟹田へ渡る。
よくぞこんなところにフェリーが、と思ったが、その分ちょっと値段は高い。
乗客は6、7人というところか。ひょっとすると乗務員のほうが多いかもしれない。
一番前の席に座り、おお、ええ景色やなあ、などと思っていたら、
揺れがけっこうあり、気持ち悪くなってしまった。
失敗、失敗。

蟹田に上陸し、十三湖を目指す。
蟹田は実に美しい町で、町中がコスモスや除虫菊やサルビアなどの花でいっぱいだ。
天気がいいこともあって、とてもいい気分で走ることができた。

十三湖のあたりを走っているとき、工事現場で休憩していたおじさん達に
声をかけられた。
「おーい、ジュースのまんかー。アイスクリームもあるぞー」
ありがたや、とご馳走になる。
20分ぐらいそこで話こみ、楽しい時間を過ごすことができた。
ありがとうございました。そして、ごちそうさまでした。

本日の走行距離 40.27km
宿泊地 十三湖の近く